朝、コーヒー飲んで、ゆっくりしていた。
テレビの話題で、こんど父の日が無くなるとか、流れて
いた。
なんでも、母子家庭の数が増えて、父の日がそぐわなく
なったとか。
「なんか、へんだなあ」とおもっていたりした。
玄関から呼び出し音。
小浪が出たら、宅配で何か届いたらしい。
小浪がにこにこしながら「桃子からよ」
辞書みたいな重さの小荷物。
小さく、父の日、さつま揚げとある。
包装を解いて、中身を見た。
ああ、焼印が押されている。
これまで、ずいぶん、苦労させちまったかなあ。
こんな親でも親にはちがいないのかなあ。
娘の気持ちにありがとう。