ある40代女性の生活

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G7: 危険なほど寒い開催地 G20が中心へ

2010年02月08日 08時35分41秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「G7「国債残高 金メダル級」 菅氏、財政再建を約束 「危険なほど寒い」開催地、議論親密」という記事がありました。

G7が開催されたイカルウィット(カナダ)は、気温がマイナス20~30度になる「危険なほど寒い」開催地なのだそうです。

通常、G7(主要7カ国税務相・中央銀行総裁会議)は、各国を代表する都市で開催されることが多いです。
過去3回を見ても、イスタンブール(トルコ)、ワシントン(アメリカ)、ローマ(イタリア)でした。

今回は、カナダのオタワからはるかに北に位置し、北極圏まで約300キロメートル、イヌイットが暮らすヌナブト準州の州都、イカルウィットになりました。

アメリカ財務省幹部も、「危険なほど寒い」と評し、会議出席者が犬ぞりを体験するイベントも用意されました。

宿泊施設も限られるため、日本銀行からの出席者は「白川総裁ら4人」(日銀関係者)、財務省も出席者を大幅に絞り込みました。

選定理由について、議長国カナダのフレアティ財務相は、
「より率直で、集中した対話になり、G7のルーツに戻るだろう」と語ります。

G7は、1970年代に、少数の主要国が為替を話し合う「秘密会合」として始まりました。

参加国関係者からは、「実際は、思いつきで言い始めた大臣を周囲が止められなかっただけ」との声もありますが、2月5日夜に閣僚らだけで行った討議は、近年、例がないほど親密な議論になったといいます。

2月5日に夕食会では、菅財務相が、
「我が国の国債残高は、オリンピックであれば金メダルが間違いなくもらえる水準(218.6%)だ」と自嘲気味に財政の苦しさを語る場面もあったということです。
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記事によると、
G7は2月6日に閉幕し、12年半ぶりに共同声明は出さない見通しです。

昨年9月、G20(中国など新興国も加わる)が、国際経済検討の最重要の枠組みに格上げされました。

G7は、前回の「イスタンブールG7」から、「脇役」に格下げにするとの認識は、各国間での共通認識になっている、とありました。

なるほど、世界経済を話し合うのに、世界2位になりつつある中国や影響力が大きい新興国抜も一緒に決めることが必要でしょう。

ウィキペディア「G20」を見たら、
G7のカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカ合衆国、欧州連合に加え、

中国、インド、ブラジル、韓国、アルゼンチン、オーストラリア、サウジアラビア、トルコ、南アフリカ共和国、 メキシコ、ロシア、インドネシアが入っていました。


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国境なき医師団: 最多派遣の看護師 田村美里さん

2010年02月08日 07時15分55秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと 「国境なき医師団日本」から最多派遣の看護師・助産婦 田村美里さん」という記事がありました。

田村美里さん(44歳)は、NPO「国境なき医師団」から、これまで最多の9回海外へ派遣されたのだそうです。

田村さんは、札幌市内の看護学校を卒業後、助産婦の資格も取得しました。

国内の病院を転々とし、2003年から、NPO「国境なき医師団日本」の派遣でアフリカへ行きます。

これまで9回派遣され、通算滞在期間は4年半になり、7カ国以上へ行きました。

当初は、「全員助ける」と意気込みました。
今は、「自立できるよう指導することが任務」と感じるそうです。

コンゴに派遣されたときは、月に200件のレイプ相談がありました。

スタッフへは、被害者への対応を指導する一方、カウンセリングも受けさせました。
自分も、リポートを読んだ際、心が沈んだからです。

「安全な国に生まれてよかった」と思わなければ、やりきれない状況でした。

「日本で助かる命が、アフリカなら助からないのは、納得いかない」という信念があります。
日本も、医師不足による病院のいらい回しによる妊婦の死亡事故など、産婦人科医療が置かれている危機的な状況もあります。

昨年11月に中央アフリカから帰国し、1月にまたコンゴへ。

「帰国するころにはいつも疲弊し切ってしまう」のに、なぜまたすぐ?の質問に、

「そうすることが普通になってしまったから」という答えでした。
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「国境なき医師団」は、1971年にフランスで設立されたNPOです。
(ホームページhttp://www.msf.or.jp/about/about.html参照)。

世界19カ国に支部があり、医師、看護師をはじめとする4600人以上の海外派遣スタッフが、2万4千人の現地スタッフとともに、世界65ヵ国で援助活動を行っています(2008年度)。

田村美里さんのインタビュー記事もありました。

「難民の人たちをどう思いますか?」の質問に、

「難民と聞くと「かわいそうな人たち」と思いがちです。確かに、自分たちの国や町にいられない状況になって逃げてきたという意味では、気の毒な背景を持った人たちですが、  だからといっていつまでも「自分はかわいそう」と悲嘆にくれているわけではないのです。

彼らは常に前向き!です。だからキャンプ内で仕事を見つけて働くし、自治活動もあれば市場もできるし、子どももたくさん生まれています(悲嘆にくれていたら、妊娠するでしょうか?)。そういった意味で、彼らは私に元気をくれたし、私はキャンプ内の活動が好きです」と話されていました(http://www.msf.or.jp/news/2009/06/1834.php参照)。


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