ある40代女性の生活

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国債: こんなに発行して大丈夫か、金利がポイント

2009年12月28日 08時40分39秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ニュースがわからん! 国債、こんなに発行して大丈夫?」という記事がありました。

ニュースの背景を、分かりやすく解説してくれるコーナーです。

来年度の予算案が決まり、国債の新規発行額が44.3兆円、歳入に占める国債への依存度が48%となりました。

いずれも当初予算では過去最大です。

主要国の中でも、最も「借金体質」になっています。

主要国政府の債務残高の水準(国内総生産との比較、2010年)
  日本   197.2%
  フランス  92.5%
  アメリカ  92.4%
  イギリス  83.1%
  ドイツ   82.0%
2位フランスの2倍以上あります。

国債は、1990年代から発行額が増え、2010年末の残高は637兆円になる見通しです。

国債などの政府政務残高を国内総生産(GDP)比で見ると、来年の見通しで、ギリシャ(EU内で問題になっている)が124%、日本の197%のほうが大きくなります。

ギリシャの場合は、海外投資家が7割を保有しますが、日本は1割未満(約6%)で、アメリカやドイツに比べてもかなり低い水準です。

日本の国債は、ほとんどを国内の金融機関などが買っていて、家の中で貸し借りしている状態なのだそうです。

長期金利も今のところ1.3%程度の低い水準で安定しています。

「国債を発行できなくなる限度はあるの?」という質問に、

国債の残高が膨れ上がり、きちんと返してくれるか不安になって買い手が減ると、金利を高くしないと売れなくなります。

高い金利で国内の資金を集めてしまうと、民間に資金が回らず、経済に悪影響が及びます。
税収が減り、ますます国の財政が苦しくなる、そういう悪循環に陥るときが限界でしょう。

「実際に例はあるの?」

2001年にアルゼンチンが、財政赤字と通貨危機で政府の対外債務を返済できなくなりました。
新たな国債の発行が難しくなり、緊縮財政が続きました。

ギリシャでは、最近、前政権が財政赤字をごまかしていたことがわかり、国債の格付けが下がりました。
国債の金利がはね上がり、財政赤字削減のため、政府は社会保障費の1割削減を打ち出しました。

「日本の今後は心配ないの?」

日本の個人金融資産(預貯金など)は、約1400兆円あり、住宅ローンなどの負債を引くと、約1000兆円になります。

地方自治体も財政難なので、国と地方の長期債務残高は、2010年度末で862兆円になる見通しです。

高齢化で、資産の取り崩しが進むと、国内で国債をまかなえるかでの金融資産が維持できるか疑問です。

やがて買い手が足りなくなるかもしれないよ、ということでした。
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国内総生産の2倍の借金、家計だったら、年収の2倍の借金をかかえている状態のようです。

これはちゃんと返せるのでしょうか。

国債の金利1.3%は低いと思っていましたが、いい面もあるのですね。

退職金を為替の影響を受けない国債で運用しようと考える人も多いと思います。

もし、宝くじで3億円当たっても、金利が1.3%だと、単純計算で
  1億円 金利の年収130万円
  3億円 金利の年収390万円

宝くじを当ても、仕事を辞め金利だけで豪華な生活をエンジョイという訳にはいかないようです。


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佐々木蔵之介さん: 父親は京都の造り酒屋、芸名も

2009年12月28日 07時18分23秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「おやじのせなか 佐々木蔵之介さん 家の酒蔵から芸名くれた」という記事がありました。

有名な方が、自分の父親について話してくださるコーナーです。

俳優の佐々木蔵之介さんのお父さんは、佐々木さんの実家である京都の造り酒屋(創業は明治時代)の跡継ぎになるため、幼い頃に養子として佐々木家に来ました。

大学で発酵学を学び、もうすぐ卒業というときに創業者が亡くなり、従業員の生活を背負い、年上の杜氏を動かす立場になられました。

プレッシャーは大きかったようで、子どもだった蔵之介さんが「ご飯やで」と呼びに行っても、生返事で帳簿をつけていらっしゃいました。

自分がレールを敷かれた人生だったためか、3人の息子の誰にも「家業を継げ」とはおっしゃらなかったそうです。

次男の蔵之介さんが「蔵元になるのも悪くない」と言ったら、とても喜ばれました。

蔵之介さんは、酒造りを学ぶため、神戸大学農学部に入学し、商売にはコミュニケーション力も必要だろうからと、軽い気持ちで演劇を始めました。

お父さんも、大学時代は似た理由で弁論部に在籍されたので、「腹から声を出すんだ」と教えてくれました。

芸名も、新人公演のチラシ入稿前日に、蔵之介さんが先輩から「芸名どうする?」と電話をもらい、お父さんが「家に酒蔵があるから、『蔵之介』でどうや」と提案されて決まりました。

蔵之介さんは、大学卒業後、酒造り以外の世界も見ておこうと、広告会社に入社します。

大阪勤務だったので、演劇も続けましたが、家業は継ぐつもりでした。

しかし、東京の劇団から2カ月半の客演依頼があり、会社を辞めました。

「役者に専念したい」と正坐して、お父さんに話したところ、さすがに顔色が変わられたということです。
家業は、弟さんが継ぐことになりました。

休みになると、実家に帰り、お父さんと酒を酌み交わされるそうです。
お父さんの、純粋においしいお酒を造りたいという真剣さは、刺激になるということです。
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最初は、酒造りのために大学に入り、演劇を始められたのに、役者がだんだん本業になっていくとは、人生は分からないものだと思いました。


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