BLUBELL / EU SOU DO TEMPO EM QUE A GENTE SE TELEFONAVA
10月22日、青山の原宿教会にてブルーベルのライヴを観てまいりました。この日は16時からと18時からの2回公演だったのですが、私が観たのは18時からの回。無料だったこともあり、立ち見が出る程の盛況振りでした。
ブラジル、サンパウロの女性シンガー、ブルーベル。大洋レコードのプロフィールでは『ジャズ・ボサ・ノヴァのスタイルを基盤に、ボードヴィルの戯けしさからラテン・ブーガルーへ』と紹介され、『現地の新聞や音楽誌などでマリーザ・モンチやマル・マガリャンエスと並んで賞賛される注目の存在』とのことでしたが、ブラジル音楽に疎い私は、ほぼ前知識ゼロで彼女のライヴに臨みました。
髪を後ろに結わいた小柄なブルーベル、そしてベーシスト&ギタリストの二人の男性からなるトリオ編成でのステージ。“サンパウロの妖精”とも評される、可憐ななかにもちょっぴりミステリアスな雰囲気を漂わすブルーベル、その歌唱はフワッとした妖精ヴォイスにしっとりとしたビター・スウィートなジャズ感が溶け込んでいる。クールなグルーヴを紡ぐベース・ラインに、情緒豊かに音を揺らすエレキ・ギター。3人の醸す空気感は、ジャジーな質感の中に室内楽のような親密感とセンスを感じさせ、その音数の隙間が聴く側の想像力を掻き立てる。
セットは「Estrangeira」、「Música」、「Chalala」など彼女の最新作「EU SOU DO TEMPO EM QUE A GENTE SE TELEFONAVA」からの楽曲が中心だったんですかね? 「Música」での鼻を摘んで歌ったり、カズーを吹いたりという、キッチュなポップ感も印象的でしたね。またバーデン・パウエルの「Consolação」なんかも演ってたかな? そして何と言っても日本の唱歌「故郷」でしょう。いきなり“うさぎ追ひしかの山~”とブルーベルが奇麗な日本語で歌い出した時はびっくりしました。当然、拍手喝采ですよ! 2番は観客も一緒に歌って、良い感じの一体感に。しかも日本語詩とブルーベルの妖精ヴォイスがまたよく合うんですよ。ホント美しい歌声でしたね~。最後には日本語で『よみがえれ日本』なんて言ってくれて、なんかウルウル来ちゃいましたね。ありがとう!ブルーベル!
教会という神聖な雰囲気の中でのライヴ。空間全体に響くような独特の音響から、より一層、ピュア且つ濃密な響きを堪能出来たように思います。終演後、CDを買い、サインも頂きました! とっても笑顔が可愛らしいブルーベルさんでした。
そしてその翌日、23日には青山のスパイラル・レコーズでも彼女達のライヴがあったのですが、私も前日のムードが忘れられず、またまた出かけてまいりました。今度はレコード店と言うよりは大きな雑貨屋さんでのライヴ。前日の教会とはまた違うカジュアルな雰囲気。ブルーベルは髪の毛を下ろし、より女性っぽい感じに。また、この日はツアー最終日と言うこともあってか、リラックスした空気も感じましたね。セットリストは概ね前日と同じだったように思いますが、エディット・ピアフの「La Vie en rose」を歌ってたのが印象的でした。前日には無かったアンコールもありましたし、ブルーベルも最終日らしく日本のファンや関係者に深く謝辞を述べていましたね。2日間に渡って質の高いライヴを心地良く堪能させて頂きました。こういうライヴを無料で見せてくれると言うのは嬉しいですね~。
実はこのブルーベルの青山でのライヴは、「BOSSA AOYAMA 2011」というイベントの一環でして、他にも日本のアーティストを中心に、青山周辺でボサノヴァ系の無料ライヴが多数行なわれてました。街角、雑貨屋、オフィスビルのロビー、BAR、教会など、街を歩きながらライヴが楽しめるという、面白いイベントでした。私もぶらぶらと散歩しながら、mizuGuccie、Muleque、MINASWING QUARTET 、MARQUINHOS LOPES など、いくつかライヴを観ましたが、なかでも 行川さをり という女性シンガーのライヴは素晴らしかったですね。ブラジル音楽をベースにアヴァンギャルドな感じもあったりで。なにしろ存在感抜群の歌声が素晴らしい!特にビョークの「Hyperballad」のカヴァーは感動的でしたね。こんな出会いがあるのも、こういうイベントの面白いところですね!
10月22日、青山の原宿教会にてブルーベルのライヴを観てまいりました。この日は16時からと18時からの2回公演だったのですが、私が観たのは18時からの回。無料だったこともあり、立ち見が出る程の盛況振りでした。
ブラジル、サンパウロの女性シンガー、ブルーベル。大洋レコードのプロフィールでは『ジャズ・ボサ・ノヴァのスタイルを基盤に、ボードヴィルの戯けしさからラテン・ブーガルーへ』と紹介され、『現地の新聞や音楽誌などでマリーザ・モンチやマル・マガリャンエスと並んで賞賛される注目の存在』とのことでしたが、ブラジル音楽に疎い私は、ほぼ前知識ゼロで彼女のライヴに臨みました。
髪を後ろに結わいた小柄なブルーベル、そしてベーシスト&ギタリストの二人の男性からなるトリオ編成でのステージ。“サンパウロの妖精”とも評される、可憐ななかにもちょっぴりミステリアスな雰囲気を漂わすブルーベル、その歌唱はフワッとした妖精ヴォイスにしっとりとしたビター・スウィートなジャズ感が溶け込んでいる。クールなグルーヴを紡ぐベース・ラインに、情緒豊かに音を揺らすエレキ・ギター。3人の醸す空気感は、ジャジーな質感の中に室内楽のような親密感とセンスを感じさせ、その音数の隙間が聴く側の想像力を掻き立てる。
セットは「Estrangeira」、「Música」、「Chalala」など彼女の最新作「EU SOU DO TEMPO EM QUE A GENTE SE TELEFONAVA」からの楽曲が中心だったんですかね? 「Música」での鼻を摘んで歌ったり、カズーを吹いたりという、キッチュなポップ感も印象的でしたね。またバーデン・パウエルの「Consolação」なんかも演ってたかな? そして何と言っても日本の唱歌「故郷」でしょう。いきなり“うさぎ追ひしかの山~”とブルーベルが奇麗な日本語で歌い出した時はびっくりしました。当然、拍手喝采ですよ! 2番は観客も一緒に歌って、良い感じの一体感に。しかも日本語詩とブルーベルの妖精ヴォイスがまたよく合うんですよ。ホント美しい歌声でしたね~。最後には日本語で『よみがえれ日本』なんて言ってくれて、なんかウルウル来ちゃいましたね。ありがとう!ブルーベル!
教会という神聖な雰囲気の中でのライヴ。空間全体に響くような独特の音響から、より一層、ピュア且つ濃密な響きを堪能出来たように思います。終演後、CDを買い、サインも頂きました! とっても笑顔が可愛らしいブルーベルさんでした。
そしてその翌日、23日には青山のスパイラル・レコーズでも彼女達のライヴがあったのですが、私も前日のムードが忘れられず、またまた出かけてまいりました。今度はレコード店と言うよりは大きな雑貨屋さんでのライヴ。前日の教会とはまた違うカジュアルな雰囲気。ブルーベルは髪の毛を下ろし、より女性っぽい感じに。また、この日はツアー最終日と言うこともあってか、リラックスした空気も感じましたね。セットリストは概ね前日と同じだったように思いますが、エディット・ピアフの「La Vie en rose」を歌ってたのが印象的でした。前日には無かったアンコールもありましたし、ブルーベルも最終日らしく日本のファンや関係者に深く謝辞を述べていましたね。2日間に渡って質の高いライヴを心地良く堪能させて頂きました。こういうライヴを無料で見せてくれると言うのは嬉しいですね~。
実はこのブルーベルの青山でのライヴは、「BOSSA AOYAMA 2011」というイベントの一環でして、他にも日本のアーティストを中心に、青山周辺でボサノヴァ系の無料ライヴが多数行なわれてました。街角、雑貨屋、オフィスビルのロビー、BAR、教会など、街を歩きながらライヴが楽しめるという、面白いイベントでした。私もぶらぶらと散歩しながら、mizuGuccie、Muleque、MINASWING QUARTET 、MARQUINHOS LOPES など、いくつかライヴを観ましたが、なかでも 行川さをり という女性シンガーのライヴは素晴らしかったですね。ブラジル音楽をベースにアヴァンギャルドな感じもあったりで。なにしろ存在感抜群の歌声が素晴らしい!特にビョークの「Hyperballad」のカヴァーは感動的でしたね。こんな出会いがあるのも、こういうイベントの面白いところですね!