話は戻りますが、期日前投票所でのことをお話ししたいと思います。
私たち、受付担当の4人の他に、市の職員さん、立ち合い人さんなどが代わる代わるいらしていました。
皆さんとお話できてはいないのですが、毎日いらしていた責任者の方と、OBの方?が、
とっても穏やかで優しくていつも笑顔で気軽に話しかけてくださり、現場はとても良い雰囲気でした。
責任者の方は、いつも袋いっぱいに、お茶やお菓子類を持ってきてくださっていて、チョコや飴玉をこっそり配ってくれたり、
午後の休憩時間に休憩室に行くと、コーヒーなどの用意と、ひとり1個の菓子パンなどを置いておいてくれたりしました。
もちろんこれは責任者の方のご厚意であってご自分で用意してくださっていたのですが「これまで先輩にたくさんご馳走になったからね~」と。「恩送り」なのですね。
なんか懐かしいというか・・・古き良き時代を思い出しました。
果たして、これは今の世代に受け継げられるのでしょうか?
そんな時代は失われつつあるかもしれませんね。そんなことも思いつつ。
頂いた物はありがたくいただく私なので、毎日、甘い物を結構、摂っていましたが、終わってみると、体重は1キロ減っていました。
それだけ働いたってことで(笑)
受付の他の3人も、穏やかで癖のない方ばかり。とても話しやすい方ばかりで、雑談も弾みました。
平日は、入場者が会場に誰もいない時間もあり、その隙に、それぞれの過去の話やらなんやらで、盛り上がりましたよ。
私も、子どもが不登校だったことがあって~なんて話も自然に出来ました。
ひとりは、40代くらいの女性でしたが、後のふたりは、71歳のおじさまと、69歳のおばさま。
71歳のおじさまが一番、経験が長く、職員さんより仕事を知っているし、一番、よく動けるし、一番、頼りになりました。
毎日、2万歩歩いているそうで、私より全然、元気だし
年齢なんて関係ないんだなぁと思わせてくれる存在でした。
これまでの経歴も凄くて・・・ほんと、スーパーおじいちゃん。
このスーパーおじいちゃんのことは、また記事にしますね。
働く仲間には恵まれましたが、来場される方は、まあ、それぞれでして。
こちらから声をかけると、笑顔で接してくださる方もいれば、つっけんどんな方も。
とても年齢にみえない若々しい方もいれば、逆の方も(失礼)
(間違いが起きないように、年齢、性別を目視でざっと確認する必要があるのです)
そして、避けては通れない?「嚙みついてくる人」
私が知る限り、お二人でしたが、やはり、いました。
投票用紙に記載されている内容について、文句があったり、HPの内容がどうのとか?
私たちに言われても・・・という内容なんですが。
「納得できない」「後で説明してもらおうじゃないか」と大声を上げたり、
投票用紙をその場で破り捨ててしまったりね。
あと、噛みつきはしませんでしたが、裏面に生年月日を記入してもらうと、
「昭和?西暦じゃないのかよ!くだらねぇ!」と、用紙に向かって吐いていた人も。
私の横にいた受付の人が「くだらないのは、あなた。その言葉をそのままお返しします」とつぶやいていました(笑)
面白かったのは、散々吠えて、一応、落ち着いて、
投票終えて、帰ろうとしていた方の後ろから奥様が付いてきて、
「あなたって、何かひとこと言わないと帰れないのね」と。
それも、ごくごくクールに、さらっと
「はい。はい。もう終わった?じゃあ、帰るわよ」的な?
何処でもやっているということですね。
奥様の言葉を、後で、吠えられていた職員さんに伝えたのですが、
「ああいう方は、奥様にいいところを見せたいだけなんですよ」と。
なるほどねぇ~と思いました。
奥様は、きっと、もう諦めていて、ご主人の自己顕示欲を満たしてあげているのかも?
一枚、上手かもしれませんね。
そして、職員さんも手馴れていらっしゃいます。
いろんな方が集まる場所だからこそ垣間見れる、いろいろな人間模様。
普段、お目にかかれないタイプの方とも接することが出来たし、それぞれに興味深くて面白かったです。
貴重な経験をさせてもらいました。
けん太も、嫌な客は毎日、誰か彼かは来ると言っていたしね。
今となっては、そんなことに動ずることなく、対応できているのだと思う。
いい経験をさせてもらっているのだろうなと改めて思いました。
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