保健福祉の現場から

感じるままに

ウイルス肝炎

2008年04月21日 | Weblog
今晩、NHKクローズアップ現代で「肝炎 埋もれた感染ルート」が放映された。<以下引用>
<感染者が300万人以上と推定されるウィルス性肝炎。1月に「救済法」が施行されたが、救済される患者は推定1000人程度にすぎず、抜け落ちた患者達が、今、救済を求めて声を上げ始めている。汚染された血液製剤で作られた糊で感染した人達などだ。明確な因果関係がないと受けられない給付金。医療費に対する助成も十分ではないという。患者達の声の裏側には何があるのか。300万の命を守るために、今何が求められるのか。ウィルス性肝炎対策の課題を検証する。>

この情報は以前からわかっていたことではないか、と感じる方が少なくないかもしれない。放映された「集団予防接種」だけではない。過去には日常診療の注射でも感染の機会が普遍的にあった。また、フィブリン糊は様々な治療として使用(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0518-2a.html#betu1)された。先般、使用した可能性のある医療機関名が公開されている(http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13GS40.nsf/vAdmPBigcategory30/00A5759CF5BB12E54925742C0008050A?OpenDocument)(http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13GS40.nsf/vAdmPBigcategory30/EE0D7A29DE08F8F04925741A0003C1CF?OpenDocument)。なぜ、このタイミングで放映されるのか、気になるところかもしれない。さて、今年度から、「インターフェロン治療の医療費助成」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/080328_josei.html)がスタートした。まずは肝炎検査の推進と肝炎検査後肝疾患診療体制(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/03.html)の確立が急務であろう。肝炎の検査・診療は拠点病院や専門医療機関だけではないはずである。
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年金天引き

2008年04月21日 | Weblog
厚生労働省HPに「長寿医療制度でここがよくなる!!」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/info02d_90.pdf)が掲載された。しかし、先般、日本臨床内科医会から、平成20年度診療報酬改定に対する決議文(http://japha.umin.jp/info/2008/ketugi.htm)が出されている。①後期高齢者診療報酬体系の見直し、②外来管理加算の時間要件撤廃についてである。反論のネット記事(http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/info02d_90.pdf)(http://intmed.exblog.jp/7020079/)(http://intmed.exblog.jp/6989303/)もでている。各地の医師会から懸念が表明(http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/medical_treatment_system/)されており、単なる誤解というわけではないであろう。「ここがよくなる」というだけではなく、もっと正確な記載が必要と感じないでもない。ところで、長寿医療制度と併せて、なぜ、療養病床再編について紹介されないのであろうか。医療療養病床(医療保険)から老人保健施設(介護保険)への転換もあり、平成21年度から、第四期介護保険料の年金天引きの増加が避けられないであろう。被扶養者高齢者の医療保険料は本年10月から年金天引きが始まり、平成21年度から天引き額が増え、平成22年度からは更に増えることが決まっている(http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13GS40.nsf/0/b639d27b3daf98e0492573e9000bf0b9/$FILE/20080207_3shiryou1_1.pdf)(http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13GS40.nsf/0/b639d27b3daf98e0492573e9000bf0b9/$FILE/20080207_3shiryou1_2.pdf)。後期高齢者医療制度は2年毎に保険料改定されることも大きいかもしれない。後期高齢者の方々には今後の年金天引きの増加予定が示されてもよいのではないかと感じないではないところである。
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