「わ~素敵~木の温もりがいいなぁ~」とミモロが思う木の器たち。
滋賀県高島市朽木で出会った品々です。ランチを頂いた昭和レトロの洋館「丸八百貨店」のすぐ近くにあるお店。「あの~見せて頂いていいですか?」とご店主であり、木地師で、木工作家の澤田さんにご挨拶。
「はい、どうぞ~木くずがいっぱいありますから、汚れないようにね~」と、ミモロのことを気遣ってくださいました。
工房である建物の入口に並ぶ木の器。
いずれも木肌が美しい、まさに自然の風合いがそのままの姿です。ケヤキをメインに柿や黒檀など、削るのがむずかしい素材も。表面は、漆ではなく、現代の暮らしに使いやすいようにウレタン加工で、丈夫さと木肌の美しさを供えた加工がなされています。
澤田さんは、朽木の出身。高齢化が進み、以前のような活気が失われつつある地元の活性化にも尽力なさっています。以前は、朽木を離れ、仕事をなさっていたそうですが、再び朽木に戻り、豊かな山の木々や古民家の木材などを大切にしたいという思いから、木工を学び、独自の方法で作品を作っています。
「なんか不思議~」とミモロが気づいたのは、マグカップ。
「そう、持ち手の部分が本体と一体化してるでしょ!」と澤田さん。「え~どうやって作るの?」と首をかしげるミモロ。「う~説明むずかしい…」このカップは、訪れた外国の方も注目した品。
澤田さんの器は、なんともフォルムが美しい…
微妙なカーブは、木挽きという技法では、かなり高度なものなのだと…
ミモロは、そんな器に興味津々…「ここで作るの?」と工房へ近づきます。
「木くずだらけになりますよ~」と言われても、鼻をくすぐる木の香りが大好きなミモロです。
「ミモロ、木の器大好きで、家もよく使ってるんです」と。そう、熱伝導率が低い木製の器は、温かいものは冷めず、また縁の口当たりも優しいのです。
「カトラリーもいいね~」と。ミモロも家でスプーンを愛用しています。熱いスープを飲むときも、口元に優しく、熱さが伝わらないので、ネコ舌のミモロもフーフーすれば大丈夫…。
「木工好きなんですね~よかったら、6月28日から30日に「森の工芸市」が奥永源寺の森であるんですよ~」と。
「あの~奥永源寺ってどこですか?」と、まだまだ関西エリアの地理に疎いミモロ。地図を見ると、三重県に近いエリアだと知りました。東近江市で、この辺りは、昔から木地師の里だったそう。「行きたいけど…ちょっと遠いかも…でも、竜王アウトレットは何度か行ってるし、そこからもうひと頑張りすれば着けるんだ~」と思うミモロでした。いろいろなワークショップも行われ、楽しそうです。
すっかり澤田さんの作品に心惹かれたミモロでした。
朽木で育った澤田さん。「この町は、昔からいろいろな工夫がされているところなんです。町の姿をよく見るとわかりますよ」と。
そこで、教えて頂いた朽木の町の工夫を見ていくことに…「いろいろありがとうございました~またね~」と手を振ってお別れし、町歩きを続けるミモロです。
*「木挽き 太郎五郎」滋賀県高島市朽木雲洞谷1391 ☎080-1527-6205
*ミモロのブログは「はてなブログ」でもアップしています。
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより人気ブログランキング
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで