ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

黒田卓也&ホセ・ジェイムス@渋谷タワーレコード

2014-02-13 23:54:16 | インストアイベント
2月13日、渋谷タワーレコードにて黒田卓也さんのインストア・ライヴを観てまいりました。

あのホセ・ジェイムスのバンド・メンバーとしても知られ、ニューヨークを拠点に活動するジャズ・トランペッター、黒田卓也さん。昨年、日本人では初めてという米Blue Noteとの契約を果たしたことも話題になりました。そして今月にはホセ・ジェイムスのプロデュースのもと制作された最新作「RISING SON」がリリースされるという、今最も注目される日本人ジャズ・アーティストと言って良いでしょう。

今回のインストア・ライヴはタワーレコード渋谷店の1階中央で行われるとあって、開演時間頃には凄い人が集まっていました。黒田さんのバックには現在ホセ・ジェイムスと共に来日中のホセのバック・バンドがそのままつく。ドラムスはリチャード・スペイヴェン、ベースはソロモン・ドーシー、そしてキーボードにクリス・バウワース。黒田さんの最新作「RISING SON」から「Afro Blues」、「Mala」などが披露されましたが、いや~、格好良かった。クール且つエッジの効いたグルーヴ、そしてそのグルーヴのギアを自由自在に変えていく感じが堪りませんでしたね。あのリズム隊は相当ヤバい! ジャズって格好良いな~と思いましたよ。ま、ジャズと呼ぶにはあまりにもファンキーでしたけどね。

やっぱりホセ・ジェイムスの息がかかっているだけあって、ニューヨークの先鋭、そして新時代のソウル・ミュージックな息吹もたっぷり感じさせられました。ドラムスのリチャード・スペイヴェンは 4ヒーローの「PLAY WITH THE CHANGES」なんかにも参加していた人ですから、この新しくヒップなジャズ/R&Bの波と、その根底に流れているであろうドラムンベースからの繋がりも興味深いところ。

もちろん主役である黒田さんの音楽性も見事。曲自体も格好良かったですし、鋭さと暖かさを併せ持つようなトランペットの響きにも魅せられました。ホセ・ジェイムス・バンドを率い中央で颯爽とトランペットを吹く勇姿も素敵でしたしたしね。

そして最後はロイ・エアーズの「Everybody Loves The Sunshine」。満を持してのホセ・ジェイムスが登場。もちろん歌ってくれました。流石にホセが出てくると場の雰囲気が変わりましたね。リッラックスした雰囲気ながらも、その歌声は艶やかでしっとりとした緊張感を伴い、それが堪らなく心地良かったです。

ちなみにホセ・ジェイムスはリハの時からステージ周りをうろちょろしてまして、本番中も写真を撮ったり楽しそうでした。





そして最後はお楽しみのサイン会。私もCDを買って、黒田さんとホセ・ジェイムスさんからサインを頂きました!! 黒田さんはもの凄く気さくな感じの方でした!


黒田卓也 / RISING SON
CDは今日買ったばかりなので、まださわりしか聴いてませんが、期待通りの格好良さ!!