ハレの日だから

「お父さん、お正月は毎日お酒を飲んでるよね」
と今日、家内の実家へ行った時に娘に言われた。

「ああ、一年の中でも「サンガニチ」は特別な三日間だからね。本当は塔婆を書いたり、いろいろやることはあるんだよ。でも、それをしていたのでは、特別な日ではなくなって、他の362日と同じような日を過ごすことになっちゃうだろ。
 だから、無理してこたつに座って、夜になればお酒をのんでいるんだよ」

--これは何も酒飲みの言い訳ではない。本当にそう思っているのだ。ケジメというやつである。
 仕事に追われるような日々は、気(け)が枯れてくる、つまり「ケガレ」である。それを一気に回復たさせるのが、「ハレ」という場であり、時間である。
 [リフレッシュ」などという簡単な言葉で片づくような、ものではない。
 日本人はそれをずっと大切にしてきた。効果があるからである。
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