ブルーシャムロック

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エマージェンシー・コール_4

2019-08-02 19:11:35 | 信・どんど晴れ
泥亀駅と杉田駅を結ぶモノレールの駅前のコンビニ。
40代のガノタの店長が言う。
「やはり、版権が、カスペンやシロー・アマダを作って富野ガンダムと結ぶ
話を作るべきだ。何かのドラマかアニメで旧作のスタッフを降格させて駄作に成った
企画があったけれども、あれじゃ駄目なんだよ。スタッフがやらないとな。」
いつものひとりごとに、他の従業員は相手にしなかったのだが、
20代のフリーターの男が言う。
「思い起こることがあります。私が、はまっているアニメのエマージェイソンの企画が
プロデューサーの藤岡氏と宮内氏という人を更迭させて新スタッフでやってみたんだけれども、
脚本と演出のまずさからみんなに叩かれて、二次創作の人が1作目につなげる物語を
大量に展開しているということがあるんですよ。」
と伝えた。
版権側が作った新キャラクターのエマージェイソンmk2に対して、それをREFINEした
エマージェイソン1.0.5.7というキャラクターが登場して1作目のキャラクターが活躍する物語で、
コレに参加しているのが二次創作の世界では名前の知られた職人の石橋保、
絵師の木梨隆士、パロディ特撮漫画の芋の山建彦、やおい作家の窪田静といった人が
動画サイトや同人即売会で展開しているのをみていた。
20代の男は遠隔地に住んでいてメールのやり取りをしている男にそのことを話した。
メールソフトを開いて、今上げたようなことを文面にして送信した。
夜、遠隔地に住んでいる人間からメールレスが来た。
「おい、藤岡氏と宮内氏がスタッフになった{まじゅうおう}というアニメを見たか?」
と言う感じだった。
20の男は、
「拝見してみたのですが、エマージェイソン世界が持っているジャンパーソンやキャシャーンのような
世界ではなくて、モーリス・センダックの{かいじゅうたちのいるところ}をベースに
怪物君、ハガレン、魔界村、デビルマンみたいな要素の作品でしたね。
あえて、エマージェイソンとは戦いを挑まないジャンルのようにも思えたのですが、」
と男にメールで返した。
「そうだねぇ。エマージェイソンを追放されてからスタッフの方も作りたい方に心が
シフトしたのではないか?あえて、エマージェイソンプロジェクトに寄った
作品は作らないと思っているよ。」
遠隔地の男はそういった。
エマージェイソン2がインターネットのアニメ専門チャンネルで放送開始した時、
{まじゅうおう}も商取引サイトのプライムビデオで配信が開始していた。
その勝負、{まじゅうおう}の圧勝だった。
「俺は{まじゅうおう}もエマージェイソン2もついていけない。今は心がジュウショウワンに
シフトしている。」
と遠隔地の男は話した。
「何か、言いたそうですね。」
20代の男はメールをした。
「藤岡氏と宮内氏は、もうエマージェイソンには心がないだろうね。次は
破裏拳ポリマーやブルースワットのような作風じゃなくて、タイガーマスクやキン肉マンみたいな
プロレスものに、心がうつっていそうだ。彼らは人を巻き込む天才だからだ。」
と遠隔地の男はメールに書いた。
20代の男は複雑な顔をした。
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