前回の続きになります。
医学界の定説とは正反対のことも起きている・・・
ひとつあげると、少し小太りの方が長生きできるというデーターが結構、揃っているそうです。
なので、メタボを気にせずに、好きなものを食べていいですよ~ということでした。
「食べたい」というのは体がそれを欲しているということでもあるそうです。
ダイエットなどで、我慢をしたりすると、栄養不足になり、高齢者にとってはかえって体へのダメージになってしまうのだとか。
数値が高いと「血圧を下げましょう」となります。
以前は150くらいでも血管が破れることがありましたが、それは昭和30~40年代の日本人の栄養状態が悪かった時の話だそうです。
今は栄養状態がいいので、高齢者であっても、動脈瘤がない限り200でも破れることはないそうです。
ただこれも個人差があるので、あくまでも体調をみながら。頭痛、めまい、吐き気などの症状がでたら薬を処方してもらった方がいいみたいです。
著者の和田先生ですが、3年前に、血糖値が600㎎/dlを超えていて、インシュリンを投与するレベルだったそうです。
でも、普通の生活がしたかったので、「インシュリンだけは打たない」と決めていたそうで、様々な薬を試してみたけど、どの薬も効かず。
最終的には「歩く」という選択をして、「食事やお酒も我慢したくないから、せめて1日30分歩く」と決めたそうです。
すると、血糖値が下がってきたそうです。
数値だけで「異常」と判断され、薬を飲み続けるという選択は間違い。
自分の体の状態から判断するのが賢い選択・・・と。
そうはいっても、その判断って難しいですよね。
私のことですが・・・・今、コレステロールの薬は飲んでいません。
それは、薬が内臓にダメージを与え、それが認知症にも繋がるという話を聞いたからです。実際に、薬を止めたことで認知力に改善がみられた例もあるということなので。
正常だった肝臓の値が、コレステロールの薬を飲むようになって、少しずつ悪化し要検査となりましたが、薬を止めたことで、また正常に戻りました。
AST(GOT) 23→31→41(要検査)→21
ALT(GPT) 202→208→238(要検査)→219
もちろん、コレステロール値は上がりましたが、一時期、300を超えたこともある総コレステロールが260に。LDLは、220が175に。
最悪の時よりは下がっているので、まあ、これくらいならいいかなと思っています。
心筋梗塞のリスクは上がりましたが、私の中にある明確なものとして、認知症になるくらいなら心筋梗塞を受け入れる・・というのがあります。
もしかしたら後遺症が残るかもしれませんが、人間の尊厳までは失われないので。
なので、心筋梗塞になっても、コレステロールの薬を飲んでおけばよかったという後悔はしないです。
こういう判断って人それぞれだと思います。
心筋梗塞の家系だったら、やっぱり薬は必要という判断になるかもしれないし。
それぞれの人生なので、自分で生き方を決めればいい。
そうやって、後悔のない人生を生きればいいと思います。
そのためにも、相性の良い病院、真剣に話を聞き応じてくれる、自分にとっての「名医」を探すことも大切なことだそうです。
書籍の後半は、明日死んでも後悔しない生き方。
日常生活をより快適で安楽に過ごすためのヒントが詰まっています。
究極的な幸せは、楽しむ能力・・・これですかね。
最初に笑ってしまえば、脳は楽しくなり、楽しいことを考え始めるそうです。
楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ (by ウィリアム・ジェームズ)
そして、この左の書籍・・・友達に勧められたものです。
こちらは、NY在住の米国老年医学専門医の山田先生が執筆されています。
またまた、長くなってしまったので これはまた次に書かせていただきます