少し遅くなりましたが、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録について。
ドイツのボンで開かれていたユネスコの世界遺産委員会は「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県、23資産)の世界文化遺産への登録を21委員国の全会一致で決定し、晴れて正式登録されました。
国内で19番目の世界遺産(文化遺産としては15番目)として仲間入りしました。
今回は審議での発言内容などを巡り日韓の対立が続いたため、世界遺産登録に暗雲が立ち込めていましたが、何とか外交努力で合意に至ることができたようです。
日本人として、登録されたことは素直に喜ばなければならないと思いますが、8県に跨り23もの資産が一挙に加わったということに関しては、世界遺産石見銀山を抱える当市としては考えさせられる点が幾つかあります。
日韓関係はさておき、そもそも今回の遺産群の中には文化財保護法対象外の稼働遺産が含まれていたことから、法的保護根拠の新たな解釈調整が必要となり、国内の文化遺産では初めて文化庁ではなく内閣官房(地域活性化統合事務局)と外務省が主導して推薦作業を行ったそうです。
内閣官房が中心になったことを伺うに、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」や「地方創生」など政府が進める政策へ向けての強引な手法がとられたのではないかという気がします。
そして、本来ユネスコが提唱する「遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき『顕著な普遍的価値』を持つ物」とは少し掛け離れていると思います。
また、九州から東北にかけての広範囲に渡る遺産群ということになると、統一的な保全が可能か心配にもなります。
いずれにしても、既に正式登録されたからには、大田市として何かしら連携はしていかなくてはなりません。
これまで広島の「厳島神社」と「原爆ドーム」とを結ぶ観光ルートに力を入れてきましたが、今後は山口県萩市との連携も視野に入れて取り組まなければならないと考えます。
ドイツのボンで開かれていたユネスコの世界遺産委員会は「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県、23資産)の世界文化遺産への登録を21委員国の全会一致で決定し、晴れて正式登録されました。
国内で19番目の世界遺産(文化遺産としては15番目)として仲間入りしました。
今回は審議での発言内容などを巡り日韓の対立が続いたため、世界遺産登録に暗雲が立ち込めていましたが、何とか外交努力で合意に至ることができたようです。
日本人として、登録されたことは素直に喜ばなければならないと思いますが、8県に跨り23もの資産が一挙に加わったということに関しては、世界遺産石見銀山を抱える当市としては考えさせられる点が幾つかあります。
日韓関係はさておき、そもそも今回の遺産群の中には文化財保護法対象外の稼働遺産が含まれていたことから、法的保護根拠の新たな解釈調整が必要となり、国内の文化遺産では初めて文化庁ではなく内閣官房(地域活性化統合事務局)と外務省が主導して推薦作業を行ったそうです。
内閣官房が中心になったことを伺うに、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」や「地方創生」など政府が進める政策へ向けての強引な手法がとられたのではないかという気がします。
そして、本来ユネスコが提唱する「遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき『顕著な普遍的価値』を持つ物」とは少し掛け離れていると思います。
また、九州から東北にかけての広範囲に渡る遺産群ということになると、統一的な保全が可能か心配にもなります。
いずれにしても、既に正式登録されたからには、大田市として何かしら連携はしていかなくてはなりません。
これまで広島の「厳島神社」と「原爆ドーム」とを結ぶ観光ルートに力を入れてきましたが、今後は山口県萩市との連携も視野に入れて取り組まなければならないと考えます。
意味不明な世界遺産騒ぎです!