ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック早割

2014-02-10 07:42:47 | フジロック
フジロッカーズの皆様、早割の申し込みはお済みですか? かく言う私も、まだ申し込んでないんですけどね…。ま、抽選ですからね。

この早割が抽選販売されるようになって以来、何故か毎年、当たり前のように当選していた私ですが、ここ2年、ハズレが続いてるんです。初めてハズレた一昨年は、「あ!ハズレるんだ…」と驚いたものですが、去年もまたハズレてしまった今、今年もまったく当たる気がしません。実は結構な倍率なんですかね?


フジロック・フェスティヴァル早割の申し込みは、2/8(土)10:00 ~ 2/16(日)23:00まで。 イープラス及びローソンチケットです。

詳細はオフィシャルサイトまで→http://www.fujirockfestival.com/




さて、それはそうとソチ・オリンピックの上村愛子さん、メダルに届かなかったのは残念でしたが、素晴らしい滑りでしたね。4位入賞おめでとうございます!!



雪ジャケ

2014-02-08 11:05:32 | SSW
BRUCE COCKBOURN

東京は雪が降っています。そして積もっています。どこまで降り続けるやら、積もるやら。

という訳で、「雪ジャケ」です。しかも定番です。カナダのシンガー・ソング・ライター、ブルース・コバーン。71年のセカンド作「HIGH WINDS, WHITE SKY」。ブルース・コバーンのギター弾き語りを中心に、どことなく神秘的な空気を感じさせる作品。その落ち着いた作風と、繊細な歌声は、しんしんと降り積もる雪景色を眺めながら聴くとまた格別。




~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!

 13.01.14 雪ジャケ MUD ACRES / WOODSTOCK MOUNTAINS/a>
 12.01.23 雪ジャケ STEPHEN STILLS / STEPHEN STILLS

バックコーラスの歌姫たち

2014-02-04 15:22:38 | ソウル、ファンク
先日、Bunkamura ル・シネマにて映画「バックコーラスの歌姫たち」を観てまいりました。

*映画の内容と重なる部分もありますので、これから映画を観に行かれる方はご注意ください。



監督は「リスペクト・ユアセルフ~スタックス・ストーリー」、「マディ・ウォーターズ・キャント・ビー・サティスファイド」、「ジョニー・キャッシュズ・アメリカ」等、数々の音楽ドキュメンタリーを手掛けてきたモーガン・ネヴィル。原題は「20 Feet from Stardom」。スターダムまで20フィート、約6メートル。つまりステージ中央で歌う “スター” から6メートル離れたところで歌う “バックー・シンガー” 達の物語。一見短く感じるこの6メートルが、彼女達の長い歌手人生を物語る。

物語の核となるシンガーは、ダーレン・ラヴ、メリー・クレイトン、クラウディア・リニア、リサ・フィッシャー、タタ・ヴェガ、そしてジュディス・ヒルの6人。それぞれに物語があって、それぞれに歌があって。彼女達の生き様を背負ったその歌の数々に、思わず目が熱くなりましたね。もちろん出演者は彼女達だけではなく、数々の名盤を彩った様々なバック・シンガー達が当時を振り返り、ブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガー、スティーヴィ・ワンダー、スティングなど、バック・コーラスの歌姫達とは対照的なスター達も証言者として登場します。また当時の貴重な映像には思わず身を乗り出してしまいました。ですがここでは、映画の内容としての具体的な話はあまりしないようにします。とにかく、厳しい音楽業界の中で翻弄された歌手達の苦悩と悲哀、そして音楽への愛情と、歌の持つ力、その素晴らしさに胸を打たれます。


さて、若いジュディス・ヒルについては映画の方にお任せして、我がブログでは、ダーレン・ラヴ、メリー・クレイトン、クラウディア・リニア、リサ・フィッシャー、タタ・ヴェガの5人について、その代表作と共に簡単に紹介したいと思います。



DARLENE LOVE / THE BEST OF DARLENE LOVE
60年代にダーレン・ラヴがフィル・スペクターの元で録音した音源集。ザ・ブロッサムズ(リード・ヴォーカルはダーレン・ラヴ)が歌ってザ・クリスタルズ名義でリリースされ全米No.1となった「He's A Rebel」を始め、63年のソロ・デビュー曲「(Today I Met) The Boy I'm Gonna Marry」(全米39位)など、フィル・スペクターがプロデュース、ジャック・ニッチェがアレンジという、60年代、黄金のフィレス・サウンドがたっぷり。

1941年カリフォルニア州生まれのダーレン・ラヴ。やはり全盛期はフィレス時代ということになりますが、フィル・スペクター王国での活動は一筋縄ではいかなかったようです。彼女がリード・シンガーを務める3人組ブロッサムズが録音した「He's A Rebel」が、彼女達とはまったく関係のないクリスタルズのシングルとしてリリースされ大ヒットしてしまったのは有名な話。ですが、上記のCDに纏められているように、ダーレン・ラヴ名義のシングルも残されていますし、名盤「A CHRISTMAS GIFT FOR YOU FROM PHIL SPECTOR」から生まれたクリスマス・クラシック「Christmas (Baby Please Come Home)」を歌っているのも彼女ですから、フィレスの歌姫としての足跡はしっかりと残していますよね~。

フィレス以外では、サム・クック、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラなど大物のバック・シンガーも務めたそうです。2011年にはロックの殿堂入りも果たしています。




MERRY CLAYTON / GIMME SHELTER
ローリング・ストーンズ「Gimme Shelter」への客演で有名なメリー・クレイトン。その翌年(1970年)にODEレーベルからリリースされた初ソロ・アルバム、その名も「GIMME SHELTER」。プロデュースはルー・アドラー。バックにはデヴィッド・T・ウォーカー、ジョー・サンプル、ビリー・プレストン、ボブ・ウエスト、ポ-ル・ハンフリーなどが参加。ジェイムス・テイラー、ポール・サイモン、ヴァン・モリスンなどの曲をパワフルに歌い上げる。もちろん「Gimme Shelter」をメリーが一人で歌うカヴァーも収録。

1948年ニューオーリンズ生まれのメリー・クレイトン。60年代後半にレイ・チャールズのバック・コーラス隊、レイレッツで活躍していましたが、何と言ってもストーンズ「Gimme Shelter」におけるミック・ジャガーとのデュエットが有名。70年代にはODEから「GIMME SHELTER」を含む3枚のソロ・アルバムを発表。また、キャロル・キング、ジョー・コッカー、ジェシ・エド・デイヴィス、レイナード・スキナードなど、数多の作品でバックコーラスを務めています。ちなみにリトル・フィートのパーカッション奏者、サム・クレイトンはメリーの弟さんだそうです。



CLAUDIA LENNEAR / PHEW!
デヴィッド・ボウイ「Lady Grinning Soul」、そしてローリング・ストーンズ「Brown Sugar」のモデルと言われるクラウディア・リニア。彼女が73年にリリースした唯一のソロ作がこの「PHEW!」です。アナログA面にあたる前半5曲はジム・ディッキンソン(p,g)、マイク・アトリー(org)、トミー・マクルーア(b)のディキシー・フライヤーズ組にライ・クーダー(g)が加わり、アナログB面に当たる後半5曲は、楽曲提供からホーン・アレンジ、ピアノとアラン・トゥーサンが辣腕を振るい、チャック・レイニー(b)、ジム・ケルトナー(ds)、マーリーン・グリーン(g)、スプーナー・オールダム(el-p)達が脇を支えるという豪華布陣。もちろん何処か甘い可憐さを感じさせるクラウディアの歌声も魅力的!

元々、クラウディア・リニアはアイク&ティナ・ターナーのバック・コーラス隊アイケッツのメンバーでした。69年、ローリング・ストーンズがアイク&ティナ・ターナーを伴って北米ツアーを行った際にクラウディアはミック・ジャガーと親交を結び、そして「Brown Sugar」に繋がったとか。その後はジョー・コッカーの「MAD DOGS & ENGLISHMEN‎」、レオン・ラッセル「LEON RUSSELL AND THE SHELTER PEOPLE」、ドン・ニックス「LIVING BY THE DAYS」、ジョージ・ハリスンの「THE CONCERT FOR BANGLADESH」などでバック・ヴォーカルを務めています。

70年代は、いわゆるスワンプ・ロック全盛期で、メリー・クレイトンやクラウディア・リニアのような黒人女性シンガーは引っ張りだこでした。スワンプに限らず、黒人女性コーラスを入れてゴスペルっぽさをロックに加えるというのが流行だったのでしょうね。他にも、クライディー・キング、 ヴァネッタ・フィールズなどが、当時のロックにブラックな息吹で華を添えました。



TATA VEGA / TOTALLY TATA
モータウン(タムラ)からのタタ・ヴェガの2ndアルバム。77年作。モダンなソウル・サウンドにタタの抜群の歌唱力が遺憾なく発揮された好盤。「Come in Heaven Earth is Calling」のようなスローでの感情表現も見事ですが、「Jesus Take Me Higher」や、「It's Too Late」のようなアップテンポのダンサー曲での抜群のリズム感とスピード感が堪らなく心地よい。「You'll Never Rock Alone」は近年フリー・ソウル方面でも再評価されました。アレンジを務めるアル・ジョンソンの存在も大きいですね。

1951年ニューヨーク生まれのタタ・ヴェガ。活動当初はロックバンドのシンガーだったそうですが、その実力が認められ、ソロ・シンガーとしてモータウン入り。傘下のタムラより、76年から80年までに4枚のソロ・アルバムをリリースしています。しかしヒットには恵まれず、その後はゴスペルに転身しつつ、パット・ベネター、パティ・オースティン、クインシー・ジョーンズ、エルトン・ジョンなど、数多くの作品にその美声を残しています。近年も、グレッグ・オールマンのソロ作「Low Country Blues」(2011年作)など、意外なところで彼女の名前を見つけることが出来ます。



LISA FISCHER / SO INTENSE
ローリング・ストーンズのバック・コーラスで御馴染みのリサ・フィッシャー。彼女の唯一のソロ・アルバムが「SO INTENSE」。91年リリース。ナラダ・マイケル・ウォルデン、ルーサー・ヴァンドロス、アリフ・マーディンなどによるプロデュース。米R&Bチャート第1位を記録し、シングル曲「How Can I Ease the Pain」ではグラミー賞『Best Female R&B Vocal Performance』部門を受賞するという輝かしい成功作。ですが彼女のソロ・アルバムは現在までこの1枚きりです。ソロ・シンガーとして成功することは難しく、そしてその成功を続けることもまた難しいんですね。

このアルバムのライナーをあらためて読んで驚いたのは、この91年という時点で、彼女は既に苦節何年…、という苦労人として紹介されていること。1958年生まれですから、この頃33歳。確かに遅咲きですね。バック・シンガーとして頭角を現し始めたのは、84年にルーサー・ヴァンドロスのツアーに参加してからだそう。そしてローリング・ストーンズ「STEEL WHEELS」のアルバム及びツアーに参加したのが89年で、来日したのが90年ですね。ですが実はその前、88年にミック・ジャガーが単独来日した祭にもリサは同行していたそうです。そんなバック・シンガーとしての下積み時代を経て、このソロ作での成功でした。ですがこの後、また長いバック・シンガーとしての道のりが続いてる訳ですから、なかなか複雑ですよね。私はバック・シンガーとしてのリサ・フィッシャー、大好きですけどね!

ストーンズのツアーにおけるリサ・フィッシャーと言えば、やはり「Gimme Shelter」でしょう。まるで2代目メリー・クレイトンと賞したくなる迫力満点のパフォーマンスは、近年のストーンズのステージにおけるハイライトの一つですよね。また前回の来日公演でレイ・チャールズの「Night Time Is The Right Time」を歌っていたことも、今思えばレイレッツから続く黒人女性バック・シンガーの歴史を受け継ぐかのような、そんな誇りを感じさせるパフォーマンスでしたね。

もちろんストーンズだけではなく、スティングやチャカ・カーンなど超大物から、まさかのナイン・インチ・ネイルズまで、様々なアーティストのバック・シンガーを務めています。




さて、肝心の映画の方ですが、東京は「Bunkamura ル・シネマ」での公開は1月31日で終わってしまいましたが、現在、吉祥寺のバウスシアターで2月14日まで公開中のようです。

「バックコーラスの歌姫たち」公式サイト→http://center20.com/

mount sugar@恵比寿カチャトラ

2014-02-02 10:05:54 | 邦アーティスト
mount sugar / +me

2月1日、恵比寿カチャトラにてマウントシュガーのライヴを観てまいりました。

マウントシュガーは、山里ありささん(vo)、モリヒデオミさん(g)の2人組。今回は彼らにとって今年初のライヴ。そしてその舞台は恵比寿のカチャトラ。彼らのホームと言っても良い、知る人ぞ知る音楽通のイタリアン・レストラン。

この夜の出演は、マウントシュガーの他、ケセランパサラン、中田雅史さんの3組。メインは中田雅史さんで、彼が主催したイベントといった感じ。マウントシュガーは1番目の出演でした。

カチャトラではダブルフェイマスの 藤堂正寛さんや、カセットコンロスのフケさんなど、仲間のミュージシャンをゲストに迎えることが多いマウントシュガーですが、この日はありささんとモリさんの2人だけ。「野生」とか、「今日思う事の唄」といったお馴染みの曲から、「走れロマンスカー」「絨毯屋のロニー」など新作「+me」からの曲を、まるで2人の呼吸が伝わってくるかのように、親密かつ表情豊かに披露してくれました。特に「今日思う事の唄」や、最後にマイクなしの生音で歌ってくれた曲、なんでしたっけ?「パレット」だったかな?は絶品でしたね。(特にメモなど取りながら観ていた訳ではないので、既に曲目等、記憶が曖昧で申し訳ありませんが、とにかく絶品でした!)


ケセランパサランと中田雅史さんは、私は初めて見る2組でしたが、ヴァラエティ豊かな曲調とコール&レスポンスで楽しませてくれたケセランパセラン、歌も楽曲も見事に完成された魅力を放つ中田雅史さん、どちらも素敵なライヴでした。


*写真は昨年リリースされたマウントシュガーの3作目「+me」。私にとって、昨年の裏ベスト・アルバム的作品。単純に聴いた回数で言えばおそらく昨年最も聴いたアルバムであり、現在もリピートしまくってます。ほぼ全編ポップなアレンジが施され、アコギと歌だけのライヴとはまた違うマウントシュガーの魅力が味わえる素敵な1枚。特にこの日のライヴでも披露された「走れロマンスカー」と「絨毯屋のロニー」は名曲。で、やっぱりアリサさんの歌に痺れます!

そそるライヴ 2月編

2014-02-01 11:36:13 | そそるライヴ
関東近辺にて2月に行われるライヴ、フェス、イベントのなかで、気になるものをピックアップしてみました。

2/06(木)Keziah Jones @ビルボードライヴ東京
2/07(金)THE SKATALITES @ブルーノート東京
2/08(土)THE LUMINEERS @Shibuya AX
2/11(火)NIK WEST @ブルーノート東京
2/14(金)HALIE LOREN @丸の内コットンクラブ
2/14(金)José James @ビルボードライヴ東京
2/15(土)CONGO NATTY @代官山 UNIT
2/16(日)ROY HARGROVE BIG BAND @ブルーノート東京
2/18(火)Ray Barbee @代官山 UNIT
2/18(火)ERIC CLAPTON @日本武道館
2/22(土)Rachael Dadd @吉祥寺 キチム
2/23(日)mount sugar @日曜音楽バー「アサノラ」(阿佐ヶ谷 barトリアエズ)
2/24(月)Larry Carlton&David T. Walker  @ビルボードライヴ東京
2/26(水)The Rolling Stones @東京ドーム


お出かけの際は事前のご確認をお願いいたしま~す!