【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

京都府立植物園Part1

2015-10-23 | 花だより
京都府立植物園は、京都府市街北部の平坦地に位置し、東は比叡山、東山連峰を望み、西に加茂の清流、北は北山の峰々を背景とした景勝の地にあります。
現在の植物園の敷地は、明治時代までは上賀茂神社の境外末社である半木神社とその鎮守の森(半木の森)を中心とした田園地帯でした。
大正6年(1917年)に着工、13年(1924年)1月1日に「大典記念京都植物園」として開園しました。

平成21年以降「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」づくりを基本コンセプトに、「植物展示場」、「四季彩の丘」、「ボタニカルウインドウ」、「昼夜逆転室・高山植物室」が。また「森のカフェ」、「エコ路地」、「賀茂川門」、「北山カフェ」等も設けられました。

京都府立植物園は、何度となく訪れているんですが、「花がサルの顔に見えるユニークなラン」が見られると言うので、10月8日出かけてきました。

植物園正面入り口から


園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室があり、北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがあります。

第47回野外彫刻展が開催されていました。京都彫刻家協会員の作品約40点が展示されています。

「水辺やくすのき並木などの設置場所や光の当たり方などにより見え方が変化する野外彫刻ならではの空間と造形をお楽しみください。」との事。

『 くすのき並木』
東西方向200メートルにわたり開園当初から植えられ、樹齢90年。常緑の並木を形成されています。

まずは、観覧温室へ向かいます。



観覧温室の前にも彫刻の作品が並んでいます。

『観覧温室』
外観は池に浮かんだ金閣寺のイメージと、北山連峰のシルエットを取り入れた京都らしい優雅なデザインとなっています。
昼夜逆転室、高山植物室等9つのゾーンで構成されています。
延床面積約4,612平方メートル、最高高さ14.8メートル、展示植栽植物は約4,500種類、25,000本。
国内初展示、初開花の植物も多く、名実ともに日本最大級の温室で、一年を通して熱帯植物が観察できます。

観覧温室の入り口にある鏡池に咲いていた「ハス」。






観覧温室に入ります。「ユニークなラン」を探しながら・・・。

パキスタキス・ルテア(キツネノマゴ科)


ヒギリ(クマツヅラ科)


アルピニア(ショウガ科)


カミガヤツリ(カヤツリグサ科)

パピルス草ともいい、茎の繊維がパピルスの原材料になります。

ニンファエア(スイレン科)


ビョウタコノキ(タコノキ科)


ハイビスカス(アオイ科)


プリムリナ アトログランデユロサ(イワタバコ科)


サガリバナ(サガリバナ科)


センナリバナナ(バショウ科)

食用には向かないそうです。観賞用や飼料用に利用されます。

ディコリサンドラ ティルシフロラ(ツユクサ科)


イクソラ スーパーキング(アカネ科)


パパイヤ(パパイヤ科)


チャポディア スフレンデンス(アカネ科)


トリコグロッティス ゲミナタ(ラン科)


コリトプレクツス スペキオスス(イワタバコ科)


やってきましたお目当てのランです。
ドラクラ・ギガス(ラン科)
  
エクアドル北部からコロンビアにまたがる高山が原産のラン。
花がサルの顔のように見えるため「モンキー・オーキッド」と
呼ばれています。
10㎝あるかないかの小さな花に、観覧者の列ができていました。

この辺りには「猿」だけでなく「ダースベーダー」や「エイリアン」も・・・。

アリストロキア サルバドレンシス

こちらは映画「スターウォーズ」に出てくる悪役「ダースベーダー」のよう。中米原産。

アリストロキア トリカウダタ(ウマノスズクサ科)

こちらは「エイリアン」のようにも見えます。
花弁状に見えるのは萼(がく)で、三方に裂けて
先端は尾状となっています。


続いてサボテン室へ。

石橋(シャクキョウ)サボテン科


十二の巻き(ユリ科)。

後方に見える丸い植物は金鯱(サボテン科)です。

旋風(せんぷう)キリン(トウダイグサ科)


葡萄(ブドウ)甕(ブドウ科)


夜に咲く花を昼間に観賞できる「昼夜逆転室」(ナイトフラワーガーデン)
昼間に光を極力浴びせず、夜間に強い照明を当てることで植物に「時差ボケ」を引き起こして開花させるんだそうです。


ドラゴンフルーツ(サボテン科)


ヨルガオ(ヒルガオ科)


高山植物室では

ダーリングトニア(サラセニア科)


ウメバチソウ(ユキノシタ科)


クリヤマハハコ(キク科)


カラフトイソツツジ(ツツジ科)


ジンジソウ 紫葉(ユキノシタ科)


アビエスコレアナ オベロン(マツ科)


シコタンハコベ バリエガテッドフォーム(ナデシコ科)


ネオレゲリア ビーンオイ(パイナップル科)


サルオガセモドキ(パイナップル科)

エアープランツ

アナナス ナヌス(パイナップル科)


ソーセージの木(ノーゼンカズラ科)


ピナンガ(ヤシ科)


カトレア
ブラサボラノドサ

カトレアの原種です。











Part2では園内の様子を・・・。

京都府立植物園公式ホームページを参考にしました。


















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