乗り物全てに共通して言えることですが、それ自体「高性能かそうでないか」は結局のところ二の次で、
自分が「好きか嫌いか」がボクの場合、とても重要だと感じます。
バイクに互いの共通認識を求めるなんて必要ないって思うからです。
例えば、人が薦めるバイクがどんなに性能が良くても、それに憧れなくては所有する意味がないですからね。(笑)
バイクの場合は、まさにそこが全てとも言える気がします。
多彩なジャンルがあるバイクの世界ですが、アメリカンが好きな人がスポーツバイクに乗ることはないし、
逆にスポーツバイクが好きな人がアメリカンに乗ることはありませんよね。
また、アメリカンが好きな人でもさらに、どのアメリカンが好きかは人それぞれで、
ハーレーが好きな人はそれ以外のアメリカンを求めないでしょうし、
国産アメリカンが好きな人はハーレーを求めないでしょう。
さらに大型排気量が好きな人は小中型排気量を求めないでしょうし、
中間排気量が好きな人は大型を求めないでしょう。
趣味嗜好は人それぞれなので、どれが良くてどれが悪いという決まった「はかり」でバイクは語れないということです。
しかし、ライダーが集まって語り合うと、
どうも性能やパフォーマンスが重要であると、話の流れがそうなってしまいます。
おかしな話で、人それぞれ趣味嗜好が違うのに、そこだけになぜか1つの正解を求めているんですよね。
ボクが思うに自分が好きであれば、それがどうであれそれが良い訳で、
それを「間違ってる」と指摘すること自体が矛盾してると思うんですよね。
特にモトクロス系が好きな人は細かなバイク性能やその素性を語ります。
車体の重心がどうだとか、エンジンレスポンスがどうだとか、サスペンションがどうだとか。
そんなことはあなたが自分自身で考えればいいことで、
人にバイクはそうでなければならないと語るのは完全におかしいです。(笑)
また走りを追求する人は乗り方にこだわり、そこに1つの正解を求める傾向なので、
こうでなければいけないと断言してしまう人もいます。
オートバイって実用性のない趣味の世界なので、1つの正解を求めて「良い悪い」を決めるのではなく、
あくまでそれぞれが「好きか嫌い」かだけでいい気がします。
それ以上の共通認識なんて全然必要ないですから。
要は本人が楽しければそれでいいということです。(笑)