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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

どうだろうか、鳩山さん

2010年04月26日 21時23分46秒 | Weblog
 沖縄で、米軍の普天間基地の県外、国外への移設を求める県民集会が開かれたと新聞やテレビが報じていた。沖縄の人は「県外移設では同じ苦しみを与えることになるから、国外に移すべきだ」と話していた。政府の腹案といわれていた鹿児島県の徳之島では大規模な移設反対の島民集会が開かれ、鳩山政権の迷走振りがますますハッキリしてしまった。

 軍事基地を「受け入れましょう」と言うところがあるはずがない。軍人による犯罪被害ばかりでなく、軍事基地なのだから有事の際には当然攻撃の対象になる。命を捨てて基地を受け入れる人はいない。誰もがそう思っているのだから軍事基地など無くせばいいではないか。沖縄も鹿児島もいや日本中が受け入れできないのだから、鳩山政権はハッキリ「出て行ってもらいたい」と言うべきだろう。それで日米安保条約が破綻ということになれば、それはそれで仕方ないだろう。

 みんなが死の恐怖に怯えながら、軍事基地を維持することは馬鹿げている。我が国の借金はもうすぐ1千兆円なると言う。財務省の予測ではこの後の3年間も毎年50兆円を超える税収不足が続くらしい。世界中で税収よりも支出が上回る国家が生まれている。財政破綻国家が続出する勢いだ。食い止めるには支出を減らして、「入るを持って出を制す」という行政の基本に帰らなくてはならないだろう。もう戦争などやっている余裕はないのだから、まず軍事費を無くすことだ。

 それでも財政破綻が続くようなら、1)増税、2)通貨単位の変更(デノミ)、3)ハイパーインフレ(物価の急騰)と、続くようだ。増税や通貨単位の変更は国策として行なうことがあるけれど、それでどうなるかという正確な予想は誰も立てられないようだ。ハイパーインフレも国策と言うよりは経済現象なのかもしれない。いずれにしても、政府の失敗を国民が尻拭いすることになるわけであるし、収入が乏しい人がいっそう苦しい生活を強いられることになる。

 私は、いっそのこと鎌倉時代のように「徳政令」で、借金は全てないものにするというのはどうだろうかと思っている。国債はお金に余裕のある人が買っているのだから、「国債は今日、ただの紙になりました」と決めても、怒る人はいても生活に困るほどではないだろう。ところが、やはり上手をいく人はいるようで、財政破綻したギリシャでは、お金持ちはいち早く国外に脱出したり、保護策を要求したそうだ。そんなことを考えると、数が多い貧しい人々に犠牲を求める方が手っ取り早いと政治家は構想しているのだろうか。

 毎月1,500万円ものお金を受け取っていたのに、「知らなかった」鳩山さんではどう考えても財政破綻を建て直すことは出来ないだろうなと思えてしまう。かくなる上は普天間問題で、「アメリカ軍は出て行っていただきます」ということくらいは言わないと、鳩山政権は何だったのかということになってしまう。どうだろうか、鳩山さん。
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