ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

2016年 ブライテストホープ

2017-02-25 14:20:44 | 2016年総括
相変わらずの遅延振りですが、2016年総括企画、今回はニューアーティスト。「ルーツな日記」が選んだ4組です。どうぞ!



KING / WE ARE KING
ミネアポリスのブルースマン、故パーシー・ストローザーを叔父に持つ、パリス&アンバー・ストローザー姉妹と、パリスと同じバークリー出身のアニータ・バイアスによるトリオ。2011年にEP「The Story」をリリースし、プリンスの前座に抜擢されてから5年、ようやくのアルバム・デビューがこの2016年の「WE ARE KING」。このトリオを2016年の新人というのもどうかと思いますが、やはりデビュー・アルバムのインパクトは大きかったですよ! 揺れるグルーヴにドリーミーなハーモニー、どことなくチープな音色が醸すネオな楽園感。私は80年代的なシンセ音はあまり好きではないのですが、これはハマりました。なんか不思議な中毒性があります。
https://www.youtube.com/watch?v=fBtw1MOG8Es




GALLANT / OLOGY
ワシントンD.C.生まれ、LAを拠点とする、ガラント。この人、脅威のファルセットの持ち主です。ファルセットと言うと、ソフトで女性的なイメージもありますが、この人はそれ以上に感情的。ソウルをファルセットに乗せて爆発させる。官能的でありながらエモーショナル。昨今の男性R&Bシンガーにはあまりそそられない私でしたが、この声にはゾクゾクさせられました。
https://www.youtube.com/watch?v=0rERFl-CYHE




L.A. SALAMI / DANCING WITH BAD GRAMMAR
UKから登場の黒人シンガー・ソング・ライター、L.A.サラーミ。フォーキーなSSW気質にトロリと染み入るブルース・フィーリング、ナイジェリアをルーツに持つというプリミティヴな感性とオルタナなロック・テイスト、それらを纏め上げるモダン且つヒップな感覚。これぞネオ・ブルースですよ! UKからは当たり前にジャンル越境する自由な感性を持ったシンガー・ソング・ライターが続々と登場していますが、いよいよ強くブルースを感じさせるアーティストの登場。4月には早くも来日が決まっています。楽しみです!!
https://www.youtube.com/watch?v=lBEZ7jiEhMc




FANTASTIC NEGRITO / THE LAST DAYS OF OAKLAND
英国からL.A.サラーミなら、ブルースの本場アメリカからはファンタスティック・ネグリートです。銃で襲われ、交通事故に遭いと、2度も死にかけた経験を持つという。そういう経験がブルースに作用したのかどうかはよく分かりませんが、デルタ・ブルースをロックに増幅したようなディープなブルース・ロックを聴かせてくれます。ゲイリー・クラーク・ジュニアの次ぎにくるのはファンタスティック・ネグリートか!?https://www.youtube.com/watch?v=KOxw_Y1RCoM


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