名寄市の「自治基本条例」について。
名寄市は北海道北部にあり、冬場は冷え込みが厳しく、1月の平均気温は全国の市の中では最も低いそうです。平成18年に隣接する風連町と合併し、人口は約3万人、面積は535㎢と大田市より人口は少なく面積は広いところです。基幹産業は農業で餅米の生産量は日本一で伊勢の赤福餅は名寄市の餅米が多くを占めているそうです。その他アスパラガスやカボチャの生産も盛んなようです。
「自治基本条例」とは、住民自治に基づく自治体運営の基本原則を定めた条例で、「自治体の憲法」とも言われ、条例の名称は自治体によって異なり「まちづくり条例」「まちづくり基本条例」あるいは「行政基本条例」など様々です。地域課題への対応やまちづくりを誰がどんな役割を担い、どのような方法で決めていくのかを明文化したもので、自治体の仕組みの基本ルールを定めた条例であり、多くの自治体では、情報の共有化や市民参加・協働などの住民自治の基本原則、自治を担う住民、首長・行政・議会等のそれぞれの役割と責任、情報公開、計画・審議会等への市民参加や住民投票など自治を推進する制度について定めています。平成13年に施行された北海道ニセコ町の「ニセコ町まちづくり基本条例」が最初と言われ、その後制定する自治体が急速に増え、現在も制定に向けて取り組んでいる自治体が多いようです。
名寄市は、本年4月に施行されたばかりですが、条例策定の経過で「市民懇話会」を発足し、市民が積極的に携わり、これからの市政運営とまちづくりを、未来を担う子どもから、これまで支えてきたお年寄りまで全ての市民で進めようとしています。
協働によるまちづくりを進める大田市においても参考になるのではないでしょうか。
現在、我々が取り組んでいる「議会基本条例」やこの「自治基本条例」の主役はまぎれもなく「住民」「市民」です。主役が自ら考え、行動することが求められています。今までのように、行政を「お上」と位置付け、お願いするだけの地方自治は終わろうとしています。また、行政も「協働」という綺麗な言葉に市民を踊らせ、市民サービスを無理矢理に押し付けることもできなくなります。それは、市民が本当に欲するサービスを公共がどこまで行い、市民自らがどこから行うかを「契約」しなければならないからです。
名寄市は北海道北部にあり、冬場は冷え込みが厳しく、1月の平均気温は全国の市の中では最も低いそうです。平成18年に隣接する風連町と合併し、人口は約3万人、面積は535㎢と大田市より人口は少なく面積は広いところです。基幹産業は農業で餅米の生産量は日本一で伊勢の赤福餅は名寄市の餅米が多くを占めているそうです。その他アスパラガスやカボチャの生産も盛んなようです。
「自治基本条例」とは、住民自治に基づく自治体運営の基本原則を定めた条例で、「自治体の憲法」とも言われ、条例の名称は自治体によって異なり「まちづくり条例」「まちづくり基本条例」あるいは「行政基本条例」など様々です。地域課題への対応やまちづくりを誰がどんな役割を担い、どのような方法で決めていくのかを明文化したもので、自治体の仕組みの基本ルールを定めた条例であり、多くの自治体では、情報の共有化や市民参加・協働などの住民自治の基本原則、自治を担う住民、首長・行政・議会等のそれぞれの役割と責任、情報公開、計画・審議会等への市民参加や住民投票など自治を推進する制度について定めています。平成13年に施行された北海道ニセコ町の「ニセコ町まちづくり基本条例」が最初と言われ、その後制定する自治体が急速に増え、現在も制定に向けて取り組んでいる自治体が多いようです。
名寄市は、本年4月に施行されたばかりですが、条例策定の経過で「市民懇話会」を発足し、市民が積極的に携わり、これからの市政運営とまちづくりを、未来を担う子どもから、これまで支えてきたお年寄りまで全ての市民で進めようとしています。
協働によるまちづくりを進める大田市においても参考になるのではないでしょうか。
現在、我々が取り組んでいる「議会基本条例」やこの「自治基本条例」の主役はまぎれもなく「住民」「市民」です。主役が自ら考え、行動することが求められています。今までのように、行政を「お上」と位置付け、お願いするだけの地方自治は終わろうとしています。また、行政も「協働」という綺麗な言葉に市民を踊らせ、市民サービスを無理矢理に押し付けることもできなくなります。それは、市民が本当に欲するサービスを公共がどこまで行い、市民自らがどこから行うかを「契約」しなければならないからです。