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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京の都と若狭を結ぶ鯖街道の宿場町「朽木」。室町時代の庭園が物語る歴史。足利将軍家とのゆかりも深い「興聖寺」

2025-06-17 | 滋賀県

「京都から車で1時間半…なんかはるばる来た感じ~」とミモロが眺めるのは、滋賀県朽木の景色。

京の都と日本海側の若狭を結ぶ街道は、昔から「鯖街道」と言われ、若狭で水揚げされた鯖に塩をふり、京の町まで行商人が運んだ道。「ちょうど京都につくころ、美味しい塩加減になってるんだって~」今も、国道367号には、鯖鮨の店が多く見られます。

ミモロが訪れた「朽木」は、滋賀県高島市の西の山の中。東は、琵琶湖の安曇川など広々と湖が広がる地域に…。「もう少し北に行けば、福井県なんだ~」と地図を見て…。そう、このエリアは、京都府、滋賀県、福井県の県境に当たります。

ここ朽木は、古くから佐々木氏が地頭として治めていた場所。交通の要所でもあり、足利将軍家をはじめ、織田信長など多くの武将が、朽木氏を頼みに、この地に訪れたそう。

朽木に来たのは、初めてのミモロ。町の南側にある古刹、曹洞宗「興聖寺」へ、まず向かいます。

 「なんか歴史を感じるお寺だね~」と言いながら、参道を進みます。

なんでもこのお寺は、鎌倉時代、この地の守護の佐々木信綱が、曹洞宗開祖の道元禅師を訪ね、一族の供養のための寺を建立することに。ちなみに佐々木信綱は、宇多天皇の直系で、その曾孫から朽木と名を改め、明治まで続きます。境内には、国の名勝に指定されている「旧秀隣寺庭園」があります。

武将たちの反乱など、世情が不安な室町時代に12代将軍 足利義晴および13代将軍義輝が、朽木氏を頼って、この地に数年滞在。その折、作られたのが、銀閣寺の庭園をもとにした「旧秀隣寺庭園」です。

「自然な感じのお庭だね~大きな椿の木が有名なんだって~」と解説を見たミモロです。

このお寺は、細川家とのゆかりも深く、細川幽斎は、足利義輝に仕え、ここに数年滞在したそう。そしてここで生まれたのが、細川忠興で、後にガラシャの夫となります。「なんか今年、細川ガラシャさんと縁があるところによく行ってる~」と思うミモロ。

さぁ、本堂に参拝しましょう。

 

「あの~参拝できますか?」とお寺に声を掛けると、「はい、どうぞ~本堂へ」と案内されました。拝観料500円を納め中へ‥

「わ~立派~ですね~」とミモロ。ご本尊は、木造釈迦如来坐像で、平安時代の作で、国の重要文化財です。

「どうぞ近くで参拝なさってください~」と。そこで階段を上がってご本尊の前へ…

「ホントに、いいお姿…」とすぐそばで拝ませていただきました。

本堂には、ほかに不動明王像など時を纏った仏像が…「さすが歴史あるお寺だね~」と、感激したミモロです。

静寂が包むお寺…「朽木」という町のことをもっと知るために、さぁ、町へ行きましょう。

*「興聖寺」滋賀県高島市朽木岩瀬374 ☎0740-38ー2103

 

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