ブルーシャムロック

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2015-01-01 01:13:01 | 逆襲の藤隆
「この前まで旧正月だったのか。」
起き抜けの海外ニュースの話題を聞いているとき、韓國のニュースが
流れていてソレで確認していた。
旧正月と言えば平賀知世の友人であるバーミリオンが婚約者の
マゼンタの実家がある臺灣に正月の帰省に伴っていた。
日本の正月の帰省同様、韓半島や華人圏の正月も同じように
Baka込みだと聞いている。
「どんなお正月を過ごしたんだろうね。」
いつもみんなが集まる場所に向かうとき、浅岡蓮次も言う。
「まあ、バーミリオンのことだから。」
知世は言葉を濁した。
みんなが集まる場所に向かったのは、バーミリオンから
やたら余裕のメールを、皆が持つ端末に来たからだ。
知世も蓮次も端末を眺めながらお互い顔を見回し不安になる。
みんなが集まる濱の関内駅から徒歩圏内のshopping mall。
「よぉ。ふたりとも」
バーミリオンがマゼンタとともに、フードコートの席に座っていた。
「正月の帰省大変だったよね。」
知世がバーミリオンにたたみかける。
「うーんと、そーだなー。」
バーミリオンは一瞬考えて
「確かに日本の正月同様、込んでた込んでた。空港からマゼンタの実家がある
台中にいくのが、必死だった。」
と苦笑した。
「バーミリオンも両親も認めてくれた。」
マゼンタも口を開く。
「結婚式、どこでやる。」
と透かさず答える。
「そーだなー。」
バーミリオンの声である。
知世と蓮次はバカップルぶりに恥ずかしくなった。
おわり
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