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よくよく考えてみると、どうして「ボクらがバイクに夢中になったか?」と考えれば、
漫画や雑誌、またはテレビなどの影響を強く受けたからじゃなかったかと思います。
当時、人気漫画だった「バリバリ伝説」はたくさんの若者に読まれ、
主人公の巨摩郡(こまぐん)と同じように峠を走るかっこ良さを求めたことが「きっかけ」となり、
峠族を生んだと言っても過言じゃありません。
他にも「あいつとララバイ」や「ケンタウロスの伝説」はたまた「キリン」など
続々とオートバイ漫画が登場しましたしね。
此処にその影響受けた若い世代が確実にいたと思います。
とにかく「ブーム」ってのは何らかの「きっかけ」があります。
80年代にあった空前のバイクブームは、オヤジ世代に支持されていたのではなく、
当時の若者が中心になって牽引していました。
そう考えると今の若い世代にバイクという乗り物に興味を持ってもらうには、
当時と同じように、何らかの「きっかけ」が必要になってくるとボクは考えてしまいます。
90年代後半に一瞬人気を獲得した「TW200」は、キムタクが主演したビューティフルライフが「きっかけ」でした。
この時もバイクに飛びついたのは若い世代。
決してオヤジではありませんでした。
今、バイクをテーマにした漫画で一番人気のは「ばくおん」です。
しかしキャラクターや内容が一般向けでなく、一部のマニアにのみ受け入れられているので、
これではまだ弱いです。(笑)
しかし残念ながら他を見てこれ以上のものは見つかりません。
結局、若い世代にアピールする「きっかけ」が今はないんですよね。
だからバイク離れが進んでるとも考えられます。
昔に「きっかけ」を貰ったボクらはそれをいつまでも知ってるのでバイクに魅了されています。
しかし今はそれがない。
もし、今から有名な若い俳優やアイドルがオートバイをモチーフにした番組やドラマを放映したら、
間違いなくバイクに興味を持つ若者は増えるでしょう。
それが「空前の人気番組」になれば、今とは全く違う状況が生まれるかもしれません。
若い世代にバイクに目を向けさせるためには、とにかく新しい「きっかけ」が必要です。
いつの時代も「メディアの力」が流行を生み出しますからね!(笑)
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