記憶

あの日、私は夕方都内のホテルで食事に誘われていた。そろそろ出かけようと着替えに部屋へ行ったとたんに、揺れが始まった。テレビが倒れそうになったので押さえた。揺れが収まったところで、階下へ下りて、居間ののテレビをつけた。家内と娘は遠いところに出かけていたので、長男と次男の三人だった。食事はキャンセルになった。ずっとずっとずっとテレビを見つづけた。が、もどかしかった。東北に友人にはあえて電話しなかった。つい昨日のことのように、四年前の昼過ぎからのことを覚えている。

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コメント
 
 
 
Unknown (慎介)
2015-03-12 00:27:11
4年前のあの出来事は自分でも一生忘れることは出来ない出来事でしょう。先生と同じで4年前がつい昨日の様で鮮明に覚えています。

家の中のお皿は割れ、壁にもヒビが何十箇所も入り、外に出て逃げてもまともに立てなくて、姉の仕事の同僚の親も津波で犠牲になり、本当自分は生きてて申し訳ない気持ちになり色々考えてしまい自分自身が参ってしまいました。
しかしだからこそ犠牲者のためにも常に前に行かないと行けないと思っています。

3月11日 PM2:46 犠牲者の追悼の意を表して黙祷させてもらいました。
 
 
 
素晴らしいです。 (和尚)
2015-03-15 22:19:25
慎介さん>なんてやさしい人なんでしょう。
 
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