ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都発の弁当箱専門店「Bento&co」。フランス人オーナーのセレクションが素敵・・・

2014-05-21 | お気に入りの品

アーケードの寺町通を六角通で西に進むと、、すぐの南側に、モダンなビルがあります。
  「インテリアショップ?あれ~なんかいろんな箱がある…」ミモロは、興味ひかれるままに、お店の中へ。
店内には、カラフルな箱がいっぱい。
  箱の素材は、いろいろで、木、プラスチック、金物など…「何を入れる箱?」とミモロは、首をかしげます。「もしかして…お弁当?」そう、正解。
ここは、京都発のお弁当箱の専門店。ここにお店ができたのは、2年前のこと。以来、その前を通るたびに、なんとなく気になっていたミモロです。

「キャーかわいい…」
 
カラフルなお弁当箱に、ミモロは、もう夢中…。
 
「いろんな大きさや色があるんだねー」このお店のオーナーは、フランス人の方。店のオリジナルのものをはじめ、国内外からセレクトした品が種類豊富にそろっています。外国人観光客も多数訪れ、日本情緒あふれるお弁当箱を、楽しそうに見ていました。
  

京都では、お弁当というと、「松花堂弁当」や「重箱」などを思い浮かべます。ここに並ぶのは、だれもが気軽にもてる日常のお弁当箱。幼稚園児やOLさんが、毎日使うお弁当箱・・・だから楽しいものがいいですね。

「これもお弁当箱?」きのこの形。
同じ形状でこけしタイプもあります。かわいいだけじゃなくて、中は、弁当の汁がしみ出さないように密閉性にすぐれていたり、夏の暑さにそなえ、蓋の部分に保冷剤が入れられるようになっていたりと、なかなか機能性の面でもすぐれもの。

「これカッコイイ!」 ステンレス製のランチコンテナーは、インドのものだそう。

弁当箱以外に、それを包むもの、お箸、スプーン、ナフキンなども、いろいろ…。
 
ミモロが気になったのは、お弁当を入れるのにぴったりな小さなサイズのバッグ。
フランス製で、すごくしゃれた感じ…お弁当以外にも、ちょっと持ちたくなるネットタイプのバッグです。

「これいいなぁー」ミモロは、レゴを思わせる四角いランチボックスが気に入ったよう…。
「あのーこれください…」「はい、ブロック弁当ですね。」保冷剤も内蔵タイプ。「なんかたくさん入りそうなんだもの…」と。ミモロの場合、形のかわいさと共に、内蔵量が問題のよう…。

店内の壁の什器には、お弁当に必要な醤油やソースなどの容器や、小さな容器、かわいい形のピックなどもたくさん。

お弁当箱の中が楽しくなる品々です。

「これ、化粧品入れるのにもいいんじゃない?」とミモロ。ミモロは、使わない化粧品ですが、確かに液体もこぼれないし、クリームなどを入れるのにちょうどいいサイズです。

「お弁当持って、お出かけしよう…」5月は、屋外でお弁当を食べるのに、ぴったりの季節。さぁ、どこかにお出かけしましょうか。「うん、鴨川沿いもいいし、植物園もいいねぇー」と、ミモロの想像を膨らみます。


*「Bento & co」京都市中京区寺町通六角通西入ル 075-708-2164 12:00~19:00 無休
この会社の店舗は、ここ京都だけですが、販売の多くは、インターネットから全世界に及びます。



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「平安楽市」で出会ったおしゃれな下駄。「創作ゲタ工房 Pokuri」夏にピッタリ。上賀茂にも出店

2014-05-20 | ものづくり

5月の第2土曜日は、ミモロは、必ず近所の岡崎公園で開催される「平安楽市」という手づくり市に出かけます。
5月の楽市で、出会ったのが、ゲタ屋さん。「いままで、見たことなかったよね~」と、興味津々。夏になると浴衣を着る機会が多い京都、ミモロも3枚浴衣を持っていて、祇園祭には、必ず浴衣姿で出かけます。

「洋服で履く下駄」と書かれた看板が下がるテントは、どこか普通の下駄屋さんとは違った雰囲気。

テントの側面には、カラフルな布でできた鼻緒が下がっているのです。
ミモロのワンピースと色違いの布のものも見つけました。

ここ「創作ゲタ工房 Pokuri」は、洋服の布を使った鼻緒が種類豊富。

 
浴衣だけなく、夏、ジーンズやコットンのワンピースなどにもマッチする、素敵な下駄です。

 
下駄本体の木材は、桐をはじめ、杉など。また、下駄のハの形もいろいろそろっていて、本体の種類、スタイルと鼻緒が、自分の好みで組み合わせられるのが、魅力です。

店主の西田ジュンさんは、三重県の伊賀市で、4代続く履物店のご店主。和の下駄から、よりオリジナリティーのある洋の下駄づくりをなさっています。下駄のお店ですから、本体の部分も、ご自分で、加工なさるそう。

「今は、床が滑りやすい素材になっているので、裏には、ゴムを張っています。音もしませんし…いっそう履きやすいと思いますよ」と。

西田さんの下駄は、対面販売のみ。ネットでも販売は、していません。
「お客様の足に合わせて、鼻緒をすげて、いっそう歩きやすいものをお届けしてるんです」ときっぱり。
 テントの奥で、それぞれのお客さんの注文に合わせて、ひとつひとつ鼻緒をすげてゆきます。

「こんなのいいなぁ~」子供向けの小さな下駄…う~ミモロには、それでも大きすぎるみたいねー。「うん、なかなかミモロの足にあった下駄や草履が見つからないのが悩みなの~」と。

「この草履なんですか?」とミモロ。
 
「それは、布を編んで作った室内履き…。洗濯もできますよ…。丈夫に作られているので、もう8年使っているものがありますが、ビクともしません。足裏の刺激になって、おすすめですよ」と。
「子供向けもある…」ということで、一応ミモロもトライ…。

「ヨイショ イチニ、イチニ…」と、公園の草の上を歩きます。「うー疲れた…」やっぱり大きすぎです。「小さいのがあるといいのに…」と、ミモロの夢は、なかなか叶いません。

5月25日の上賀茂手づくり市への出店も決定!

ぜひ、夏の装いにぴったりの、自分好みの下駄を…男性向けもあります。




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5月25日上賀茂手づくり市に出店予定。心和む良質の木のおもちゃや子供向け家具の「tsurufuni」

2014-05-19 | ものづくり


上賀茂神社といえば、葵祭。そして、京都の人が大好きな「上賀茂手づくり市」が、毎月第4日曜日に境内の一角で行われます。
ミモロも、何度も訪れている、大好きな手づくり市。

京都では、今、手づくり市がひとつのブーム。いろいろな場所で、クラフト作家さんたちが出店しています。

毎月第2土曜日には、ミモロの住むご近所の岡崎公園では、「平安楽市」が開催。そこでミモロは、素敵な木のおもちゃに出会いました。

「キャーこれかわいい・・・!」思わず、引き寄せられるように近づいた仮設テントの中には、動物の形をしたフォトフレームが並んでいます。「これ、プレゼントにも喜ばれそう…」

「これは、動物さんのお皿…。丸い角はどこを触っても、なめらか。表面は、植物性オイルを使用しているので、安心。「このお皿で、チキンライスなんかのお子様ランチしたいなぁ~」とミモロ。えーその量で足りるの?

「ねぇ、これで料理の練習するのか?」今度は、木のままごとセットに夢中です。フライパン、お鍋、包丁など、子供が使いやすいサイズです。「なんかインテリアにするのも、おしゃれだと思わない?」と、確かに、子供だけに楽しませるには、もったいない感じ…。大人でも欲しくなってしまいます。

この「tsurufurni」さんは、滋賀県大津市からの出店。木工に携わって10年以上になるという鶴田友道さん。
実は、お父様は、大工さんで、子供のころから、木材がすぐ近くにあったそう。知らず知らずのうちに木の心惹かれ、高校は、木工工芸科へ進み、その後、飛騨高山の家具製造メーカーや奈良で無垢家具製造などを経験して、現在、滋賀県大津市で子供向け家具やカワイイ木のおもちゃを製造しています。

さすが家具職人さんだけあって、木のおもちゃといえども、その完成度の高さに目を見張ります。
ミモロが欲しくなるのもうなずける品。

特に、思わず微笑んでしまうのが、木のままごとの食べ物たち…。
  
ホットケーキ、プリン、アイスクリームと、ミモロが大好きなものばかり。

「これ、ハンバーガーだよー」う、フライドポテトもあります。
「美味しそうなフライドチキンもあるんだよ…」

なす、ニンジン、大根などの野菜も豊富。木の包丁で切ると、ポロリとわかれるように、間にマジックテープや磁石が…。
遊ぶのが、楽しくなるものたちです。

「初めは、自分の娘のために作ったんですが、もう大きくなっちゃって、遊ばなくなりました。でも、下の子は、これからかな?」と、父親の愛情が、こんな素敵な木のおもちゃになったのです。

ここで、見つけた大人向きの品が、ティッシュペーパーのカバーです。
さすが、家具職人さんだけあって、作りも実にすばらしく…。飾りのないシンプルなボックスは、どんなお部屋にも、洗面所にも似合うもの。「和風じゃないところがいい…」とミモロ。
この白木のものは、なかなか素敵・・・思わず購入しました。

鶴田さんのお店は、5月25日の「上賀茂手づくり市」に出店が予定されています。ぜひ、覗いてみてください。大人でも、心弾む品々です。

さぁ、ミモロ、次のお店見に行きましょう…「えーまだ~」と、木のおもちゃから離れないミモロでした。


*「tsurufurni」のお問い合わせは、ホームページからどうぞ。インタネットでの購入も可能です。


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上賀茂神社の摂社「大田神社」。カキツバタの花も、今季は、もう見納めに…。

2014-05-18 | 寺社仏閣

上賀茂神社に「葵祭」を見物に行ったミモロ。行列が到着する前に、「あ、カキツバタ、まだ咲いてるかな?」と、上賀茂神社から徒歩5分ほどの「大田神社」へと、急いで行くことに。


この神社は、上賀茂神社の摂社で、天鈿女命(あめのうずめのみこと)をお祀りしています。

境内脇の池には、天然記念物になっているカキツバタの野生群生があり、毎年、5月上旬に、見事な花を開きます。

「あ、まだ咲いてる…よかった~」

すでに開花の盛りは過ぎて、ややしぼみかけてはいるものの、薄紫色の花が、池一面に広がって、まだまだ清々しい景色が楽しめました。


『神山や大田の沢のかきつばた ふかきたのみは 色みゆらむ』平安時代の歌人、藤原俊成が詠んだ、恋の歌にも、このカキツバタが登場。古くから、ここに自生していたことがうかがえます。

ちなみに、藤原俊成といわば、平安時代末期に編纂された勅撰和歌集「千載和歌集」の編者として知られます。この時代としては、91歳という驚くほどの長寿を誇ります。そのためか、子供は、わかっているだけでも十数名におよび、さらに養子なども育たそう。
その子供の一人が、「小倉百人一首」の編者である藤原定家であり、また、養女となっていますが、実は孫の藤原俊成女は、鎌倉時代に編纂された「新三十六歌仙」などに名を連ねる歌人。まさに俊成の歌人のDNAが、受け継がれてゆきます。


「どうして、この時代にしては、91歳と長寿だったんだろう…?」とミモロ。ほかにも後水尾天皇84歳、親鸞聖人90歳なども、その時代を考えると、かなり長寿です。これらの長寿の方々に共通しているのは、ボケでいないこと。死ぬ間際まで、現役で、仕事もバリバリ…。親鸞聖人など、かなり厳しい生活や多くのストレスを感じていたはずなのに…。恵まれた現代においても、平均寿命を超えています。「DNAが、すごく強いものもってるんじゃないの?」と、わかないことは、なんでもDNAのせいにするミモロ。「俊成を歌人としてもすごいけれど、長生きした人としてもすごい…」と思うミモロです。


さて、話を「大田神社」に戻しましょ。
池に近づくために、柵の入り口で、300円の「カキツバタ育成協力金」を募金箱に入れ、花のそばで鑑賞したミモロ。

「あ、焼餅売ってる~」と、この時期だけの仮設のテントへ。
この地域の名物の焼餅です。
「あれ、かわいいクマちゃん…たくさん買って行ってねー」と、この地域の婦人会の方々。
「あのーおやつに食べるから1個ください…あ、2個」とミモロ。かわいいといわれて思わず2個買うミモロです。

「これ、あんこが美味しいんだよねー」。餅菓子が大好物のミモロ…小さな袋に焼餅を入れてもらい、うれしそう…。

「あ、もう行かなくちゃ…葵祭の行列が、到着するから…バイバイ…」と、手を振りながら、急ぎ上賀茂神社に急ぎました。

*「大田神社」は、上賀茂神社から徒歩5分ほど。


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夏の京都を先駆ける「葵祭」。雨で、グッショリ濡れた雅な行列。参加者も見物人もがんばりました。

2014-05-17 | 祭事・神事・風習

厚い雲が垂れ込める京の町。天候不順を心配されながらも、「葵祭」が今年も開催されました。
ミモロも、午後、上賀茂神社へと向かいました。


「葵祭」は、6世紀、古墳時代の後期、欽明天皇が、飢饉や疫病に見舞われた京都を憂い、勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったのが、起源といわれる、歴史ある祭りです。祇園祭、時代祭とともに京都三大祭のひとつで、毎年、大勢の観光客が訪れ、沿道を埋め尽くします。

朝、京都御所を出発する行列は、下鴨神社を経て、上賀茂神社へと向かう、京都三大祭りの中で、最も長距離を移動する祭りです。

ミモロが、向かったのは上賀茂神社。行列のゴール地点です。そこに到着すると、ミモロは、真っ先に神社の売店へ。そこで、「葵桂」の枝を求めました。
 
「葵祭」は、その名からわかるように、葵の葉を行列に参加する人、いいえ馬や牛も、必ず身に着けています。「やっぱりこのお祭りを見物するなら、葵の葉っぱつけたい…」邪気を払うといわれる葵、芳しい香りを放つ桂の枝に、絡むようにつけられています。葵の葉は、すぐに枯れてしまう繊細なもの。1日たつと、グッタリとした姿になってしまいます。でも、枯れた桂の枝からは、ほんのりと甘い香りが漂い、ミモロは、昨年も、その枝を玄関に飾って、邪気払いをしていました。

「葵桂」の枝をもち、巫女さん姿で、境内を歩くミモロ。
   
「キャーかわいい…」と、周囲の人から声が…。ちょっとうれしそうにしながら、大きな枝を引きずって歩き回っています。

上賀茂神社に行列が、到着するのは、15時半すぎ。まだ少し時間があります。

鳥居から本殿につづく道は、後に行列が通るところ。

両側には、見物席が設置され、またお清めなどを行う場所が用意されています。

見物人のために、「葵祭」にまつわる品々やお守りのブースも。
  

また、鳥居の脇には、検非違使などの人たちが、履き替える履物が用意されて、行列の到着を待っています。


「もうすぐかなぁ~」どんよりとした空からは、ポツポツ雨が落ちてきました。

行列の総勢は、約500人。子供も参加しています。歴史装束をまとった雅な行列にとって、雨は、大切な衣装を濡らすことになります。「人は、濡れても、衣装は濡らすな…」といわれる行列。雨天の場合は、翌日へ順延になりますが、祭りを楽しみに訪れた観光客にとって、順延は、避けたいこと。今年は、雨が予想され、順延になるかも…といわれていました。行列をするかしないかの決定は、朝6時に行われます。今年、決定をする人たちは、さぞや悩んだことでしょう。

下鴨神社までは、雨に降られずに済んだ行列も、どうも上賀茂神社までは、天気がもちそうにありません。

「大丈夫かなぁー」と、ミモロは、鳥居のところで、心配そうに行列の到着を待っています。

やっと行列の姿が見え始めました。この時、雨は、次第に強く降り始め…行列の人も馬もびしょ濡れ…。


艶やかな装飾を施した牛車には、ビニールカバーがかけられています。


祭りの主役、斎王代の姿が。毎年、京都の未婚の女性が選ばれる斎王代、今年は、和菓子の老舗「老松」のお嬢様、20歳の大学生、太田梨紗子さんがその大役を担います。乗った輿にも、雨が…。
「あ、傘さしてる…」行列では、日傘をさすことはあっても、命婦たちの雨傘姿は、めったに見られません。


行列に参加する人たちの草履も草鞋も、そして足袋も、雨でグッショリと濡れています。

下鴨神社出発を危ぶむ声もあった行列…。「祭りの後始末大変そうだね~」とミモロ。そう衣装を乾燥させ、修復するのに手間がかかりそう…。ほかのイベントと違い、神事である「葵祭」。中断は、なかなか難しいことなのかも…。

「みんな風邪ひかないようにねー」傘の下から、行列の参加者を気づかうミモロでした。

上賀茂神社に到着した行列は、それから、社頭儀など、さまざまな神事を行い、終了は、18時すぎに…。


終了間際から、青空が見えてきました。参加する人も、見物する人も、びっしょり濡れた今年の「葵祭」でした。


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