宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA加美よつば稲作部会色麻支部現地検討会が開催されました

2021年07月14日 13時11分17秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年7月12日,JA加美よつば稲作部会色麻支部にて水稲の現地検討会が開催されました。
 今年度の水稲の生育は,5月の強風や少照でスタートは出遅れましたが,6月からの好天により平年並に回復しています。7月に入ってからは雨の日が続き,いもち病の発生が懸念されています。
 普及センターからは,多くのほ場で幼穂形成期を迎えていることから,生育状況を見ながらの追肥,間断かん水の実施など,適切な管理の徹底をお願いしました。出席者からは,現在の生育状況,追肥を行うタイミング等についての質問が出されました。
 普及センターでは,引き続き水稲の安定生産に向けた指導を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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みやぎ農業未来塾「在学者コース~石巻地域の農業紹介講座~」の開催

2021年07月14日 11時59分03秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 石巻普及センターでは,学生や新規就農者が農業技術や流通販売,地域活動について研修し,農業への理解を深め,進路選択の参考にすることを目的としたみやぎ農業未来塾「在学者コース~石巻地域の農業紹介講座~」を開催しています。
 6月14日に,石巻北高等学校食農系列3年生16名を対象として「株式会社デ・リーフデ北上」を視察しました。
  鈴木社長は,東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市北上地区で震災復興と地域農業を再生するため「愛ある農業を通して人々の心を豊かにし健康で笑顔あふれる社会を築こう」を経営理念に掲げ,オランダの高軒高ガラス温室での高度環境制御養液栽培システムを導入し,トマト1.1㏊とパプリカ1.3㏊を生産販売していることなどを話されました。
 阿部総務部長は,コンピューター制御の最新設備で植物の光合成能力を最大限に引き出し,若い社員が週休2日制で生産に取り組んでいること,ゲーム感覚で生育をコントロールするような部分があり,機械や数学が好きな人が向いているので是非就職を希望してほしいということを話されました。
 生徒達は初めて見る最先端の設備に驚き,農業のイメージを変えられたようでした。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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若手社員がミニトマトの栽培技術向上に励んでいます!

2021年07月14日 11時54分12秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 株式会社めぐいーと(東松島市)の若手社員がミニトマトの栽培技術向上のため,宮城県農業・園芸総合研究所を視察しました。
 (株)めぐいーとは,水稲94㏊,大豆43㏊,麦28㏊,土地利用型部門のほか野菜 約2.3㏊(施設0.9㏊,露地1.4㏊)の大規模な複合経営を行っています。石巻普及センターでは,同法人の組織力強化を目指して,社内の体制整備,園芸・水田部門の栽培管理技術の向上を支援しています。
 今回は,園芸部門の社員4名が課題となっているやし殻培地でのミニトマト栽培技術向上のため,農業・園芸総合研究所で実践されているミニトマト栽培での養液管理や環境制御について学びました。
 若手社員は,やし殻培地でのミニトマトの生育や日射量に応じた灌水量と肥料濃度の調整,排液のEC測定の重要性などについて再確認しました。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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放牧現地指導会を開催しました

2021年07月14日 11時14分08秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 

   

 

  

 7月7日,酪農経営体(茂木幹司氏)の放牧地で放牧現地指導会を開催しました。
 酪農経営は勤務時間が長く,ワークライフバランスが実現しにくいと考えられています。そのため,省力化や低コスト化,アニマルウェルフェアに対応した飼養管理を目指して,舎飼いではなく放牧酪農に取り組むため,一般社団法人 日本種子協会の梨木守放牧アドバイザーを講師としてお迎えし,放牧地の維持管理方法や牧区の作り方など,放牧酪農について現地研修会を実施(関係機関7人が参加)しました。
 茂木氏は,バターを自家生産し地元の道の駅(上品の郷)や直売所(グリーンサムや元気いちば)で販売しております。宮城県内では初めてとなる放牧して育てた乳牛から生産加工された,ひと味違ったバターを御賞味ください。

 


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南三陸町で田んぼの生き物観察会が開催されました。

2021年07月14日 10時22分40秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和3年7月6日,南三陸町入谷地区の新童子下集落において,南三陸町立入谷小学校3・4年生20名を対象とした田んぼの生き物観察会が開催されました。講師には,農業と自然環境が共生できる農村自然環境の復元を目指して活動している「ナマズのがっこう」の三塚事務局長をお迎えしました。三塚氏からは「入谷地区の水田には,環境に大きな影響を与える外来生物であるアメリカザリガニやウシガエルがいません。県内でもとても希少な環境なんですよ。」と入谷地区の自然環境の特徴について説明されました。
 観察会が始まると,子供達は,水田や畦畔・水路にいる昆虫やカエル・イモリ等を採集したり,偶然見つけたアキアカネの羽化の様子を観察したりしました。たくさんのカエルが採集できて満足した子,イモリが捕れなかったと不機嫌になる子,自分の家の庭には蛇もいると自慢する子と様々でしたが,自分達の住んでいる地域の自然環境の豊かさを再発見したようでした。なお,採集したカエル等は観察会終了後,自然に帰しました。
 観察会終了後,南三陸産米のおにぎりが児童達に振る舞われました。「お昼に給食も出るから,1人2個までにしなさい!」と言う先生の注意を振り切り,もっと食べようとする子供がいるほど,美味しかったようです。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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