言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

審判

2009年08月31日 | Weblog
  昨夜、国民の審判は下されました。マスコミの予想通り民主党が圧勝し、300議席を越える安定過半数、単独政権をも担える勝利を治めました。今後、連立政権に向け各党の協議が活発になると思われます。
 ここ島根2区は、自民党公認の竹下亘候補が事前の予想を覆す大勝利をし、山陰両県は全て自民党候補の当選となりました。これは全国との流れには逆行している現象に思われますが、小泉ブームの前回選挙において反小泉を掲げた方が当選したのですから、当然の成り行きではなかったでしょうか。いずれにしても、地方の正念場はこれからと考えます。心構えをしておかなければなりません。

 さて、この度の選挙は、まさしく小選挙区制度の特徴が表れたものでした。政権交代が容易であること、死票が多数発生することなどメリット・デメリットがよくわかったのではないでしょうか。
 ちなみに、首長選挙はこの小選挙区制度と似ていて、1人の当選者しかいません。民意が容易に審判を下すことができる制度です。そういう意味で任期中の実績と活動が重視されることになります。

訣別

2009年08月26日 | Weblog
 衆議院総選挙も終盤戦を迎え、ここ島根2区も最後まで結果がわからない激戦を繰り広げています。
 全国的には民主党の大勝利とマスコミは予想し、政権交代は確実と伝えています。報道各社揃って統一的な見解なので、ほぼ間違いないと思われます。民主党の目論見通り「政権選択」という4文字に有権者は踊らされてしまうのでしょう。
 ちなみに前回4年前の総選挙では、「構造改革」「抵抗勢力」「刺客候補」など分かり易いフレーズで小泉政権が国民を扇動しましたが、結果的には小泉・竹中構造改革によって日本は特に地方と呼ばれる田舎は壊滅的な打撃を受けました。その傷は今も癒えることなく疲弊したままです。
 以前にもブログで書きましたが、自民党は、もっと早くそしてハッキリと小泉路線からの訣別をし、路線変更をすべきではなかったのではないでしょうか。安倍、福田、そして麻生と3年かけて少しずつ路線転換はしてきています。特に麻生政権からは地方に対し厚い緊急経済対策を施しています。
 我々田舎に暮らす者にとって新しい政権が救いの神になるのか、それとも破壊の悪魔になるのか分かりません。1つだけ明確なのは小泉政権以上に合理主義、都市集中という論理の方が内閣に入ることは間違いありません。

距離

2009年08月25日 | Weblog
 7月下旬から8月上旬まで大田市内7箇所ブロック単位で「まちづくり座談会」が開催されました。
 全会場に出席するつもりでしたが、残念ながら中央ブロックのみとなりました。
 市長をはじめ執行部が揃って出席し、3年ぶりの市民との意見交換の場でありました。こういった市民との対話集会を開催されるのは歓迎しますが、手法・内容にいくつかの改善点があるのではないでしょうか。キーワードは「距離」です。
①できる限り毎年開くこと。
②座談会の単位をブロックではなく「まちづくりセンター」毎に開催すること。
③執行部が勢揃いするのではなく、市長と記録者としての秘書だけにすること。
④事前に質疑事項を提出しないこと。
以上の4点です。いづれも市民との「距離」を感じさせるものです。市民の声を広く聞き、市政に反映させる気があるならば、市民と行政の間隙を埋めたいならば、今後の座談会に生かしてほしいものです。

 さて、当日会場での質疑の中で印象的だったことを紹介します。「大田市は石見銀山にばかり予算を費やす。もっと障害者・高齢者福祉に配分すべきではないか」というものです。また「市立病院の医師・看護師不足」についての質問がありませんでした。これらは市民と行政の距離を強く感じさせるものでした。
 議会も基本条例に向け取り組み始めるところですが、市民との距離をしっかり考慮しなければなりません。また現在、全国で選挙戦を繰り広げている候補者たちも有権者との距離を今一度見つめ直していただきたいものです。

攻防

2009年08月17日 | Weblog
 いよいよ明日から衆議院議員選挙が始まります。本当に長い助走期間でした。1カ月余りの間、早朝から深夜まで我ながらよく頑張ったと思います・・・。それ以上に、一緒に活動していただいた青年局・事務局の皆さんに心より厚く感謝いたします。かなり無理なお願いをしてきましたが、嫌な顔もせずに・・・ただただ頭が下がるばかりです。本当にありがとうございました。

 さて、この度の選挙、ここ島根2区では激戦が予想されます。
 竹下わたる財務副大臣は公務の合間を縫って選挙区内を隈なく廻られ、自民党に対する逆風の中、ふるさと島根を強く想いながら地方へ手厚い緊急経済対策を実行してきたことを訴えてこられました。大田市が15か月予算として250憶円近くの予算編成ができたのも竹下副大臣のおかげです。
 今後、大田市が抱える医師不足、新不燃物処理場建設などの難問を乗り越えていくためにも地域に必要な代議士を支えていかなければなりません。一進一退の攻防を繰り広げる12日間となりそうです。

 一方、大田市議会では、9月定例議会に向けて着々と準備が進められています。こちらも議会と執行部による一進一退の攻防・・・があるかもしれません。
 



ローカルマニフェスト

2009年08月09日 | Weblog
 本当に忙しい週末でした。
 土曜日は島根県消防大会式典、子育て理想都会議、日曜日は消防操法大会と行事・会議が目白押しでした。消防職員、消防団員の皆様暑い中お疲れ様でした。湿度が高く蒸し暑い日でしたが、何とか天気が保ってよかったのではないでしょうか。

 さて、今回の衆議院総選挙におきまして、各党のマニフェストが出揃いました。その評価についてマスコミ各社が伝えていますが、与党は過去四年間の実績と課題解決が重要ですし、野党は実行性・実現性や財源の根拠が重要になります。
 
 ところで、この度、自民党青年局では島根県の候補者と政策調整を行い、若者が安心して生活のできる島根を実現するためにローカルマニフェストを作成しました。
1、雇用の確保と安定
2、少子化対策として出会いの場の提供
3、子育て支援策として「働くママ」を重点的に応援
4、地域医療の充実
です。今回の選挙のキーワードは「格差」ではないでしょうか。所得格差、地域格差、世代間格差など、政治課題は、いかに日本の格差是正に努めるかということになります。

暴挙2

2009年08月07日 | Weblog
 またまた共産党議員の信じられぬ暴挙について。
 
 共産党議員が新不燃物処理場建設の一連の騒ぎに対して愚行とも思われる行動をされました。
 建設予定地の一部の地権者が立ち入りを拒否して遅々として進まぬ状況を見て、建設予定地の変更を市長に要望しました。強硬な反対派との折衝に担当課は日夜努力しているにもかかわらず。
 日に日に強固になる反対派の態度に行政側も行き詰っている状況を考えると、対応策をもう少し考えなければなりません。
 しかしながら、大田市議会が全会一致で決定した候補地をいとも簡単に変更しようとは日和見過ぎやしないかと思います。
 その上、執行部への要望文書をマスコミに送り、自らの行動を正当化しようとしました。
 先般、自らの愚かさに気付き、思い留まったものと思っていましたが、このような結果になってしまいました。
 まさに選挙前のパフォーマンスであり、市全体の事を考えない暴挙としか言い様がありません。

民意

2009年08月06日 | Weblog
 遅くなりましたが、斐川町長選挙の結果について。
出雲市との合併推進派の現職町長が当選されました。やはり町民の多数は合併に対して前向きだつたようです。合併に前向きというよりも多くの方は、消防・救急、ゴミ処理、そして町財政の先行きに不安を感じたのではないでしょうか。私たちの暮らしに欠かせない行政サービスはもちろんですが、景気の波に大きく左右されるような町財政は、現状では厳しいのではないでしょうか。誘致企業に頼ることが諸刃の剣であるのではないでしょうか。
 ただ、単独町制を望む方の言い分として、行政サービスの低下だとか、地域の自主性や伝統文化の継承が困難になるなど、合併による弊害が聞こえているのも事実です。
 大田市も合併後4年が経過しようとしています。改めて仁摩地区、温泉津地区の皆さんの声に耳を傾ける時期ではないでしょうか?

医師確保待ったなし!

2009年08月05日 | Weblog
 去る3日の舛添厚生労働大臣の講演には本当にたくさんの方においでいただきありがとうございました。わずかな時間でしたが、医療・福祉・年金等の問題を分かり易く話していただきました。また特に、大田市立病院の医師不足に関して、講演直前に市長・議長から大臣に陳情しています。早期に対応策を講じるためにあらゆる方面に働きかけなければなりません。絶好のタイミングではなかったでしょうか。
 新聞記事にもあったように、近い将来、大田市立病院の外科医が全くいなくなる恐れがあります。そうなれば、大田圏域の救急・2次医療態勢は崩壊してしまいます。何としても市民の安全・安心な暮らしを守るために最大限努めなければなりません。まさに、待ったなしの窮地です。


お知らせ

2009年08月01日 | Weblog
 明後日2日(日)は「天領さん」です。市内の各種団体が天領踊りを披露します。日曜日の夜ということで、お出かけにくい時間ではありますが、いろいろな催し物が用意されていますのでご参加ください。私も、市議会チームの一員として元気に踊ります。

 また、翌3日(月)は、大田市に舛添要一厚生労働大臣がやってきます。医療・福祉・年金・子育て支援など、皆さんに身近な問題について講演されます。特に、大田市は、市立病院においての医師・看護師不足の問題がかなり深刻化しています。地域医療の確保と充実は喫緊の課題です。その辺りをしっかり大臣に伝えなければなりません。

8月3日(月) 13:00~ サンレディー大田