宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和3年産JAみやぎ亘理いちご部会の出荷販売金額が震災後最高額を達成!

2021年07月06日 17時05分15秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 いちごの最終出荷目前の6月24日にJAみやぎ亘理いちご部会の令和3年産出荷反省会が開催されました。本年もコロナ禍ということで,部会役員をはじめ,全農みやぎ,各市場,普及センター等の関係機関の代表が参集(もしくはリモート参加)し,開催されました。
 令和3年産の販売金額は,計画を大きく上回る31億7千万円,出荷量2,462t,販売単価も昨年を上回る結果となりました。この実績は,震災以来最高額となり,震災から10年の節目を記念する喜ばしい結果になりました。
 本年産の生産実績が伸びた要因としては,定植後の夜温低下が比較的低く推移し,極端な高温がない気象条件と,生産者各人が条件に合わせ,ハウス環境を適切に管理できたことがその理由と考えられます。今作は,作付期間を通じて大玉出荷が多く,B品が少ないという特徴もあり,各市場の手厚い販売協力により消費者まで届けられ,生産者の所得向上につながる結果となりました。
 反省会は来期の更なる増収に向けた対策をまとめ,部会員に伝えることとし,閉会となりました。
 普及センターは,今後もいちご産地を継続して支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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花山ルビィふさすぐり!今年は「スイーツde援農」と「おてつたび」で収穫応援!

2021年07月06日 09時35分33秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 6月22日(火)と29日(火)に,栗原市花山地区のふさすぐり栽培園地で,栗原市及び仙台市の洋菓子店2店のパティシエが収穫作業を行う「スイーツde援農」を実施しました。この取組は,「花山ルビィふさすぐり」のスイーツへの活用を広げるとともに,収穫時の人手不足解消を図るため昨年から実施しています。
今年は,2日間で10人のパティシエが参加しました。収穫した果実は,爽やかな酸味と鮮やかな赤色を生かしたスイーツとなって消費者に提供されます。参加したパティシエからは,「この収穫が毎年の恒例行事となれば良いと思います」,「瞬間冷凍をして年間を通してケーキの飾りとして使う予定です」といった感想をいただきました。単発の収穫応援に留まらない継続可能な取組として継続していく予定です。
また,今年度は,栗原市が実施する「おてつたび」(※地域外の若者が旅行をしながら地域を手伝う取組)の企画への参加者がふさすぐりの収穫作業を手伝っています。第1クールの6人は23日,24日の2日間収穫を行いました。参加者からは,「ふさすぐりの赤色は,本物のルビィのようにきれいだと思いました。収穫は,夢中になって作業をしましたが,粒にする調製作業は収穫の2倍以上の時間がかかり農家の方の苦労がわかりました。」と感想が聞かれました。29日から第2クールが入りました。花山を訪れるのは2回目,3回目という参加者もおり,花山のファンが増加中です。




<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
〒987-2251 宮城県栗原市築館藤木5-1
電話:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144

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登米市農業士会の新任退任式が開催されました

2021年07月06日 09時35分33秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和3年6月29日(火),登米合同庁舎において,令和3年度登米市農業士会新任退任式が開催されました。
 登米管内では,令和2年度末をもって青年農業士の活動期間が終了した石坂真紀さんが退任され,令和3年度新たに青年農業士として阿部善光さんが認定されました。
 退任される石坂さんからは,「振り返れば,農業士としての5年間は,あっという間だったと感じました。他の農業士の皆さんの活躍している姿をみて,私自身,世間の動きや知識の習得,人との繋がりなど,非常にプラスになった5年間でした。そんな私の姿をみて,息子も将来は就農を希望するようになりました。今後は,息子や家族とともに,中山間で高齢化が進むこの地域の農業を担っていきたいと思います。また,農業のみならず地域のPRにも取り組んでいきたいと考えています。」との感想や抱負が述べられました。
 また,新任された阿部さんからは,「同世代が少なく学びの機会が少なかったが,これをきっかけに積極的に参加して先輩方と交流を深め,様々なことを学んでいきたい。」との挨拶がありました。


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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JA新みやぎあさひなりんご部会の現地検討会が開催されました

2021年07月06日 07時45分01秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 JA新みやぎあさひなりんご部会の現地検討会が6月29日に開催され,部会員4名が参加しました。
 当日はそれぞれの園地を巡回しながら,栽培管理や生育,病害虫の発生状況等の確認を行いました。各園地では4月の低温により霜凍害が発生し,着果量が不足している状況でしたが,果実肥大は良好であり,病害虫の発生もあまり見られませんでした。しかし,着果量が少ないと,樹の生育が旺盛になりやすく,枝が混み合うため病害虫防除の効果が落ちること,受光体制が悪くなり来年産の花芽に悪影響を及ぼすことが懸念されます。そのため,枝の誘引や新しく伸びた枝の剪定などの管理方法を中心に指導をしました。
 参加者同士で各園地の管理状況や生育状況について意見交換が行われ,自分の園地の管理方法を見直す良い機会となったようです。普及センターでは今後も情報提供や技術指導を行い,果樹の安定生産を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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