畳とスリッパ
夕べは、中学の同窓会幹事会の打ち上げを終えて、少々酩酊気味で帰宅。フローリングの部屋から台所へ通り抜けるのに、和室のコタツで寝ている娘の横をとおり過ぎようとした。すると目を開けた娘に「スリッパで畳の部屋を歩かないの!」と叱られた。なんだ・・・寝ていなかったのだな。
さすがに、畳の部屋をスリッパで歩くのはよろしくない。なぜだか分からぬがそういう文化である。フローリングの床や廊下はスリッパはOKだ。タイル貼りの床もトイレを含めて気にならぬ。カーペットの場合はどうだろうか・・・。スリッパは土足と裸足の中間なのだろうか。
とても気になるのは、葬儀場の控室に金襴のスリッパが用意してある時だ。普通参列者が座っているのは、土足であるく床に設置さた椅子である。ここをスリッパで歩くのが、どうにも変な気分なのだ。外をスリッパで歩く気分なのである。だから、仕方ないから雪駄で拝むが、これも土足であることに変わりはない。土足で仏さまと故人の前で拝むのも、これまたしっくりこないというのが本音である。
どなたか、「スリッパと日本文化」についての論文をご存じなのだろうか。