宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

オリーブ巡回指導会

2021年07月29日 16時21分18秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興
石巻市では平成26年以降オリーブの試験栽培が行われています。栽培面積は年々増加しており,令和3年4月時点で4haあまりとなっています。
 栽培の主体は平成29年に設立された「石巻市北限のオリーブ研究会」で生産者団体の他,石巻市,復興庁,宮城大学や県が構成員となっています。研究会では行事の一環として香川県から(株)アライオリーブ社長の荒井雅信氏を講師としてお迎えし,定期的に指導会を開催しています。
 今年4回目となる今回は令和3年7月20日,21日の2日間にわたり石巻市内6か所の栽培試験地を巡回指導する形で開催され,これから発生が多くなるオリーブアナアキゾウムシやカメムシ類,炭疽病などの病害虫の防除と不要な枝を夏場に剪除する夏期せん定についてお話しがありました。
 石巻産のオリーブは植栽後の年数が浅いこともあり,まだ本格的な収量には達していないため現在のところ市販はされていませんが,昨年試作したオイルは上々の品質となっています。近い将来,石巻産のオリーブオイルが店頭に並びますので,お見かけの際は是非お買い求めいただき御賞味くださいますようお願いします。



<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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JAいしのまき河南いちご部会実績検討会が開催されました

2021年07月29日 15時56分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 河南いちご部会では15名の生産者が栽培に取り組んでおり,「とちおとめ」,「紅ほっぺ」,「もういっこ」,「にこにこベリー」の4品種が作付けされています。実績検討会においては生育概況や販売実績について報告がありました。令和3年産は,単価が若干落ち込んだものの,良品質で出荷量も多く,販売金額は前年同様となりました。令和4年産の出荷販売対策については,近年出始めた萎黄病・萎凋病などの土壌病害対策の強化と共に,栽培管理等について技術を確立し,出荷量・品質の向上を目指す予定です。
普及センターからは,土壌病害対策として土壌消毒の農薬の紹介を行いました。また,炭疽病に関してQoI剤耐性炭疽病菌についての情報提供やローテーション散布の推奨を行い,予防防除の徹底を呼びかけました。
今後も現地検討会を通しながら,品質の向上・収量の安定化に取り組んでまいります。

〈連絡先〉
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999

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JAいしのまき水稲部会の現地検討会が開催されました

2021年07月29日 13時13分06秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
7月13日にJAいしのまき水稲部会の現地検討会が開催されました。稲作部会員とその関係者約20名で,宮城県を代表するブランド品種である4品種「だて正夢」,「金のいぶき」,「ひとめぼれ」,「ササニシキ」の生産ほ場を巡回し,現在の生育状況の確認と今後の追肥の要否等について検討を行いました。いずれの4ほ場ともに生育は順調で,幼穂の観察結果から生育ステージは既に幼穂形成期に達しており,出穂期は平年よりやや早まる傾向になること等を確認しました。巡回調査では,葉緑素計を使った葉色診断も行われ,葉色が淡くなっているほ場には,10a当たり窒素成分で1~2kgの追肥をするように指導を行いました。当日は熱中症も心配されるほどの炎天下の中,参加者の間で熱心な検討が行われました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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水稲種子生産ほ場の予備審査を行いました

2021年07月29日 09時39分53秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 登米管内では,JAみやぎ登米水稲種子採種組合が,約66haの採種ほ場で水稲の種子を生産しています。
 県は「主要農作物種子条例」に基づき,「ほ場審査」と「生産物審査」を行っており,令和3年7月15日には,「ほ場審査」に先立ち,主に採種ほ場内と周辺のほ場にばか苗病の罹病株がないかどうかの確認を行いました。
 採種ほ場から生産される種子は県内の農家に供給され,翌年の稲作に使われるため,種子生産は非常に重要となります。そのため,種子の基準は,種子伝染性の病虫害種子を含まないこと,発芽率90%以上などと厳しく定められています。
 特に,ばか苗病は種子伝染性の病害であり,稲の出穂時期に感染すると採種した種子が罹病種子となってしまうため,事前にほ場を確認し,発生があった場合除外することが必要です。
 普及センターでは,今後2回の「ほ場審査」等を通じて,優良種子の安定供給が図られるよう支援してまいります。

  <連絡先>
   宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522  

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令和3年度「登米地域だて正夢栽培塾」を開催しました

2021年07月29日 09時32分46秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 県内の「だて正夢」の作付面積は920haで,そのうち登米管内では128ha作付しています。
 「だて正夢」の栽培技術の向上を図るため,令和3年7月7日に,宮城県米づくり推進登米地方本部の主催で「登米地域だて正夢栽培塾」を開催しました。管内の「だて正夢」生産者15人と関係機関合わせて31人が参加しました。
 研修会では,普及センターより「だて正夢」の生育状況と今後の栽培管理について説明し,主に生育に応じた追肥の実施と適期刈取について呼びかけました。
 また,東部地方振興事務所登米地域事務所農業振興部地域調整班より過去3か年の管内の「だて正夢」生産状況について情報提供しました。
 過去実績から見ると,平均単収は増加傾向にありますが,540kg/10aを超えるのは2割程度と単収のばらつきが大きいのが現状です。
 単収を増やすためには,ほ場の選択,基本技術の徹底,追肥の工夫などが重要であることを説明しました。
 続いて,普及センターの栽培普及展示ほを会場に,草丈,茎数,葉色を測定し,倒伏診断指標を用いた追肥判断の実演を行いました。
 
 

  <連絡先>
   宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

 
 
 

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