ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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チャラン・ポ・ランタン @藝祭

2018-09-10 14:23:38 | 邦アーティスト
9月8日上野、藝祭にてチャラン・ポ・ランタンを観てまいりました!!

藝大の文化祭という独特な雰囲気のなか、野外ステージで行われたフリー・ライヴ。小春さんとももさん姉妹による、アコーディオンと歌のユニット、「逃げ恥」のオープニング曲を手掛けた2人組、って今更説明不要ですよね。サンドチェックとして「小さい秋」を軽くやったあと、6月に配信リリースされたばかりの新曲「ページをめくって」っでスタート。この曲は映画「キスできる餃子」の主題歌。小春さんのアコーデオンが軽快に駆け抜け、ももさんの伸びやかな歌声が響き渡る。「ソトデナイ」、「お茶しよ」、「今更惜しくなる」、「ほしいもの」、「憧れになりたくて」とか、そんな感じに続いたステージ。

私、久々にチャラン・ポ・ランタンのライヴを観たんですけど、やっぱり面白いですね。曲間の2人のやり取りというか、毒舌が強烈で。ほぼアドリブだと思うんですけど、これがなかなか。しかもそれが楽曲の色彩を際立たせるから面白い。その楽曲もヴァラエティに富んでいて楽しめますし、さらに演奏力も半端無いっていう。

特に小春さんのアコーディオンは凄いですね。ヨーロッパ的なレトロな哀愁だったり、シャンソンぽくもクラシックぽくもあったり、それでいて多国籍グルーヴ的な混沌としたリズムを内包しているような、なんかよく分からない彼女のアコーディオンを聴くだけでもチャラン・ポ・ランタンを観に行く価値があるんじゃないんですかね? いやいや、小春さんだけではなくももさんの存在感も圧巻ですよ!私はチャラン・ポ・ランタンのファンって程ではありませんが、それでも彼女達のライヴは何度か見ています。その度にももさんの歌は説得力を増していますからね。この日も圧巻でした。ベイシティー・ローラーズな「ソトデナイ」ではキレのある豊かな声量で観客達を虜にし、「お茶しよ」では可愛らしくもアンニュイな歌声で小春さんとのツインヴォーカルを決める。そして「今更惜しくなる」にいたってはまるでお芝居を見ているかのようでした。

たった2人、歌とアコーディオンだけ、あと毒舌と、それだけで唯一無比の世界観を作りあげていく。終盤は「進め、たまに逃げても」〜「ムスタファ」。そして最後は「愛の讃歌」。ももさんが男性スタッフさんに肩車され、歌いながら観客の中へ分け入っていく。まさにももさんの独壇場。小春さんはそれ見て笑ってるし。

拍手喝采のなか終了したステージ。アンコールを求める拍手が鳴り止みませんでしたが、残念ながらアンコールは無し。ま、無料ライヴですからね(笑)


ちなみにチャラン・ポ・ランタンは、11月23日にNHKホールでワンマン・ライヴを行うそうです。


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