盛られた地蔵

娘の話では、話を大袈裟に言うことを「話を盛る」と言いだしたのはここ2、3年のことだそうだ。手持ちの国語辞典にその用法はないが、デジタル大辞泉の解説には――〔俗に、化粧を濃くする。また、大げさに言う。「化粧を―・る」「話を―・る」〕とある。なんでそんなことを思ったのかと言えば、お地蔵さまを描いていると「よく同じように描けますね」と言われて、返す言葉が「年間に千枚くらい描いていますから」と話をいくらか盛っている気がするからだ。しかし、この2週間で200枚描いているのだから、実際にそのくらい描いているのだと思う。

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コメント
 
 
 
Unknown (寿人)
2015-05-17 23:32:08
うわー、お地蔵さんがいっぱい!
そうですかね?俺には一人一人違う用に見えますよ。てか、メガネをかけたお地蔵さんは、和尚さんの書画で初めて見ました。
自分もメガネをかけてるので、なんだか親近感がわきます。
 
 
 
Unknown (しみず)
2015-05-18 07:29:40
話しを盛る。確かに最近耳にします。すると、写真のお地蔵さんはメガ盛りといったところでしょうか。大盛り牛丼の米粒がひとつずつ違うように、お地蔵さんも一体ずつ違います。
それにしても、これだけいらっしゃると、心強いですね。
 
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