「敵」という言葉を用いることにより、自分とは相容れない「敵」という他人を作ってしまうのだ。しかし、自分と他人という区別も、実はない、と池田さんはいう。
24 すべてが汝である
「汝の敵を愛せよ」とは、それ自体が不可能な言表ではなかろうか。全人類がじつは自分であるということに、全人類が気づくまでには、人類は業(カルマ)を重ね、いくたびとなく自滅しなければならないのである。(『ロゴスに訊け』「汝に敵は存在しない」より)
24 すべてが汝である
「汝の敵を愛せよ」とは、それ自体が不可能な言表ではなかろうか。全人類がじつは自分であるということに、全人類が気づくまでには、人類は業(カルマ)を重ね、いくたびとなく自滅しなければならないのである。(『ロゴスに訊け』「汝に敵は存在しない」より)