「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

久しぶりの…

2021年08月20日 | パリに暮らして~in paris
8月になってから、フランスのレストランやカフェに入るには、ワクチン接種証明書が必要です。そうなってから初めてレストランに行きましたが…入店時に携帯のQRコードを見せてお店の人が携帯でピッとスキャンする以外はフツーでした。お客さん側も承知のことなので特に混乱はないようです。
 
鯛(ロイヤル・ドラド)のグリルとラタトゥイユ。メインディッシュの付け合わせといえばフライドポテトが定番ですが、こっちのほうがヘルシーだしおなかにやさしいですね。
 

浮島、という名前のデザート。メレンゲを固く焼いたものがカスタードクリームソースに浮いています。なかなかインパクト大。


また、パリの中心部にある、日本料理店が集まるエリアに久しぶりに(1年半ぶりくらいに)行ってみました。人に教えてもらったおにぎり屋に行こうとしたのですが…大行列。バカンス中で人が少ない時期のパリなのに、いくつかの日本料理店の前には行列ができていました。

結局、肌寒い日だったこともあり、また入ったことがなかった「サッポロ・ラーメン」でみそラーメン(10.5€=1.400円)を食べました。まあ、可もなく不可もなく、という感じ。
フランスのお客さんで店内もいっぱいでした。

Paris Plage(パリでビーチ気分!)

2021年08月14日 | パリに暮らして~in paris
パリ市は毎年、Paris Plage (パリ・プラージュ=パリの海岸)というイベントを行っています。セーヌ川沿いや、ラ・ヴィレット貯水池という水辺にデッキチェアやパラソルを並べ、海辺で寛いでいる気分になれるということのようです。季節限定なので、どんなものか見に行ってみました。
 
こちらは、街の北東にあるラ・ヴィレット貯水池。午前中から、パラソルとともに置かれたデッキチェアでリラックスしている人、あえて暑い日なたのデッキチェアで日光浴をしている人などで賑わっています。

子供が遊べるように、サッカーのゲームやトランポリン、読書コーナー、チェスやオセロ、ルーレットなど様々なゲームが無料で楽しめるコーナーもありました。

炎天下なので、うちの子供は5分もしないうちにトランポリンで汗だく…。
こちらの運河を、ゆっくり進むモーターボート(1時間40€なのでやめた)のほか、無料でできる足漕ぎボートや、カヌー、子供用の手漕ぎボートもありました。やりたかったのですが、気づいた時には夕方まで予約がいっぱいだったので断念しました。
身近な水辺を見直すなかなか楽しめるイベントです。
 
近くのレストラン(道を隔てたパラソル下のテーブルまで運んでくれる!)で食べた鶏のピラフとグリーントマトのカルパッチョも美味しかったです。

Swiss絶景の旅 ~街並み編~

2021年08月10日 | パリから足を伸ばして

ジュネーブのシンボル、レマン湖の大噴水。

ジュネーヴからベルンに向かうレマン湖沿いの風景。ぶどう畑の斜面が山梨を思い出します。


フランスからスイス国境の山沿いは雨模様でしたが、ベルン駅前は青空。

ベルンの国会議事堂裏のテラスは絶景ポイント

川の湾曲部にできた街ベルンは、旧市街地が世界遺産に登録されています。
 
バラ公園からのベルン市街。
ドイツ・フランスとの国境にあるバーゼルの大聖堂と、その塔からの眺め。眼下に流れるのはライン川。
  

Swissの旅② ベルン~ツェルマット

2021年08月08日 | パリから足を伸ばして

スイスの首都ベルンは旧市街地が世界遺産に登録されており、現代風のショッピングモ―ルや個人商店が6kmにもわたって続くアーケードの軒に入っていて、通りにはトラムやトロリーバスが通り、飲用可能な噴水も街中にいくつもあるなど、歩いていて楽しい街です。

 

スイスが世界に誇る「時計」塔もあちこちに。

 

もちろんスイスなので、公共交通も発達していて利用しやすいです。

国会議事堂前の噴水もリズミカルに噴き出して子供たちが遊んでいました。

大聖堂や国会議事堂裏の高台から見下ろすと、ベルン旧市街が川の蛇行に挟まれた台地にできたことが分かります。中世の雰囲気を残す茶色い屋根の建物が目立ちます。

川向いから旧市街地を見渡すと歴史を感じさせる茶色い建物が広がる旧市街、そこに聳え立つ大聖堂・教会の尖塔と、アルプスの雪解け水が流れるエメラルドグリーンの川が対照的。

 

川を挟んだ高台にあるローズ公園からは旧市街を一望。

その後、スイス国鉄に乗ってVisp駅でマッターホルン・ゴッダルト・バーン(MGB)鉄道に乗り換えてマッターホルンの麓、ツェルマットへ向かいます。MGBは、車窓も大きく雪山が見えるほか、窓際の机にも沿線の山々の案内が描かれていて、アルプスに向かう気分が盛り上がります。

 

山岳リゾート地・ツェルマットは、ホテルが立ち並び、街には旅行者と旅行者目当ての土産店・飲食店があふれていてにぎやかです。町自体は、排気ガスを出すガソリン車乗り入れを禁じているので、小型の電気自動車と馬車(馬の落とし物に注意!)を見かけます。

街や宿からもマッターホルンの雄姿が拝めました。

ちなみに、マッターホルンを抱えるツェルマットは、富士山を抱える富士河口湖町と姉妹提携しているようで、ツェルマットの駅に、それを示す看板がありました。


Swiss絶景の旅 ~山岳風景~

2021年08月07日 | パリから足を伸ばして

ツェルマットから、ゴルナーグラート鉄道で2200mまで登ったリッペルアルプから見たマッターホルン。アルプスの少女ハイジがいました。

ゴルナーグラート展望台まで登った時にはマッターホルンは厚い雲に覆われていましたが、氷河が目の前に見えます。

翌日、スネガ展望台から望むマッターホルン。池に映る逆さマッターホルンも!

グリンデルワルドの街から目の前に見える荒々しいメッテルホルン。

グリンデルワルドから、ヨーロッパ最高地点にある鉄道駅・ユングフラウヨッホへ。真夏でも雪と触れ合えます。 

ユングフラウ鉄道から見る車窓の風景はアルプスの少女ハイジの世界。


Swiss はとにかく機能的

2021年08月07日 | パリから足を伸ばして
夏休みの定番ということでスイスに行きました。スイスといえば、アルプスの山並みが有名ですが、街並みもきれいだし、電車の時刻も正確かつ便利だし、何かと機能的なのに驚きました。日本並みに快適・便利で、さすが、アーミーナイフで有名な「Victorinox」の国。
 
マッターホルンの麓Zermattは自動車乗り入れ禁止なので、小型の電気自動車が走っています。
窓が大きく、眺めの良い登山電車では、窓際のテーブルに付近の山の鳥瞰図が印刷されており、旅情をそそります。

先頭車両から運転席越しの眺めも抜群!

ちなみに…フランスの駅でも見かけるフリーペーパー「20Minutes」のドイツ語版がありました。

スイス国鉄SBBの車両には、自転車ラックを備えた車両もあり、外から自転車置き場がわかるようになっています。

こちらは子供向け車両。単に車両の外壁に絵があったり、ドアの上部に熊のマークがあるだけかと思いきや…

車内には滑り台を備えた遊び場がありました。これにはびっくり。

ご丁寧に、周りの座席も子供見守り用に配置されています。

駅のごみ箱も、何をどう分別するか一目でわかりやすい写真が一面に…。
極め付きは公衆トイレ。フランスの公衆トイレは、ほとんど便座はないし、稀にあってもあまり清潔感はありませんが、スイスでは折り畳まれた便座を使うときに引き出す方式でした。手洗いの水も出て、便器の中に流れるようになっています。これはなかなか機能的、かつ清潔感もあり、できればあまり入りたくないフランスの公衆トイレとは段違いです。
 
アルプスの国の新たな一面を発見しました。

Swissの旅① パリ~ジュネーブ~ベルン

2021年08月06日 | パリから足を伸ばして

フランスの隣国、スイスに行きました。パリのリヨン駅から約3時間、TGV Lyriaに乗るとジュネーブに到着します。駅から10分歩くとレマン湖。プチトランで街を一周したかったのですが、日本語のガイドはなかったので、レマン湖で船に乗って大噴水を間近に眺めました。

その後、一流のブランドショップが並ぶ旧市街地を通って大聖堂へ。

プロテスタントが生まれた宗教改革が始まった地なので、近くに宗教改革博物館もあるようです。ジュネーブは乗り換え合間の散歩だけで3時間の滞在。スイス国鉄のインターシティでベルンに向かいます。

 

車体にかわいい絵が描いてある子供向け車両があったので入ってみると、車内に滑り台など遊具コーナーがあり、周りには、大人がそれを見守れるようなソファタイプの席もあってびっくり。子供は大喜び。自転車マークがあるドアから入ると、自転車を固定する置き場があったり、とにかくスイスの鉄道は便利・快適・機能的です。

レマン湖とブドウ畑を見ながら走ります。斜面にブドウ畑が広がる風景は、山梨を走る「あずさ」のようです。

1時間45分ほど首都のベルン着。ベルンは快晴でした。

一日目の宿はベルン郊外のB&B。首都からトラムで15分ほどで、緑豊かな静かな住宅街のかわいいらしい宿に着けました。町自体がコンパクトです。


Village Nature

2021年08月01日 | パリから足を伸ばして
パリ郊外のVillage Natureというリゾートに行ってきました。広大な自然の中にアパートメントタイプのコテージが広がります。
 
広大な敷地内は、自転車で廻れば1時間程度で一周できますが、川や湖、農場があり、のどかな風景が広がります。
湖のほとりには小規模な砂浜があり、砂遊びする子供の傍らに日光浴する大人も…。
 
この施設のメインはプール。屋内と屋外に広がり、流れるプールや波のプール、100m以上のウォータースライダーが4,5種類あり、子供はもちろん大人も結構楽しめます。
 
森の中にはアスレチック風の遊具や大規模な滑り台も。有料の本格的なアスレチックコースもあり。
 


 
動物に触れあえる農場もあります。子ヤギ、牛、馬、豚、ロバ、くじゃくなどがいるほか、有料でポニーの乗馬体験も。

とにかく規模がデカいファミリー向けリゾート、という感じです。3泊4日で満喫しました。長い休みを取るヨーロッパの人々は、こういうところでのんびり長く過ごすのでしょうか…。



 
 
 

Normandy Express

2021年07月27日 | パリから足を伸ばして
Le Havreからパリへの帰り道に乗った列車がNormandy Express。フツーのIntercite(都市間急行)ですが、真新しい車内には飛行機のように車内モニタがあって沿線の観光案内が放映されたり、新幹線のように電光掲示板で停車駅と停車時刻を案内したり、座席には充電用コンセントのほか読書灯もあり、設備がモダンで驚きました。

車内Wifiも整っていて、接続すると車内ポータルでTGVのように列車の現在の位置と走行速度と地図上に表示されるほか、列車が走るノルマンディー地域の観光案内ページも表示されます。

言語も、フランス語、英語のほか、ドイツ語やイタリア語、スペイン語に対応しているほか、内容も名所旧跡から体験プログラム、ホテルやレストラン、イベント案内まで、なかなか充実しています。なんと旅行業界向け資料も日本語で用意されていました…↓

フランスでは、地域が補助金を出してその地域に必要な交通網を守っているからこそ、地域を走る列車内で、このような地域を前面に売り出すコンテンツが表示できるのでしょう。なかなか興味深い取り組みです。
 

セーヌ川河口の港町Le Havre ②

2021年07月27日 | パリから足を伸ばして

ル・アーブルの街は英仏海峡に臨む港町としてポーツマス行きのフェリーが発着していますが、この町は第二次大戦の終盤、ドイツ軍が英国侵攻の拠点を置いていたために、連合軍による大規模な爆撃を受け、焦土と化したそうです。

戦後、市街がコンクリート中心の建物によって建築家オーギュスト・ペレの手で計画的かつ整然と再建され、今ではその都市計画による街並みが世界遺産に登録されています。町の中心にある教会も、コンクリート造りで教会とは一見思えませんが、中のステンドグラスも現代的です。

 

四角柱と長方形で作られた市役所、格子状の窓枠には白い点のように見えるたくさんのハトが、と思いきや、微動だにしません。まさかとは思いましたが…無数のハトの置物でした。これも都市計画?

街は計画的に作られているので、モネが絵の題材にした運河にある噴水も見ごたえがあり、街路や公園も広々としています。

 

こちらはパリからの列車が発着するLe Havre駅。目の前からトラムが、側面からはバスが発着する機能的なつくり。

トラムの終点は海(停留所の名前もLa Plage 「海岸」)小石が広がり水温は低いですが、石浜に座って水に体を浸しているおばあちゃんや、本格的に海での泳ぎを楽しむ人もいました。水温19度でしたので、さすがのうちの子供たちも足を水につけるだけでしたが。

 

日本人から見たら、遠浅の砂浜とは程遠い急に深くなる石浜で、海水浴には適さないように見えますが、ヨーロッパ各地から観光客が訪れるビーチリゾートのようです。