花山の思い 22番総持寺とロウニャクナンニョ

さて、西国33観音霊場22番は、摂津の国(大阪府)の茨木にある総持寺。

 全国に「総持寺」と名がつくお寺はたくさんありますが、どれもこれも「仏の世界を一所に含んでいる」という意味だと思っていただけばいいでしょう。教義には真言とか陀羅尼の意です。

 このお寺に花山法王が奉納した御詠歌は「おしなべて 老いも若きも 総持寺の 仏の誓い 頼まぬはなし」
※「おしなべて」は「押し並べて」の意。

 大意:老いも若きもすべて、仏の万善の徳を持して、衆生済度を誓願とする総持寺の観音さまを頼まない人はいません。されば、私たちもこうして巡拝してその慈悲にすがりましょうぞ。

「老いも若きも」と言って思い出すのは「老若男女(ろうにゃくなんにょ)」という言葉。どうしてこの言葉が早口言葉にならないのか、私はずっと不思議でなりませんのです。
 ちゃんと3回言えますか?
 酔っぱらった人は、まず無理です。あははは。

☆     ☆    ☆    ☆    ☆

 やっと21時に、明日の浪曲の庭の、会場準備が終わりまして……。ホッとしました。
19日(月)13時~15時30分。無料。密蔵院客殿。参加自由。
 出演:東家一太郎、鳳舞衣子・富士事琴美・東家三楽――のお四方。

 義理人情の世界を、伝統の話芸と三味線で、た~~っぷり、ご堪能ください。
司会進行は私。楽しんでやらせていただきます。おいでくださいませ。

 ☆     ☆     ☆     ☆

 続く、火曜日(20日)は『御詠歌コンサート』

14時~15時30分。入場燈明料1000円。参加自由。

 若手の唱え手の先生たち12名の、豪華で、ダイナミックな90分。
 本気で御詠歌やっている坊さんの迫力に肌身で接し、
「へぇ、御詠歌ってこんなすごいんだわ」と思っていただけます。

 司会進行役はまたも私。丁寧にご説明しながら進めてまいります。
 こちらも、足を運んでみてください。
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コメント
 
 
 
いえます。 (ごんべいどう)
2009-10-19 09:24:36
いつも笑いのネタありがとうございます。
おなが(ら)鳥に続く第二段早速家族でやらせていただきました。
おなが(ら)鳥は、微妙でしたが、老若男女は、普通に言えました~。
おなが(ら)鳥でハキハキの練習したからかな?
 
 
 
ハキハキ、キビキビ (和尚)
2009-10-19 17:26:57
ごんべいどうさん>いつもながら、ノッテくださってお家で仏道、ありがとうございます。わははは。
 
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