言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

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大田市立病院あり方検討会

2011年12月22日 | Weblog
12月議会終了後、全員協議会が開催され「大田市立病院のあり方検討会」の報告がありました。

7月に設置され、西尾副院長を座長とし、12月までに5回の会合を重ねられました。
大田市の喫緊の課題である大田市立病院の医療機能の低下などについて、大田宣弘元県立中央病院副院長など専門家を交えて忌憚無く、白熱した議論がなされたようです。

まとめられた提言には、第1章「市立病院をめぐる現状と課題」、第2章「市立病院の役割と責任」、第3章「重点的に取り組む事項」、第4章「早期に着手すべき課題」、第5章「進行管理」となっています。

特に、第3章「重点的に取り組む課題」では、
◎医療機能の充実・整備として①救急医療の推進②大田総合医育成センターの着実な推進③看護体制の再編・強化④安全・安心な市立病院の実現。
◎医師確保対策として①島大医学部や県との連携強化②総合医療学講座の活用。
◎健全な経営基盤の確立として①経営健全化計画の策定②経営目標の設定。
◎地域連携の推進として①地域医療の充実・推進②医師会との連携強化。
◎市民に信頼され親しまれる病院づくりとして①市民に対する医療サービスの向上②市民と行政の連携。

また、第4章「早期に着手すべき課題」では、
◎行動目標の設定
◎組織体制の見直し・再編として①開設者(大田市)と市立病院のそれぞれの責務と役割分担②病院が一体となった医療提供体制の整備。
◎新病院建設の検討・協議。
◎運営形態の検証。

となっています。

正直、遅きに失した感は否めませんが、大きな前進には間違いありません。
外部からの人材登用により動き出した偉大な第一歩です。
提言の中にもありますが、「大田市における医療行政の取組みについては、これまでは、その専門性もあって医療現場に関心が薄く、医療行政を担う組織や体制が十分に整備されていない。医療行政の最終責任は行政にある」
まさに、これに尽きると思います。
様々な場面で、病院は聖域であり、触らぬ神に崇りなしというスタンスで本庁からスタッフを送り込んでいました。
今こそ、内部の膿を出し切り、外部の新鮮な人材によって改革に邁進しなければなりません。
ぬるま湯は居心地が良いので長く浸かっていたいものです。しかし、熱湯で殺菌し、冷水で保存してこそ長持ちするものです。

大田市立病院の覚醒、大田市民の覚醒が求められています。
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TPP問題について2

2011年12月19日 | Weblog
前回、TPP問題について私の見解を述べました。

それでは、大田市など農林水産業・一次産業が盛んな地域はどう対処すればよいのか?

市民はどうすればよいのか?

何を基準に考えたらよいのか?

その答えは、市民一人一人の価値観の問題である、と申し上げるしかありません。

まずは、農業について。
ご存知のように、農家には専業農家と兼業農家があり、兼業農家にも1種・2種とあります。
近年、農業従事者の高齢化は著しく、第2種兼業農家の比率増加も際立っています。
そういった中で、中山間地域等直接支払制度や農地・水保全管理支払い交付金など様々な対応策が図られていますが、一向に耕作放棄地の解消にはつながりません。水田の多面的な有用性(治水、環境保全)については広く理解されながらも、後継者・担い手不足のため状況は悪化する一方です。大規模農家の擁護と営農組織の促進では事態の好転には至りませんでした。この結果を顧みずに、農水省とJAは依然として新たな一手を打ってきませんでした。
続いて、水産業について。
水産資源の枯渇による水揚げ高の減少と魚価の低下に拍車がかかり、漁業離れによる漁村の衰退が目立ちます。構図は農業と同じで組織ばかりが優先されて、構成員は搾取の対象とされてきました。
立派な城郭が残っても、そこに集うサムライがいなければ、そこに住まうヒトがいなければ、国は保つことができません。

TPPは、風前の灯である日本の一次産業を一気に吹き消し壊滅させるハリケーンのようなものかもしれません。
しかし、現状のままでも衰退・荒廃は日を見るより明らかです。

国民が、市民が自らの国土・地域を守ろうとするなら、自由貿易・関税撤廃によって激流の如く流入してくる外国産品を選択せずに、メイド・イン・ジャパンを手にすることです。まるで幕末の維新志士のように。
安かろう良かろうの市場主義信奉者は、都市と地方の格差を見過ごすことなく、経済によって国土・地域を保全する手立てを考えることです。

どちらを選択するかは、一人一人の価値観です。




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TPP問題について1

2011年12月10日 | Weblog
以前に「TPP問題について」のコメントが寄せられていました。
吾郷議員のブログ上での“やりとり”を興味深く拝見させていただいておりました。
主役である、グランさんの力説には感嘆させられ、吾郷議員の分析力と調査力に感心しました。
ブログ上での激論は見ごたえがあり、自分の不勉強さを痛感させられました。

さて、私の見解であります。
実は夏ごろに読んでいた新書がありました。
「TPPは国を滅ぼす」小倉正行著と「農協の陰謀」山下一仁著の二冊です。
相反する二冊を読んでの見解ということ、また、私の職業が農業であること(市議会議員を本業と思っているが、マスコミは議員を職業と認めてくれない)を大前提にご理解下さい。

結論から申し上げると、『TPP交渉参加は是、批准は疑問』というものです。
TPPはGATTやWTOとは比較にならない程の影響力で、第二の開国・黒船来襲であると位置づけてもいいものと思います。
江戸末期の幕府の対応と民主党政権は酷似しており、相変わらず日本の外交交渉の不得手ぶりを露呈し、明治維新から日本は成長していないとゲンナリさせられます。
では何故、交渉参加は是なのか。それは、日本の強固な既得権者つまりJA、JF、医師会など国民を食い物にしている組織・団体が声を揃えて反対の大合唱をしていることに疑問を抱くからです。
彼らは自らの特権・既得権を守るためだけに偽善者面して国民を扇動しようとしているのです。
具体的にはJAが農村を、JFが漁村を、そして医師会が国民皆保険を死守しなければならないと言いながら、実は組織防衛のみが目的であることが見え見えだからです。
これまでJAが主体的に農村を守ってきましたか。経営基盤の強化と称し統廃合を繰り返し、信用と共済にばかり力を入れてきました。非農業者を顧客化し、本来の顧客でる生産者の擁護と育成を疎かにして搾取の対象にしてきました。
JFが漁村を守ってきましたか。漁協も統廃合を繰り返し、港湾整備の縮小と集約化が進みました。減船も著しく、後継者不足を解消できず、漁獲量の減少に歯止めがかかりません。
医師会とて同様です。現在の医師不足・医療の地域格差の原因は医師会と政治によるものです。いくら皆保険制度があっても受診できる医療機関がなければ意味がありません。
以上のように、既得権者に騙されるのは真平御免なわけです。

グランさんの仰る通り「TPP」はまさに劇薬だと思います。
しかし、その劇薬も処方次第では、日本に巣食うガン細胞を縮小できるのでは・・・という期待をかけてみたくなるのです。
この気持ちは理解してもらえるのではないでしょうか。


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12月定例会・一般質問

2011年12月10日 | Weblog
遅くなりましたが、先日の一般質問をアップします。
壇上での演説時間は25分間、10枚にわたる原稿でした。
先輩・同僚議員も長過ぎると不満ではなかったでしょうか。

おはようございます。
師走を迎え、今年も残すところ1か月をきり、本格的な冬の到来に備える季節がやってまいりました。そんな中での、12月定例会、一般質問のトップバッターをハツラツと務めます6番議員、三浦です。
先輩・同僚議員の皆様におかれましては、しばらくの間、ご静聴いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

それでは、先に通告しました2点について質問いたします。
市長の真摯なご答弁を求めるものであります。
質問の第1は、大田市職員の意識改革についてです。
まず初めに、市役所と市職員の使命についてお伺いいたします。
近年、度重なる飲酒運転の発覚とそれに対する処分、また、会計検査院による不適正な経理への指摘など、こうした不祥事の発覚や不適正な行政事務の表面化により、市役所や市職員は、市民を初め内外からの厳しい指摘と非難にさらされています。
更には、著しい少子高齢化、過疎化、地域経済の低迷などによる閉塞感が市全体を覆い、行政に対する不信感を助長させています。
しかしながら、ここで注意しなければならないことは、失敗や批判を恐れる余り、
「何もしなければ失敗することもなく、非難されることもない」
といった風潮が市役所内に蔓延し、仕事に対する意欲が失われ、職場全体の士気が低下することであります。
この危機をどう乗り切って、一刻も早く市民の信頼を回復し、市民の期待に応えていく、そのことが、まさに今、職員に問われていることではないでしょうか。
以前、三重県において、阪神・淡路大震災が発生した当日、新大阪から新幹線を使って九州方面に出張したという文書の存在が情報公開請求により明らかになり、カラ出張が発覚いたしました。この、カラ出張事件を受け、職員を対象とした研修が行われ、
「公務員は志を持たなければならない。志という字は、士(サムライ」の心と書く」
という講師の言葉に、参加した職員は感きわまり、奮い立った。 そして、そこから改革が始まった・・・と、当時の三重県総務部長で現ニュースキャスターの村尾信尚(ノブタカ)氏は、著書の中で振り返っています。
竹腰市長は、市長初当選時のマニフェストで改革断行を掲げ、大田市総合計画と大田市行財政改革大綱において、職員の意識改革と育成に取り組むことを明言されています。
市長自らが先頭に立って、職員一人一人と共有できる、高い志をもった取り組みを、
ぜひとも、実践していただきたいと考えます。
政治に携わる我々議員も、公務員である市職員もミッションとパッション、すなわち使命と情熱が何より大切であると、私自身、常日ごろ感じているところであります。
「古いしがらみや慣例にとらわれず、惰性に流されず、志を高く掲げ、自らのミッション・使命を見詰め、情熱を燃やし、意欲的に仕事に取り組んでいく」
そういった姿勢が、今こそ求められていると思います。

さて、皆様は、「もしドラ」という書物が爆発的に売れていたのをご存知でしょうか。
この本のタイトルは、「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」というものであり、アイドルグループAKB48のプロデュースなどに携わった岩崎夏海(ナツミ)氏による著書で、大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化もされ、社会現象を巻き起こしました。
この本の主人公である都立高校の野球部の女子マネジャーは、経営学の神様と称されるピーター・ドラッカーの名著「マネジメント」を読み、
「野球部の使命は人に感動を与えること」
と定義づけ、さまざまな改革に取り組むとともに、部員一人一人がその使命を理解し、役割と責任を担っていくことで、野球部のみならず、他の部活動や学校全体、さらには地域社会に良い影響を及ぼしながら、それぞれ が成長し、甲子園出場という大きな目的を達成する、
という内容です。
主人公の女子マネジャーは、ドラッカーの「マネジメント」を引用しながら、
企業経営にとって大切な “企業にとっての使命” とは何か・顧客とはだれか・顧客にとっての価値とは何か、という問いを、チームに置きかえ、課題解決に取り組んでいく。
そうした、ひたむきな姿が、読者に新鮮な感動と勇気を与え、多くの人々を魅了し支持された一冊であります。
自治体の経営力、マネジメント力が問われる時代と言われている昨今、不祥事を二度と起こさないという強い決意を内外に示すとともに、改めて、
「市役所の使命とは何か、市職員の使命とは何か」を見詰め直し、再出発することが強く求められていると感じます。
ドラッカーは、 「マネジメント」 の中で、
「立つ場所さえ与えてくれれば、世界を持ち上げて見せる」と言ったとされる古代ギリシャの偉大な科学者・アルキメデスの言葉を引用しながら、
「企業や組織にとって、立つ場所とは集中すべき分野であり、それを見きわめることが大切である」と指摘しています。
今、本市にとって必要なことは、担うべき使命を明確にし、目指すべき目標を示し、それによって、立つ場所、すなわちドラッカーの言う集中すべき分野を、見極めることだと感じています。
そこで、市長にお伺いいたします。
市役所にとって、また、市職員にとって 「使命」 とは何か、「顧客」とはだれか?
顧客にとっての価値とは何かという問いに対し、どのように定義づけ、実践していくのか、お伺いいたします。
また、お隣広島県では、職員が仕事を進める上で果たすべき使命を、
「広島に生まれ、育ち、住み、働いてよかったと心から思える県を実現していくこと」と定義し、あわせて、職員の行動理念を正式決定し、その浸透策として、全職員のパソコン起動時、画面にその定義が表示される、また、県のホームページにも掲載するなどの取り組みを行っていると島根県から広島県へ派遣された友人に聞いたことがあります。
そこで、今申し上げました広島県での取組事例を参考に、職員の使命を組織全体に浸透させていく取り組みが大切であると考えますが、市長のご所見をお聞かせください。
次に、職員の意欲をかき立て、能力を引き出す取り組みについて伺います。
先ほど来、申し上げております通り、市職員一丸となって山積する市政の諸課題に取り組んでいくことが求められ、そのためには、職員一人一人が日々の職務に意欲的に励むことのできる職場づくりが、とても大切であると考えます。
最近、企業の中には、顧客や利用者からのお褒めの言葉を給与明細に掲載し、全社員で共有していこうとする取り組みが広がっています。
この取り組みは、企業に対するプラス評価を他の従業員にも伝えることによって、企業全体の仕事に対する意欲や自立性を高めることが本来のねらいでありました。
月に1度、家族と一緒に給与明細に書かれているお褒めの言葉を読みながら、家族に働きぶりを知らせることで、家庭円満の一助にもなるといった相乗効果があらわれ、大変好評で、導入する企業も徐々に増えているとのことです。
航空会社の全日空が最初にこの取り組みを始めたとされています。
発端は、乗客から寄せられた感激の声でした。
2004年、この年の夏の甲子園で北海道勢としては春夏を通じて初めての優勝を飾った駒大苫小牧高校のナインが、地元北海道に凱旋するため全日空機を利用した際、
「ただいま、深紅の大優勝旗も皆様とともに津軽海峡を越え、北海道の空域に入ります」という機長の機内アナウンスに感激した乗客から寄せられたものが、その年の10月、給与明細に掲載された。それが第1号になった・・とのことであります。
もちろん、このアナウンスは通常のマニュアルにはありません。
行政にとって、市職員にとって、失敗は決して許されることでも奨励されるものでもありません。しかしながら、マニュアルどおりに、型どおりに仕事をこなすよりも、市民のため、市政発展のために
「今まで以上に前向きに、失敗を恐れず、勇気をもって、新たなことに挑戦していく」
といった姿勢だけは失わないでいただきたいと思います。
そこで、市長にお伺いいたします。本市では、さまざまな研修等を通じて、職員の意欲を高めていく取り組みを行っていることは承知いたしております。詳細につきましては、最後に、吾郷議員から質問がされますので、私からは、先ほど触れました、「おほめの言葉を給与明細に掲載する試み」を一つの実践例として、
“職場への愛着と職責への誇りを保ち続けながら、職員 一人一人の仕事に対する意欲をかき立て、能力を引き出していく”
そのための方策として、どのような取り組みを行っていかれるのかお考えをお聞かせください。
これまでも、市民からの感謝の意や言葉をかけられ、モチベーションを高めた職員も少なくないと信じて疑いません。大田市のホームページや広報大田を活用することも一つではないかと考えますが、ご所見を伺います。
次に、プロボノ活動の促進について伺います。現在、大田市役所では、毎週水曜日に残業ゼロの取り組みが行われています。この取り組みは、閉庁時刻を意識して業務を見直すことで、より効果的な市民サービスを提供するものでありますが、この取り組みを進めていく上で大切なことは、仕事の効率化を図り、仕事の質・クオリティーをいかに高めていくかであり、市政課題が山積する中、退庁時刻を早めることを目的化することのないよう、仕事の効率化と課題への迅速な対応の双方をバランスよく推進していくことが大切であり、この取り組みの本来の趣旨が組織全体に正確に浸透するよう、周知に努めていただきたいと改めて要望しておきます。
そこで、こうした点に留意しながら、職員に一定の時間が確保されるようになった場合、その時間を有効に活用することが大切となってまいります。これらの時間を、自らの心身のリフレッシュ、家族とのコミュニケーション、あるいは地域活動や社会貢献活動への参加などに充てていくことにより、これまで以上にさまざまな可能性が広がってくるものと考えます。
近年、プロボノ活動という言葉が欧米諸国において定着しつつあります。プロボノとは、本来は、公共善のためにという意味であるプロ・ボノ・プブリコというラテン語を略したものであり、社会人が仕事を通じて培った知識やスキル、経験やノウハウなどを生かして社会貢献することであり、例えば、弁護士や会計士が時間を決めて法律相談や会計相談を無償で行ったり、あるいは、IT企業の社員がNPOのホームページを無報酬で制作したりといったイメージがわかりやすい例えかもしれません。今ご紹介したプロボノ活動は、みずからの仕事へのポジティブなフィードバックも期待できるという効果も報告されるなど、積極的に導入している企業がふえてきています。見なれた風景であっても、立つ位置を変えることで見える景色が一変するように、こうした経験をすることにより、新鮮な感動と喜び、そして新たな発見に出会うといった貴重な機会になり得ると考えます。
そこで、市長にお伺いいたします。ノー残業デイの取り組みを推進していく中で生じる時間を有効に活用し、あすへの意欲的な仕事につなげていくといった観点からも、欧米諸国を中心に定着し、現在、我が国においても広がりを見せつつあるプロボノ活動の促進について、大田市としてどのように認識し、また、今後どのように取り組んでいくのか、ご所見を伺います。

続いて、質問の第2は教育旅行の受入れ体制についてであります。
世界遺産・石見銀山と国立公園・三瓶山を核とする多くの優れた観光資源を有する当市は、総合計画の「地域一体でのもてなしの充実による産業の振興」において、観光振興の重要性が明記されています。その具現化に向け、大田市が鋭意取り組んでいることは、近年の当初予算からも窺え、関係各位のご努力には敬意を表するところですが、結果として、石見銀山の場合、世界遺産登録年の平成19年の入込客数を指数100とすると、翌年の平成20年こそ、113.9と伸びはしたものの、平成21年には78.5、平成22年は54.1と激減し、登録前年よりも割り込むという残念な結果になっています。確かに、大田市新観光計画では、脱・旅行代理店、一過性の団体旅行よりも、コアな個人旅行をターゲットにするような内容が盛り込んであり、入込客数だけが全てではないかもしれません。滞在時間や宿泊の増加による経済効果をねらい、一時的なブームに惑わされない、質の高い観光地を目指すことは、否定するものではありません。
とはいえ、観光立市を標榜するのであれば、観光の主たるバロメーターを軽んじることはできません。
そこで、その打開策として、教育旅行を積極的に受け入れる施策に取り組んでみてはいかがと考えます。
教育旅行すなわち修学旅行は、教育課程の上では、特別活動の1つの学校行事の中に位置づけられているものです。かつて一般庶民の所得が低かった頃は、なかなか遠方へ家族旅行に行く機会も持てなかったため、修学旅行によって見聞を広めてもらうことが大きな目的とされていましたが、現在では所得がある程度向上し、海外も含め遠方へ旅行に行く家庭が多くなってきたことから、短い学生時代に友人たちと一緒に昼夜を過ごすことの意義、集団行動の経験などを通し、多感な世代の人間形成に重要などの見地で行われているものです。申し上げましたように、以前は観光名所やテーマパークなどを訪れていたものが、近年では、学習、体験、交流型のグループ活動が主体になっているようです。まさに自然、歴史、文化が溢れる大田市は、教育旅行のフィールドとして相応しいと思われるのですが、以下、5点にわたり質問をいたします。
1つ目に、近年の教育旅行の受入れ状況について、2つ目に、大田市が提供できる体験プログラム・メニューの作成状況とその充実について、3つめに、宿泊施設等の確保について、4つ目に近隣自治体との連携について、5つ目に、これらの受入れ体制を充実させ、積極的に全国へ情報発信していく必要があると考えますが、情報発信力の向上について、お答えいただきたいと思います。
大田市では、既に、山村留学センターを拠点施設とした、都市と農山漁村との交流を実践しています。その蓄積されたノウハウを存分に生かし、観光施策へ反映させることは、大変有意義なことではないかと考えますし、また、少年期に仲間たちと訪れた土地での思い出は、それぞれの一生の宝物になるばかりではなく、いつか再び訪れたいというリピーターとしての効果も期待できるものと思われます。
こういった観点も踏まえて、ご所見を伺います。

長らくのご静聴に感謝申しあげまして、以上、登壇しての質問を終了いたします。
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12月定例会

2011年12月05日 | Weblog
本日より16日までの日程で12月定例会がスタートしました。

初日の今日は、委員会視察の報告を各常任委員会委員長が行い、閉会中に行われた特別委員会の報告を2名の特別委員長が行いました。

引き続き、今議会の議案、予算案件5件、条例案件4件、一般案件9件が上程されました。

一般会計補正予算の主なものは、減債基金への新規積立3億円、教育文化振興基金への新規積立1000万円(故恒松制治氏より)、ドクターヘリポート整備事業7410万円、企業参入促進整備事業1060万円、一中ブラスバンド部全国大会参加補助260万円など、総額5億6000万円です。ちなみに公用車事故など5件の損害賠償額77万円も含まれています。

一般案件では、新不燃物処分場整備事業に係る浸出水処理施設建設工事請負契約に関して、2億8560万円でアタカ大機・藤井工務店共同企業体による落札、やきものの里、サンレディー大田、市民公園・運動公園の3施設の指定管理者の指定について上程されました。


明後日7日からは一般質問です。
またまたトップバッターということで、午前9時から「ぎんざんテレビ」で生中継されますのでご覧下さい。
質問内容は、①職員の意識改革と②教育旅行の受入れ体制についてです。


一般質問終了後、TPP問題について私見を述べさせていただくつもりです。
グランさん、もうしばらくお待ちいただきますようにお願いします。
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被災地レポートその4

2011年12月04日 | Weblog
2011年3月11日14時46分、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源として発生した東北地方太平洋沖地震は、日本における観測史上最大の規模、マグニチュード9.0を記録し、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの広範囲に及んだ。
この地震により、場所によっては波高10m以上、最大遡上高40.5mにも上る大津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。
12月2日時点で、震災による死者15,840人、行方不明者は3,546人、重軽傷者は5,951人、そして建築物の全壊・半壊は合わせて32万戸以上、ピーク時の避難者は40万人以上、停電世帯は800万戸以上、断水世帯は180万戸以上にのぼった。

9カ月以上経った被災地を目の当たりにして、改めて自然の力の恐ろしさを知らしめられた。
人の力、人類の英知が結集されようとも、抗えない何かを自然は畏怖・恐怖をもって教えてくれる。

我々が自然の力を全て抑え込むことは不可能である。
自然災害を完全に防ぐことは到底無理である。
それでは、「災害に強い安全・安心なまちづくり」とはどうすればいいのか。
いかに犠牲者を出さないようにするかを最優先に考え、被害を最小限にすることを考えるしかないのである。
そして、被災者へのサポート体制をいかに迅速に的確に整えられるかではないだろうか。
今回、避難所・仮設住宅への訪問で学ばせていただいたことは、大田市防災計画の見直しに役立てていかなければならない。
それが、今回ご尽力いただいた皆さんへの恩返しとなると確信している。

最後に、この度の被災地訪問に際してご協力をいただいた、敷田神奈川県議、宮地君、三浦自治会長さん、栃木ボランティアネットワークの小野さん、君嶋さん、気仙沼市支援室長金さん、その他多くの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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被災地レポートその3

2011年12月02日 | Weblog
気仙沼市から北へ車を走らせ陸前高田市へ向かいました。

陸前高田市は、この度の震災で甚大な被害を受けた一つとして度々マスコミに取り上げられている都市です。

地震発生後に最大13.8メートルの大津波が街を襲い、市街地のほとんどが壊滅しました。

全世帯8068世帯のうち4465世帯が被災、1500人以上の犠牲者を出しました。

市街地に入ると「奇跡の一本松」が見えてきました。


とりあえず、道路は復旧されていましたが、1メートル近く嵩上げされていました。


鉄骨か鉄筋コンクリート造の建物しか残っていません。


中の物は全て流されてしまいました。自動車の山積みです。街のあちこちで見られた光景です。

消防署らしき建物もこんな状態に。


5階建ての市営住宅らしき建物は、4階までは完全に水没してしまい、家具なども流されていました。


海岸端にあった道の駅です。大津波に丸飲みされました。

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被災地レポートその2

2011年12月01日 | Weblog
2箇所の仮設住宅へ支援物資搬送を終え、引き続き三浦自治会長さんの案内で気仙沼港へ向かいました。

気仙沼は東北地方きっての水揚げ港ですが、港町全体が津波により破壊されました。





未だに信号機も復旧していません。


地盤沈下によって市場は海水に浸っています。


漁業関係者はこの建物の屋上に上がって一命をとりとめたそうです。


市場復興に向け関係者の努力に頭が下がります。


陸地に流された大型漁船の撤去もままならず、解体待ちの状態です。


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