宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA新みやぎ栗っこ地区稲作三部会合同ほ場巡回検討会が開催されました

2021年07月16日 16時16分51秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年7月12日(月)にJA新みやぎ栗っこ地区管内において,稲作三部会合同ほ場巡回検討会が開催されました。本検討会はJA新みやぎ栗っこ地区管内の3つの稲作部会(多収穫米生産部会,ブランド米生産部会,米戦略部会)が合同で開いた検討会で,各部会員が展示ほの生育状況を確認し,相互に意見交換を行うことを目的として開催されました。

 はじめに,普及センターから7月9日に実施した生育調査結果と今後の栽培管理について説明した後,だて正夢現地栽培技術普及展示ほに移動し,だて正夢の追肥時期,追肥量等について検討を行いました。その後,JA稲作部会の各展示ほを巡回し,多収穫米「しふくのみのり」の試験栽培ほ場や農薬・肥料の試験ほ場の検討を行いました。

 各展示ほの生育は順調に進んでおり,特にいもち病に強く,耐倒伏性に優れ,高温耐性を持つとされる「しふくのみのり」については収量・品質への期待もあり,部会員等の関心が高まっています。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9404    FAX:0228-22-6144


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あ・ら・伊達な道の駅花卉部会の露地ギク現地検討会を開催しました

2021年07月16日 15時26分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 大崎市岩出山にある,あ・ら・伊達な道の駅では,4年前から花き部会の一部会員が盆・彼岸出しの露地ギク栽培を新たに開始し,地元産の花きの生産拡大に取り組んできました。大崎農業改良普及センターでは,7月7日に今年度露地ギクの栽培を行っている部会員7名と現地検討会を行いました。部会員のほ場を見学しながら,病害虫の防除や輪ギクの芽かきなどの盆出荷に向けた栽培管理を改めて確認しました。ほ場見学後は,新たな商品の開発に向けた情報交換などが活発に行なわれました。
 普及センターでは,今後も大崎地域の花き振興を支援して参ります。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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登米市内のりんご凍霜害の実態が明らかになってきました

2021年07月16日 10時32分36秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

登米市は,およそ25ha*でりんごが栽培されている県内有数のりんご産地ですが,4月の開花時期前後に低温に見舞われたことによる凍霜害が発生しました。

5月から6月の時点で,主に着果不良の発生が報告されていましたが,令和3年7月14日に登米市・JAみやぎ登米・登米農業改良普及センターの3者で改めて生産者の方々を巡回し,凍霜害の実態を調査しました。

その結果,管内各地で“さび果”や“変形果”が多く,平年並みの着果量が確保できないなど,深刻な被害を受けている実態が明らかになってきました。

 

また,登米市中田町のりんご生産者で組織する「上沼観光りんご生産組合」は,例年,りんごの木のオーナーを募集して収穫体験等を行っていますが,今年は十分な収量が見込めないためオーナーの募集を停止するなど,影響が出ています。

りんご栽培歴50年のベテラン生産者が「ここまでの被害は記憶にない」というほどの凍霜害が発生したことから,登米市では,この日の聞き取り内容を元に被害額の取りまとめなどを行う予定です。

普及センターでは,引き続き被害の実態を把握するとともに,来年に向けた支援をしてまいります。

*(2020農林業センサス,販売目的の栽培面積)

 

<連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
 電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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