保健福祉の現場から

感じるままに

後期高齢者医療制度

2008年04月26日 | Weblog
「後期高齢者医療の診療報酬 医師の8割反対」(http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080426t13036.htm)の記事が目にとまった。<以下引用>
<75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)で新設された診療報酬に開業医の8割が反対していることが25日、宮城県保険医協会の加入医師アンケートで分かった。同協会は、会員に診療報酬の届け出や算定をしないよう呼び掛けた。アンケートは、会員のうち開業医488人を対象に実施。回収率は27%(132人)だった。診療報酬に対し、反対が81%に上り、賛成は1%だった。診療報酬を算定しないと答えた開業医は73%、検討中は23%。新医療制度導入に伴って新設された診療報酬では、慢性疾患患者の主治医となって総合的、継続的に診察すれば、患者1人につき月6000円の報酬が支払われる。これに対し、会員からは「いろいろな病気があり、すべてを一人でやることはできない」「患者が必要な検査を受けられなくなる」などの批判的意見が示された。制度そのものについても「医療費削減だけを目的とした制度」「ころころ変わる制度に窓口は混乱し業務に支障が出ている」など不満の声が相次いだ。県保険医協会は「患者にとっても医療機関にとっても悪い制度だとはっきりした。中止撤回しかない」としている。◎「高齢者を差別」 制度の中止訴え塩釜で集会 後期高齢者医療制度の中止、撤回を求める集会が25日、塩釜市の坂総合病院で開かれた。同病院が主催し、医療関係者ら約150人が集まった。今田隆一院長が「後期高齢者医療制度は国が支払う医療費を圧縮することだけが狙いで、世界に例を見ない高齢者差別だ」と制度の中止を呼び掛けた。高齢者代表として塩釜市の菊地誠太郎さん(82)も「(現役時代は)高齢者の医療費無料化の運動にも携わった。老人は社会の発展に貢献したのだから敬愛されるべき存在だ」と訴えた。集会では他の医療機関からのアピールも読み上げられ、制度の即時中止を求めて気勢を上げた。>

後期高齢者診療料について詳細な解説(http://20.iryoujimu1.com/h20-66.html)がでているが、正確に理解しておく必要がある。いずれにしても、算定するための「研修」がどうなるか、注目されるところである。
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