ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

上賀茂神社の摂社「大田神社」。カキツバタの花も、今季は、もう見納めに…。

2014-05-18 | 寺社仏閣

上賀茂神社に「葵祭」を見物に行ったミモロ。行列が到着する前に、「あ、カキツバタ、まだ咲いてるかな?」と、上賀茂神社から徒歩5分ほどの「大田神社」へと、急いで行くことに。


この神社は、上賀茂神社の摂社で、天鈿女命(あめのうずめのみこと)をお祀りしています。

境内脇の池には、天然記念物になっているカキツバタの野生群生があり、毎年、5月上旬に、見事な花を開きます。

「あ、まだ咲いてる…よかった~」

すでに開花の盛りは過ぎて、ややしぼみかけてはいるものの、薄紫色の花が、池一面に広がって、まだまだ清々しい景色が楽しめました。


『神山や大田の沢のかきつばた ふかきたのみは 色みゆらむ』平安時代の歌人、藤原俊成が詠んだ、恋の歌にも、このカキツバタが登場。古くから、ここに自生していたことがうかがえます。

ちなみに、藤原俊成といわば、平安時代末期に編纂された勅撰和歌集「千載和歌集」の編者として知られます。この時代としては、91歳という驚くほどの長寿を誇ります。そのためか、子供は、わかっているだけでも十数名におよび、さらに養子なども育たそう。
その子供の一人が、「小倉百人一首」の編者である藤原定家であり、また、養女となっていますが、実は孫の藤原俊成女は、鎌倉時代に編纂された「新三十六歌仙」などに名を連ねる歌人。まさに俊成の歌人のDNAが、受け継がれてゆきます。


「どうして、この時代にしては、91歳と長寿だったんだろう…?」とミモロ。ほかにも後水尾天皇84歳、親鸞聖人90歳なども、その時代を考えると、かなり長寿です。これらの長寿の方々に共通しているのは、ボケでいないこと。死ぬ間際まで、現役で、仕事もバリバリ…。親鸞聖人など、かなり厳しい生活や多くのストレスを感じていたはずなのに…。恵まれた現代においても、平均寿命を超えています。「DNAが、すごく強いものもってるんじゃないの?」と、わかないことは、なんでもDNAのせいにするミモロ。「俊成を歌人としてもすごいけれど、長生きした人としてもすごい…」と思うミモロです。


さて、話を「大田神社」に戻しましょ。
池に近づくために、柵の入り口で、300円の「カキツバタ育成協力金」を募金箱に入れ、花のそばで鑑賞したミモロ。

「あ、焼餅売ってる~」と、この時期だけの仮設のテントへ。
この地域の名物の焼餅です。
「あれ、かわいいクマちゃん…たくさん買って行ってねー」と、この地域の婦人会の方々。
「あのーおやつに食べるから1個ください…あ、2個」とミモロ。かわいいといわれて思わず2個買うミモロです。

「これ、あんこが美味しいんだよねー」。餅菓子が大好物のミモロ…小さな袋に焼餅を入れてもらい、うれしそう…。

「あ、もう行かなくちゃ…葵祭の行列が、到着するから…バイバイ…」と、手を振りながら、急ぎ上賀茂神社に急ぎました。

*「大田神社」は、上賀茂神社から徒歩5分ほど。


人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~。ミモロでした…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする