「うわ~なんて素晴らしいお庭なんだろ!」とミモロが感激した庭は、「東福寺塔頭 光明院」にあります。

「東福寺」の南門から続く道をさらに南へ進んだところにある「光明院」。明徳2年(1391)、室町時代の初頭に、金山明昶(かなやまみんしょう)によって創建されました。

「ここのお寺、参拝したことないね~」というミモロ。この日、初めて訪れたのです。
山門から石畳に沿って奥へと進みます。

石畳のそばには、白砂の波紋の美しい「雲嶺庭」が…

そして、石畳の先には、「摩利支天」が鎮座なさっています。

「ここがお玄関…」とミモロは、中へ進みます。

そこで靴を脱いで上がるのですが…「土間の模様が素敵…」と、そこに敷かれた石の形に注目。

「なんか素敵そうなお寺だね~」と玄関の雰囲気からすでにそう思うミモロでした。
建物の奥へと進むと…そこに庭が…

「うわ~」とミモロからこぼれた声…。
そこには、広々とした石庭が広がっているではありませんか。

この庭は、昭和の作庭家 重森三玲により、昭和14年に「東福寺方丈庭園」とともに造られた枯山水庭園で、苔と砂の調和の巧みさが見る人を魅了する主庭「波心庭」です。
大海を表す白砂に、三尊を象った大きな石が浮かびます。
「東福寺方丈庭園」とは趣を異にした平安式の州浜型と言われる広々とした海原が目の前に広がる景色です。

「なんてすごいお庭なんだろ…」と、その景色を前に、言葉も少ないミモロです。
京都には、重森三玲作の庭がいろいろあり、それぞれの異なる趣を湛えていますが、ここは、その中でもダイナミックな庭。敷地の広さだけなく、その背景に茂る木々が、なんとも雄大な景色を作っています。

「苔と砂」の調和の見事さに加え、春はサツキやツツジが周囲を彩るそう。
「来年は、もっと早い時期に来て、その景色みたいね~」というミモロです。
庭をいろいろな場所から眺め、それに飽きることがありません。
さて、ここで訪れる人を魅了するのは、庭だけでなく建物も…

昭和32年に重森三玲が設計した茶亭「羅月庵(らげつあん)」です。
ここは、月をモチーフにしており、窓など建物の随所に月が…

「この和室もいいね~」

庭に面した障子から外の景色を楽しみます。

何でも東から昇る月を愉しむ趣向になっているのだそう。
庭に注ぐ月の光…まさに「光明院」の名にふさわしい景色がそこにあるのでしょう。
爽やかな風に吹かれながら、ミモロは、じっと庭を見つめ続けます。

「ここにしばらくいてもいい?」とミモロ。はい、どうぞ好きなだけ静かな時を過ごしてください…
「東福寺」を訪れたら、ぜひ参拝したい塔頭のひとつです。
ここでは、さまざまなアートイベントなども開催されます。それも楽しみになりそう。
*「東福寺塔頭 光明院」の詳しい情報はホームページで
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