ルーツな日記

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フジロック予習:タワー・オブ・パワー その2

2013-07-22 08:20:25 | フジロック
フジロック予習特集第7弾、タワー・オブ・パワーのパート2。タワー・オブ・パワーというバンドの凄みは、ただ単にベイエリア・ファンクの雄というだけではなく、そのブラス隊が英米を跨いでロック、ポップ、ソウルなどオール・ジャンルにおける最高峰のホーン・セクションの一つにまで上り詰めたところにあるかもしれません。70年代、いかに彼らが時の人達だったかというその乞われっぷりを中心に、タワー・オブ・パワー・ホーン・セクションの活躍ぶりを追ってみたいと思います。とは言え、もちろんここに挙げるのはそのほんの一部ですけどね。



ELTON JOHN / CARIBOU
飛ぶ取り落とす勢いだったエルトン・ジョンの74年作「CARIBOU」。タワー・オブ・パワーを招くその目の付けどころも流石。オープニングを飾る「The Bitch Is Back」他数曲で勢い良いブラス・セクションを聴くことが出来ます。



RUFUS / RUFUS FEATURING CHAKA KHAN
チャカ・カーンを擁するルーファス、75年の傑作。カラッとしたファンク曲「Have A Good Time」でブラス隊が面目躍如の大活躍。文句無しに格好良い!!



ROD STEWART / A NIGHT ON THE TOWN
76年の名作。この頃のロッド・スチュワートはキラ星の如くなスタジオ・ミュージシャンを招いて好き放題やっていた印象。このアルバムではMG'Sやマスルショール勢に混じってタワー・オブ・パワー・ホーン・セクションも大活躍。この節操無い組み合わせが以外と格好良い!と言うか、ホーン隊もなんとなくラフで南部っぽく聴こえるから面白い。「Big Bayou」のようなロックン・ロールが最高です!



BILLY PRESTON / BILLY PRESTON
ファンキーなビリー・プレストン、76年の作品。タワー・オブ・パワー・ホーン・セクションが参加した「I've Got The Spirit」や「Bad Case Of Ego」の格好良いこと! このホーンのキレが堪らないんですよ。



LITTLE FEAT / WAITING FOR COLUMBUS
西海岸はロサンゼルスが誇るリトル・フィートのライヴで好アシストを決めるタワー・オブ・パワー・ホーン・セクション。78年作。ホーンが活躍する「Rocket In My Pocket」が格好良いのはもちろんですが、「Dixie Chicken」でビル・ペインのニューオーリンズなピアノにディキシーっぽく絡むブラスも良い味出してます。



LINDA RONSTADT / CRY LIKE A RAINSTORM
リンダ・ロンシュタットの89年作。アーロン・ネヴィルとの珠玉のデュエット「Don't Know Much」が有名なアルバムですが、タワー・オブ・パワー・ホーン・セクションも1曲に参加。それは「When Something Is Wrong With My Baby」。神の声の如く響くアーロンのゴールデン・ヴォイス、甘い香りの漂うリンダの歌声、それを王道なアレンジでドラマチックに盛り上げるホーン隊、もう、なにもかもうっとりです。



HUEI LEWIS AND THE NEWS / FORE!
最後はヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。タワー・オブ・パワーが不遇の時代を迎えていた80年代、彼らを救った存在とも言われるヒューイ・ルイス。彼はタワー・オブ・パワーをレコーディングに招くだけでなくライヴにも帯同したそうです。ちなみに、私が洋楽を聴き始めた頃、ちょうどヒットしていたのがヒューイ・ルイス&ザ・ニュースでした。なので私がタワー・オブ・パワーの名前を聞いたのも、そのホーンの音色を聴いたのも、多分ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが最初だったのではないかと思います。



以上。氷山の一角ですが、思いついたところをいくつか。お粗末でした。





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