お盆を前に県外ナンバーの自動車や帰省客を多く見かけるようになりました。
我が家の近所でも幼なじみが子ども連れで続々と里帰りし、普段の集落の平均年齢を半分くらい若返らせる程です。
子どもたちの遊び声が聞こえ、大変賑やかで活気に溢れた感じがします。
お年寄りたちも久々に孫子と顔を合わせたためか頬が緩みっぱなしのような気がします。
夏休みの田舎は毎年のこととはいえ、都会っ子にとって非日常となる時間と自然溢れる環境は楽しくて仕方がないようです。
この子たちが祖父母の住む大田市を忘れずに、自分の原点であり故郷だと思ってくれて成長してくれたらいいなと思います。
近年、「孫(まご)留学」なるものが少子化で児童生徒数の減った学校を救う一縷の望みのようです。
近隣では江津市が動き出したようですし、隠岐島前高校や島根中央高校は以前から県外生徒の受け入れを積極的に行っています。
なかなか縁もゆかりもない地域で3年間過ごすことは難しいかもしれませんが、祖父母の暮らす田舎であれば少しはハードルが下がるかもしれません。
少子高齢化・過疎化で悩む自治体は生き残りを賭けて、様々に工夫を凝らした事業を考え出さなければなりません。
大田市も何時までも胡坐をかいているわけにはいきません。