ブルーシャムロック

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山羊の頭なスープ_8

2010-09-02 20:36:23 | 信・どんど晴れ
結局山羊汁は、佳奈と小禄で一緒になって食べた。
他の2人は食べなかった。
「それにしても琉球は肉が多いよな。あまり魚料理っていうのが無いな
と私は感じてしまう。」
佳奈は、山羊汁と一緒に飲んだ泡盛などのアルコールで赤くなった顏で口を
開く。
「そうだね。旨い魚がないからって考えた事があるんだよ。観光客に
魚を勧めた事ってないって、父が言っていた。」
小禄はそれに答えた。
「小禄さんの親が経営する会社みたいなところが北陸や東北であったら
恐らくは、魚料理を勧めたり、観光地で魚介類の加工品を進める可能性が巨きいな。」
そう言った地域出身の人間と住んでいる佳奈は答えた。
「私も關東の大学に進学してからという物、北国の人は魚とか魚介類裁くのが旨い
よね・・・。私はホヤが苦手なんだ・・・。」
小禄はそう答えた。
「私は鮭が苦手だ・・・。石川より東では食べるみたいだけれども・・。」
佳奈はそう答えた。
佳奈と小禄が話しているそばで、
淡雪と久留美は他に使ったチーズを主流にしたおつまみで残りの焼酎を飲んでいた。
 そして、その後・・・。
淡雪と小禄が通う女子大のCampus・・・。
「おはよー、横手さん。」
小禄がやけに明るい顏をして返す。
「おはよー、小禄さん。いつも暗い顏をしてる貴女が晴れやかな顏だね。」
淡雪は半分怪訝そうな顏と笑った顔が雑じったような顏だ。
「それよりもー、佳奈さんはどうだった?」
小禄は晴れやかだ。
「彼女も深刻そうな感じから解放されたかな。奄美・加計呂麻といった地域じゃなくて
似た感じの場所の人が来てほっとしているかな。」
と淡雪は答えた。
「まあ、私も彼女に元気をもらいましたー。彼女は、急度シマに帰ったら活躍しそうだね。」
と講義室の近くに歩き出した。
つづく
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