隣の芝生

中学や高校時代の友人から『お寺はいいよな。毎日仕事にいかなくていいんだから』と言われていたのは、今は昔の物語。『ああ、いいよ。サンデー毎日みたいなもんだ。でも、檀家さんから、いつ訃報が入るかわからないからね。365日休みがないのも事実だよ』と答えていたおかげで、友人たちはだれもうらやましいと言わなくなった。〔隣の芝生〕だと分かってくれたからだ。今日、ご詠歌の研修に密蔵院に集まった先生たちのうち一組は、新盆が60軒(つまり年間60のお葬式)。週に一回以上のペースだ。だとすれば、公私ともに決めた予定は、ほとんどあてにならない。私も、今夕のお通夜と明日のお葬式で、三つの予定を組み換えた。こういうのが、お寺の生活というものです。

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コメント
 
 
 
悲しみは突然に (同信の清子)
2015-06-16 20:33:28
何をさておき、檀家の為に導師をしていただいて有り難うございます。
先生に送って戴けることが 幸せで 御詠歌を唱えて戴けるのも幸せでございます。
56歳を過ぎて この頃 余計に 感じますよね。
ところで 今週は 友引の間隔が 短いです。 週休二日とも言えそうです。
 
 
 
かたじけない (和尚)
2015-06-26 21:59:32
清子さん>ありがとうございます。励みになります。
 
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