「今が、一番お散歩にいい季節だね~」と、下鴨神社の境内を歩きながら、ミモロはしみじみと…。
確かに、今、京都は、陽射しこそ、かなり強くなっていますが、まだ涼しく、新緑の木々の間を吹き抜ける風は、本当に爽やかです。特に、朝と夕暮れ時のお散歩は、京都に暮らす喜びを実感するひととき…。
緑が美しい糺の森を抜けてミモロは、下鴨神社の本殿へと向かいます。
下鴨神社は、来年、21年に1度の式年遷宮を迎えます。そのため、新たな白石を敷くための受付が行われています。
500円納めると、石をひとつ奉納できます。
さて、下鴨神社の式年遷宮は、原則21年ごとですが、かつては戦乱や災害などで叶わず30年、50年と間が空いたこともありました。本来の式年遷宮は、伊勢神宮のようにご神体を除く、すべての建物およびさまざまな神具を新しくするのですが、下鴨神社は、長らく遷宮ができなかったことから、幸か不幸か、歴史的重要性を増した本殿2棟は、国宝に、社殿52棟は、重要文化財になっています。そのため、建物の建て替えはできず、修理のための宮移しというのが現状の遷宮なのだそう。
また、世界文化遺産に登録されていることからも、全面的な建て替えはできません。
ちなみに、式年遷宮をきちんと行う伊勢神宮は、内宮も外宮も建物は、国宝や重要文化財ではなく、また世界遺産にもなっていません。これらの指定は、歴史的な遺物としての価値、および変わらないことが原則なのだとか…。
さぁ、中門を通って、本殿に進みましょ…。
下鴨神社は、「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」が正式名称。その名が示すように、上賀茂神社のご祭神、賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)のお母様の玉依姫命(たまよりひめのみこと)と、その父親、つまりおじいさまの賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)をご祭神にお祀りしています。
はい、ミモロもちゃんとお詣りを…。
本殿の前には、干支詣りの言社が7社あり、それぞれ干支ごとに分かれ、大国主命が、7つの別名で祀られています。
あれ、ミモロは、辰年なの?「う~よくわかんないから、はじからお詣りしてるの…、ネコ年があるといいのに…」と、ミモロは、同じネコ仲間の虎に熱心にお詣りしていました。
夕暮れ時は、参拝者も少なく、静かな雰囲気の中で、参拝できます。
本殿そばの売店には、葵祭の様子がわかるビデオが。「これを見ると、葵祭のことがよくわかる…」としばし鑑賞。
現在特別公開しているところも「ここ知ってる…前に見たことあるよね~。神様へのお供え物を調理する神様のお台所でしょ!」中では、お供え物のレプリカや調理用具などが展示されています。
「あー気持ちよかった、なんかすっきりしちゃった…」と、糺の森のお散歩と神様への参拝を終えたミモロ。
気分が落ち込んだ時や、なんか不調を感じたら、ぜひリフレッシュのために、神社などへの参拝を…。
京都に暮らすと、つくづく日本人は、神様や仏様が大好きで、そしてそれらに守られていることを感じます。無宗教という人が多い日本ですが、家には神棚や仏壇があったり、お正月には、神社へ初詣、お盆はお寺へ墓参りなど、実はなかなか信心深い国民なのです。
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