風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

ブルーインパルス

2020-05-29 22:38:01 | 時事放談
 本日午後0時40分頃から約20分間にわたり、東京都心で、ブルーインパルスの飛行チーム6機が、医療従事者など新型コロナウイルスの対応に当たる全ての人に敬意と感謝の気持ちを示すため、アクロバット飛行を披露したそうだ。予め飛行ルート・マップが公開され、23区上空を大きな「8」の字を描くように、概ね板橋区→豊島区→台東区→江東区→江戸川区→葛飾区→墨田区→中央区→港区→目黒区→大田区→世田谷区→渋谷区→新宿区→北区の順番で飛行したらしい。その2周目はフェニックスという飛行隊形で、2011年の東日本震災後、復興のシンボルとして不死鳥をかたちどったものらしい。
 私は都心に住む知人からのメールで知り、生で見たかったと思いつつ、先ほどYouTubeの映像を見ながら、思わず涙してしまった(苦笑)。五月晴れの空に航跡がなんと美しく映えたことだろう。医療従事者をはじめ、インフラを担う方々は休むことなく私たちの生活を支えてくれ、行動自粛した私も一応はその末席を汚して(笑)オール・ジャパンで頑張ったのだ。中には批判的なコメントもあったようだが、私は粋な計らいをしてくれたものだと思う。
 今回のコロナ禍でも、国民に見えないところで自衛隊の方々が頑張ってくれた。ダイヤモンド・プリンセス号の乗客輸送を担ったことは比較的よく知られるところだと思うが、3月末以降の空港検疫に自主的に協力してくれたし(これは効果抜群だった可能性がある・・・逆に3月中に無症状の帰国者をフリーパスで受け入れた政府方針が第二波を招いたとも・・・)、中国・武漢からの帰国者らの一時隔離施設で生活支援をしてくれたり、自衛隊中央病院では感染者128人を受け入れて治療を施してくれたりもしたらしい(このあたりは産経電子版による)。特筆すべきなのは、その間、自衛隊関係者の中から一人の感染者も出なかったことだろう。さすがプロの仕事だ。戦後、いろいろな国民感情があったが、それでも抑制した行動で私たちの生活を支えてくれた自衛隊は、私たちの誇りだと心から思う。それだけに、在日米軍基地を含む自衛隊の医療設備や、ニューヨークで活躍した病院船を新たに配備するなど、もう少し自衛隊を積極活用する動きが出て来てもよいように思う。

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