気仙沼市大谷地区の道の駅大谷海岸直売組合では,令和元年から大谷いも(ばれいしょ)復活プロジェクトに取り組んでいます。戦後の食料難の時代,大谷地区は高品質なばれいしょを生産する産地として高く評価されていましたが,最近の作付は大きく減少していました。直売組合では道の駅のリニューアルに合わせ,大谷いも生産の復活に取り組んでいます。
令和3年7月2日には,在仙のテレビ局により,ばれいしょほ場や道の駅大谷海岸で大谷いもの取材が行われ,7月7日に放映されました。
ほ場では,大谷いもは品種「男爵薯」を使い,土づくりに海藻を使っていることが生産者から説明されました。また,リポーターによるばれいしょ収穫体験も行われ,肌のきれいなばれいしょに感動した様子でした。
続いて道の駅では,地元中学生による大谷いもを原料にしたポテトチップス作りの取組や,昨年度開発しファーストフードコーナーで販売されているばれいしょ加工品「ジャケットポテト」が紹介されました。また,普及センターからは,ばれいしょの安定生産に向けた,土壌診断に基づく肥培管理の取組について説明しました。
大谷いもは道の駅大谷海岸で7月1日から販売を始めており,7月24日(土),25日(日)には道の駅で販売イベントを開催する予定です。ぜひ復活した大谷いもをご賞味ください。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606