宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲採種ほ審査が始まりました

2021年07月02日 16時29分06秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 水稲の種子を生産する「採種ほ」では、一般農家が来年使う水稲種子生産を行っています。県は「主要農作物種子条例」に基づく種子審査を行っていますが、これは、種子を生産するほ場及び作物に対して、ほ場での審査(ほ場審査)とそこから収穫された生産物の審査の2種類の方法で行います。
 ほ場審査は、文字どおり種子生産ほ場に直接赴いて審査をするものです。このほ場審査の第1回目となる「予備審査」が6月25日から始まりました。審査員には農業改良普及センターの職員が当たっています。
 主な審査内容は、①ほ場の地名・地番や品種、生産者名などを現地で確認すること。②種子を生産するほ場(特定種子生産ほ場と言います)での異種・異株の有無や病虫害の発生状況。③特定種子生産ほ場周辺水田の稲に種子伝染性の病害(特にばか苗病)が無いかどうかの3点です。
 採種ほ場から生産される「たね」が多くの農家に供給され、来年の稲作に使われるので、種子生産は大変重要です。このため、今回の審査を含め、3回のほ場審査と発芽率や異種・異品種の混入がないことを確認する生産物審査を行い、初めて「たね」として合格となります。
 種子審査を担当する農業改良普及センターでは、多くの時間と人員を配して、この業務に当たっています。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 


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集落営農法人設立後初の農作業! 長ねぎ栽培が始まる

2021年07月02日 10時16分32秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 仙台市西部の中山間地域である倉内・大針地区では,現在,農地整備事業が進められています。令和4年度から始まる工事を前に持続的に集落営農を担う組織と導入作物を決定し,工事終了後スムーズに営農を開始するための準備が行われています。その集落営農の担い手として,令和3年2月5日に「農事組合法人うぇすとファーム仙台」が誕生しています。

6月8日(火),農地整備後に導入が予定されている長ねぎ栽培について,法人設立後,初めて取り組みました。

 構成員が補助事業で購入した真新しい管理機を初利用し,約7aのほ場に5人で2時間程度で定植作業を終えることができました。

 これを契機に今後,法人で取り組む農作業が増え,法人としての経営基盤づくりが進むことが期待されます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296


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集落の農業機械の集約を図る-集落営農組織の勉強会で今後を検討-

2021年07月02日 08時13分45秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 6月22日,川崎町古関地区の集会所において,集落営農組織としてこの秋に法人化を目指す古関集落の農業者11名が集まり,今年度3回目の勉強会が開催されました。
 前回の勉強会後,オペレーター予定者で検討した結果を踏まえ,トラクターの作業料金を決定するとともに,集落内にある農業機械のリストから,設立予定法人や地区外農家への売却,移管,処分等について保有している農家それぞれの意向を確認しました。それを基に効率的な機械利用ができるよう法人で使用する農業機械類の査定を法人構成員となるメンバーで行うことになりました。機械装備は法人の営農計画,特に栽培品目の構成に影響されることから,水稲+αの品目を何を選ぶかが重要であり,普及センターからは安定経営となる作物選定と作付け比率について農業経営コンサルタント等外部専門家から提言をもらうことを提案しました。
 大河原農業改良普及センターでは,今後も法人化に向けた勉強会でのアドバイスと新規作物の栽培技術支援をしていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター    TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

農業機械のリストを全員で検討


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