2500回を前にして

密蔵院のホームページ(HP)のブログを書き始めて、今回が2499回目になります。次がいよいよ2500回目(でも、明日は密蔵院の大行事なので、後座でたぶんへべレケになるので書けません)。スタートは2007年7月のことでした。書いていない日は日本にいないか、ヘベのレケになった日くらい。実質、8年半で2500回。日々自分が僧侶として感じた由無しごとを綴ってきました。HPができる前の4年間は日本テンプルヴァンのHP(密蔵院のHPを作ってくれている会社)で、毎週一本ずつ四年間「名取芳彦のちょっといい話」を200話書いたので、トータル12年間書いていることになります。この先、どこまで続きますか・・・僧侶としての自分への挑戦でございます。

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譬えて言う訓練

どういうわけだか知らないが、この一週間、足どりが軽い。比喩ではない。実際に足が軽く感じるのだ。さっき犬の散歩をしながら家内に言うと「そうよ。あなた足、細くなったもの」「そっか。やせたのかな?」「痩せてはいないわ。体はそのままだもの」「そっか。じゃ鉄人28号みたいになっていくんだな」と言ったら、図星だったようで、あははは笑いながら「どうしてそんな面白いことを思いつくの?」「だって、自分の思っていることを伝えるのに適した譬えをするのは、半分仕事みたいなものだからな」「ほるほどねぇ」--継続は力なりという話で・・・はないか・・・。あははは。

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右往左往

長男、法事三件一人でよくやりました。家内、おばさんのお葬式ご苦労さま。次男、芝居の稽古時間ぎりぎりまで食器洗いありがとう。娘、母がいない間お寺の奥さん役お疲れさま。私、お葬式お疲れさん。みんな右往左往して、よく動きましたね。

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家族への別れと弟子の誕生

お坊さんになるための最初の儀式が「得度式」。今日、仏さまのお弟子さんが密蔵院で一人誕生した。お坊さんになる前に、白衣姿で家族に「これからは、家族だからと言って特別に親切にすることはできません。一切衆生が私にとっての親きょうだいになるからです。今までありがとうございました」と家族として最後のご挨拶の礼拝をする。人情から抜け出られない私としては、胸が熱く、涙腺が緩むんで、思わず顔を伏せた瞬間だった。フェイスブックで多くのお坊さんと知り合った彼だが、今日を限りに修行が終るまでの26か月間フェイスブックを休止するそうである。そうだ!そのくらいの覚悟はしないとねぇ。

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初雪

東京では初雪の観測。積もることもなくかわいいものだ。夕方から降り出してうっすら積もってくれれば、講談のセリフ「雪月花、いずれも酒なりと申しましてな」と家内に甘えるところだが、そうはいかぬ今日の初雪だった。ぐはは。

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男の子のロマン

昔、海外旅行へ行って空港内の免税店で、男の子が必ず欲しいと思ったものは、レイバンのサングラスとスイス・アーミー・ナイフ(多機能ナイフ)だった。それこそ大昔に、レイバンのサングラスを手に入れた兄が自慢気に「いいだろう。」と言うから「本物?」と聞くと、「ほら、見てみろ。レンズにLBの文字が入っているだろ。本物さ」と言った。やさしい弟は、レイパンのレイはLではなくRであることをその場では言わなかった。私の机の中にはアーミーナイフが入っている。机にしまっていたのでは意味がないのだが、刃物を持って出かけるのはなんとなく物騒なので、仕方がない。私のは8種類の道具が折り畳まれているやつだが、ネットで調べたら驚愕の多機能ナイフの画像(写真)があった。もはや、持ち歩きができる大きさと重さではないないだろうが、やはり男のロマンである。ひょっとして、持っている人いますか?

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PART OF YOUR WORLD

娘をTDSに送っていく車の中で、リトルマーメイドのPART OF YOUR WORLDのジャズバージョンが流れていた。リトルマーメイドの曲なのはわかっているが、歌詞の内容までは思いだせなかった。そこで娘に「これって、アリエルが人間社会に憧れる歌だっけ?」と聞いたら、笑いながら「そうだけど、人間社会じゃなくて、人間の世界だよ。人間社会じゃリアルすぎるでしょ」と言った。たしかに、人間社会では、欲にまみれた世界みたいだ。原題がPART OF YOUR SOCIETYじゃなくてヨカッタ、ヨカッタ。

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自分で探すより人に聞け

住職室の天井には明るさが3段階に調節できる電器がついている。普通の壁のスイッチでオンになる。今日、塔婆を書いていると日没になった。やけに手元が暗いので上をみると、弱の明るさである。取り付けてから弱にしたことはない。リモコンを探したが・・・ない。そりゃそうだ。リモコンなど二年以上も使っていないのだ。あちこちひっくり返したがあきらめた。夕飯になって長男に「住職室の電器のリモコン知らないか?」と聞いたら「あるよ」と住職室からすぐに持ってきた。「どこにあったんだ?」「僕のパソコンの裏だよ。どうせ使わないだろうし、かと言って何かの弾みに弱にボタンが押されると困るだろうから誰も触らないところに置いておいたんだ」だって!物がなくなったら、自分で探しまわるより、早めに人に聞いたほうがいいという話である。

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「これは広告か?」

カンボジアで孤児院を運営している友人がミュージカルになった。題して『普通にブランド品とか好きだった私が、カンボジアで孤児院のお母さんになった--くっくま孤児院 柊梨紗の物語--』。1月7日~11日、六行会ホール。制作にあたってクラウドファンディングのよびかけがあったので参加したら、公演の有料プログラムに1ページの広告を出していいと言われた。広告と言われても、お寺の宣伝は必要ないし、本の宣伝も気が引けたので、モデルになったMちゃんへのエールのつもりで、言いたい放題地蔵を描いて載せてもらった。この広告を見た人は「これは広告か?」と戸惑ったことだろう。あはは。上演時間1時間50分。何度も涙をぬぐった。子供たちの歌声も素晴らしかった。作品も素晴らしかった。

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わが家の福の神

今日は七草。「当主が作るんだってよ」という話を家内が蒸し返したのは一昨日のこと。抜け目がないわい。ぎゃはは。味付けはインスタントの「松茸のお吸い物」をサッ!サッ!と振って、美味しくできあがりでぇ。玄関においてあった鑑賞用の七草を引っこ抜いて作った後で「あら、食用の七草が冷蔵庫の中に何パックかあったでしょ」だって・・・。わが家のとんだ福の神である。うはは。※写真は今日描いた四枚中四枚目の七福神の写仏の下絵。

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