80年代は「峠」を走る若いライダーが多くいたのですが、
その逆にサーキットを走ることは、とても「敷居の高い」イメージがありました。
実際、サーキットを運営する側も、当時はあまり一般人に開放しておらず、
明日のプロライダーを目指して努力してる一部の人に限ってサーキットを利用する傾向でしたからね。
しかし、今は週末を一般ライダーに開放しているサーキットも多くなってきてて、
走行会などで誰でもサーキットを「気軽に走れる」ようになっています。
ボクの知ってるところでは、1回の走行会での参加費用は平均で約1万円あたり。
中には数千円で参加できる時ものもあります。
1日といっても実際には午前に20〜30分を1本、午後に同じ時間をもう1本と、
合計1時間を2回に分けて走るのが一般的です。
カテゴリーもいろいろ別れており、初めてサーキットを走る人などの「初級コース」から、
多少慣れた「中級コース」、そしてある一定以上のタイムで走れる「上級コース」とあったりします。
ショップが企画する走行会では希望者で行われる「模擬レース」があったり、
もっと安全で超初級者用の「マイペースコース」などがあります。
一度行って参加してみればわかりますが、
走行会に来る人は決して速いマシンばかりではなく、
中にはスクーターだったり、アメリカン系やモトクロス系のバイクで走る人もちらほら見かけます。
あくまでサーキット走行を楽しむことを目的とした人たちが多くいるということです。
もちろん速さを追求する人たちもいますが、
カテゴリーで別れますので、初心者がそう行った人と一緒に走ることはありません。
また、サーキットを走るに関して「最低限の準備」が必要になって来るのですが、
ウェアは革製のツナギ、ヘルメットはフルフェイス、ブーツ、グローブの着用が義務付けられています。
バイクも保安部品の取り外し、ガラス系のテーピング、ガソリン、オイル点検は必ず行うように言われます。
マナーもあって、無理な追い越しや蛇行運転などやってはいけない事柄もあります。
しかしそれだけの準備をし、ちゃんとルールを守れば準備OKです。
とりあえず思ってる以上に「手軽なサーキット走行」が出来ますので、
是非、1度サーキットに足を運んでみてはいかがでしょう!(笑)