宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大貫長根営農組合が法人化に向けた説明会を開催しました。

2021年07月12日 18時04分38秒 | ②新たな担い手の確保・育成

大崎市田尻にある大貫長根営農組合は,地域の農業を守る新たな担い手として法人化を目指し,6月27日に発起人会による集落説明会を開催しました。
 今年2月の営農組合総会において発起人会が発足し,これまで12回の発起人会,6回の役員会,先進地視察2回を行いました。その中では,事前意向確認,事業活用に向けた要件の整理,法人運営の方向性などの議論を重ね,入念な準備と検討を行ってきました。
 説明会では,発起人会による丁寧な説明と慎重な議論がなされ,無事閉会となりました。
 今後は,8月8日の法人設立総会に向けて細部の検討を行い,関係機関との最終調整を経て,8月中旬の設立登記を目指す予定です。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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くりはら女性農業者キャリアアップ講座「栗原市農業女性のつどい」を開催しました

2021年07月12日 17時22分20秒 | ②新たな担い手の確保・育成

令和3年7月5日(月),栗原市市民活動支援センターで,くりはら女性農業者キャリアアップ講座「栗原市農業女性のつどい」を開催しました。
    
    これは栗原市の女性農業者が活き活きと輝いて活躍することを目的に,農業技術や農業経営に関する研修会を通しさらなるスキルアップを支援するもので,今回は多くの女性農業者が手がける「野菜」に焦点を当て,栽培や販売事例を学び,自身の経営を見つめ直すとともに,新たな経営展開のきっかけに役立ててもらおうと開催したものです。
    
    初めに,宮城県指導農業士の庄子農園 庄子さおりさんより,「お客様の要望に合わせた野菜づくり ~新鮮!!旬のおいしさを地域の皆様に届けたくて~」と題し講演をいただきました。
    庄子さんは,仙台近郊で露地野菜を中心とした農業経営を営んでおり,主に飲食店をターゲットに,実需者の要望に応じた野菜生産をしている他,新品目や新品種に高いアンテナを持ち,生産者側から実需者に新たな野菜需要を提案する経営を展開されています。海外の種子を扱うことも多く,栽培マニュアルがない中で経験を頼りに栽培を試み,失敗を繰り返しながらも,気がつくと100種類以上を手がけ,多忙ながらも楽しく充実した農業経営を営んでいる様子をお話しいただきました。
    参加者は見たことのない野菜の名前や特徴などをメモし,質問していました。
    
    講演後は,参加者全員で円陣を組み「あんだんちの野菜どないっしゃ?(お宅の野菜の調子はいかがですか?)」をテーマに情報交換会を開催しました。
    「50年もジャガイモを作ってきたのに,今年初めて失敗した。その理由は・・・」から始まり,「家庭菜園での喜びにとどまらず,直売所に出す喜びも皆に味わって欲しい」など,様々なおしゃべりの他,講師の庄子さんの「『楽しく農業をする』に感激した」といった感想も聞かれました。
    
    普及センターでは,今後も研修会等を通じ,女性農業者が輝ける資質向上支援や環境整備を応援していきます。

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144


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関係機関一体となって園芸特産振興を図ります

2021年07月12日 10時30分58秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年6月25日に石巻合同庁舎において,令和3年度第1回石巻地域園芸特産振興会議を開催しました。この会議は石巻市,東松島市の園芸担当者及びJAいしのまき園芸課や,関係機関の担当者が出席し,石巻地域の園芸振興策や,園芸特産物のPR等を協議する場となっています。
 今回は新しい「みやぎ園芸特産振興戦略プラン(R3年度~R7年度)」が作成されて初めての会議開催となり,新しい目標では園芸産出額を令和7年度に県全体として500億円とする推進目標を掲げます。これらを踏まえ,宮城県園芸推進課及び東部地方振興事務所農業振興部から新しいプランの説明及び目標達成に向けての推進方策等の説明が行われました。
 会議の後半では,露地野菜の振興について意見交換を行いました。JAいしのまきではかんしょ(サツマイモ)とアスパラガスを振興品目として支援を強化していくことが紹介され,宮城県ではえだまめ,ばれいしょについて今年度よりプロジェクトチームを立ち上げ振興していくことを紹介しました。管内で露地野菜を振興して行くためにどのような課題があるのか等,活発に議論が行われました。また,宮城県オリジナル品種のいちご「にこにこベリー」について,県園芸推進課及び石巻農業改良普及センターから今年度の生産振興や販売フェアについて紹介しました。
 今後も,関係機関一体となって石巻地域の園芸特産振興を進めていきます。


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