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保健福祉の現場から

感じるままに

老朽病院建て替え断念

2025年05月27日 | Weblog
R7.5.27産経「揺れる奈良・大和高田市 財政悪化で市立病院移転新築断念 「財政再生団体」可能性も」(https://www.sankei.com/article/20250527-6E3THUUQB5JCFCCX7OE2IJP2QM/)で「完成から50年以上が経過した建物は老朽化し現行の耐震基準を満たしておらず、堀内大造市長はJR高田駅前の県産業会館一帯(同市幸町)への移転新築を打ち出したものの、厳しい財政状況などを理由に今年3月の市議会で断念を表明」とある。R7.5.26NHK「老朽化する病院 「築40年以上」全国に1600余NHK調査」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250526/k10014817271000.html)が出ていたように、建て替えが必要な病院が少なくないであろうが、R7.5.22Web医事新報「【識者の眼】「病院の建設費について考える」伊関友伸」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26428)で「機構が貸し付けをした病院施設の平米当たりの建設単価が、2012年度の22.0万円から2023年度の41.1万円と2倍近くに増えている」「今後も建設費は上昇することはあっても下落することはないと考えている。」「建設費の高騰により、建て替えを断念する病院が相ついでおり、さらには医療継続を断念する病院も出てきている。」とある。R7.4.17Web医事新報「【識者の眼】「がけっぷちの病院経営:診療報酬の限界と対策」藤田哲朗」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26242)で「今の日本の医療を取り巻く厳しい環境、いわば「冬の時代」はしばらく続くと覚悟せざるをえないでしょう。誰もがその名を知るような基幹病院が経営破綻するといった、社会全体に大きな衝撃と不安を与える事態にでもならない限り、保険診療を取り巻く環境が抜本的に改善するという政治的な動きにはつながりにくいのではないでしょうか。」、R7.1.27Web医事新報「【識者の眼】「深刻な病院の経営危機」伊関友伸」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=25830)でも「病院の経営破たんが相次ぎ、医療機関が救急や入院などの医療を提供できなくなるまで世の中は放っておかれる可能性が高い」とある。R7.3.12「日本医師会・6病院団体合同声明」(https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20250312_11.pdf)の資料(https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20250312_12.pdf)p1「このままではある日突然、病院がなくなります」は本当に切実であるが、夏の「参議院選挙;2025年7月28日任期満了」(https://go2senkyo.com/sangiin/20376)の争点の一つにならないとも限らない。一方で、総務省「自治体戦略2040構想研究会」(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/jichitai2040/index.html)の資料(http://www.soumu.go.jp/main_content/000548065.pdf)p17「2040年頃を見据えた自治体戦略の基本的方向性」にある「個々の市町村が行政のフルセット主義を排し、圏域単位で、あるいは圏域を越えた都市・地方の自治体間で、有機的に連携することで都市機能等を維持確保する」の視点も欠かせないであろう。R7.2.25Web医事新報「【識者の眼】「自治体病院における地方議会議員の役割」伊関友伸」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=25981)の「自治体病院の正しい経営判断がなされるためには、地方議会議員が正しい知識を持って議会で発言することが大切だ。」は同感である。
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